News in Brief (6 July 2023) メモ #37

今回のニュースは、スーダンにおける紛争によって300万人近くが避難民になっているという内容。

国連移住機関 (International Organization for Migration, or IOM) による報告によれば、スーダンでの紛争 (the conflict in Sudan) によって、300万人近くの人々が国内避難の状態にあり (be displaced internally)、また、国境を超えている (across borders) そうです。

IOMによれば、220万人以上の国内避難民のうち、ほとんどが ハルツーム (Khartoum) や ダルフール (Darfur) から北部の州 (Northern state)、ナイル川 (River Nile)、西ダルフール (West Darfur) や 白ナイル (White Nile) へ避難しているとのこと。

位置関係はこんな感じですね。

https://www.worldatlas.com/maps/sudan

ナイル川 (the Nile) はスーダンを縦断している大河ですが、首都ハルツームはちょうど青ナイル (the Blue Nile) と白ナイル (the White Nile) が合流する地点にあります。前者は、エチオピアのタナ湖 (Lake Tana)が源流 (the source)で、後者はケニア、タンザニア、ウガンダの国境にあるビクトリア湖 (Lake Victoria) から来ています。新種の魚が生まれるペースが速いことから「ダーウィンの箱庭」(Darwin's Dreampond) とも呼ばれているそうです (これは本のタイトルなので通じないかもですが)。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol59/index.html

地図ではこんな感じですね。

避難民 (the displaced) への食料、保険サービスへのアクセス (health services)、必要な支援物資 (essential relief items) が決定的に不足している (remain critically lacking) と警告していました。

スーダン人とそこに暮らしていた避難民 (refugees)を合わせて約70万人もの人々が、近隣諸国へ逃亡している (flee to neighbouring countries) そうです。

その大半 (the vast majority) は、エジプト、次いでチャド (Chad)、南スーダン (South Sudan)、中央アフリカ共和国 (the Central African Republic)、エチオピア (Ethiopia) へ逃げていると報告されています。

IOMは、チャド東部での人道支援のニーズ (humanitarian needs) は記録的なレベルになっている (reach record levels) とのこと。移動中の人々 (people on the move) への食料、水やシェルター、長期的な解決策 (durable solutions) が緊急に必要とされている (be urgently required) と述べていました。

ここ数週間で (over the past weeks)、スーダン人の難民 (Sudanese refugees) やチャド人の帰還民 (Chadian returnees) は、高い割合で (at a high rate) チャド東部に流れているそうです。これは、ダルフールでの暴力の激化 (the escalation of violence) から逃れているためだそうです。

元記事URL

https://news.un.org/en/audio/2023/07/1138417

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