気候変動政府間パネル (Intergovernmental Panel on Climate Change, or IPCC) が温暖化の脅威 (the threat of warming) を過剰に述べる (overstate) ことを警告したという記事。
IPCC とは以下のような機関です。
2023年7月25日から28日にかけてケニア共和国・首都ナイロビで、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第59回総会」が開催されたそうです。そこで新たにJim Skea氏がIPCCの議長 (head)に任命され、“The world won’t end if it warms by more than 1.5 degrees.” とメッセージを述べていました。
温暖化を1.5度に制限する目標を重視過ぎないよう (put too much value on the target of limiting global warming to 1.5 degrees Celsius)警告がなされていました。国連の見通しでは、各国の現在のコミットメントはこの目標に足りていない (countries’ current commitments are likely to fall short of this goal) とされているなかで意外な対応です。
世界の気温 (global temperatures) が1.5度より高くなっても落胆する必要などなく、新たな手法が気候変動の影響を弱めつつある (weaken the impacts of climate change) ので、楽観的な見方するよう勧めていました (encourage optimism)。
記事内では 1.5度の制限目標は Armageddon message と揶揄されており、これを過剰に伝えれば (over-communicate) 、人々は麻痺し (paralyze)、解決策に目を向けられなくなる (prevent peaple from looking to solutions) と懸念されていました。