News in Brief (7 June 2023) メモ #16

今日は1つだけ。気候変動 (climate change) や食糧安全保障 (food security)、貧困 (poverty) など様々な国際問題があるけれども、海を検討することなしに解決できる問題はないという記事。

食料安全保障についてはこちらの資料を参照。

最初の英文が英文解釈向きの構造でしたね。

There is not a single global problem today, be it climate change, food security or poverty, that can be solved without considering the ocean as part of the solution.

be it ... の箇所はいわゆる仮定法現在ですね。Home! Sweet Home ! という歌に Be it ever so humble, there's no place like home. という一節がありますが、それと同じです。

なぜ海の話かというと、上の文は、国連食糧農業機関 (the UN’s Food and Agriculture Organization) が世界海洋デー (World Oceans Day) に先駆けて出したメッセージだからです。

FAOについてはこちらを参照。

世界海洋デーのページはこちら

このページによれば、毎年テーマがあるらしく、今年のテーマは Tides are Changing だそうです。

海は世界中の人々のための主要なタンパク源 (the main source of protein) で、増えつつある世界人口 (the growing global population) の食料に大きくかかわっています。

国連食糧農業機関 (FAO) 水産養殖政策資源部長のマヌエル・バランジ氏 (Manuel Barange, FAO’s Director of Fisheries and Aquaculture Policy and Resources) は、魚や水生植物 (aquatic plants) を養殖する水産養殖 (aquaculture) の急速な発展についてコメントしていました。

30、40年前には実質ゼロ (virtually zero) といってもおかしくない数だったのですが、今では捕獲漁業と同じくらいの生産量 (virtually the same production as capture fisheries) になっているそうです。

FAOは、飢餓 (hunger) や栄養不足 (malnutrition) の解決策のひとつとして、Blue Transformation Initiative という計画を主導者として進めています (spearhead)。これは水産物 (aquatic foods)の生産を促進するものだそうです。

Blue Transformation Initiative についてはこちら

この計画は、漁業 (fisheries) が効率的にそして持続可能な形で運営され (be managed effectively and sustainably)、海産物のバリューチェーン (the value chain of aquatic foods) を消費者にとって透明性のある (be transparent to the consumer) ものにしていくことを保証するものだそうです。

バリューチェーンについてはこちらを参照。

漁業や養殖で生計を立てている (depend on fisheries and aquaculture for one's livelihoods) 人々は約6億人もいるそうです。

depend on 仕事 for one's livelihoods は「仕事で生計を立てる」ですね。

元記事URL


https://news.un.org/en/audio/2023/06/1137427


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