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野球部を雇ってください⑥野球部の弱点

これまで出版用と名付けて進めてきたこのシリーズですが、
なんと第6章の野球部の弱点にまで進んできました。

これまでのシリーズはこちらです。

野球部を雇ってほしい。
野球部だけでなくても野球部をぜひ推して頂きたい。

しかし、この世に完璧な人間などいなく、むしろそれを理解できること自体も野球部のいいところではないかとも綴ってきました。
ここでは野球部がどのように完璧でないかをご理解頂くことで、逆に野球部の採用方法を考えてもらうきっかけになると思う。

1.ピッチャーには気をつけよう

「高校時代は野球をやってました!」

「お、野球やってたんですね。」

となった後に一つ確認しておいて欲しいことがある。

ポジションの確認だ。

どのスポーツでもそうかもしれないが、ポジションによって性格がものすごい偏りがあると思う。むしろ性格がそのポジションに合うからこそ成功するパターンもあるし、そのポジションにどんどん染まっていくことも多々ある。

会社やコミュニティでも同じだと思う。
バックオフィスで働きたい人や対外で働くのが得意な人やプロジェクトを進めたい人やチーム自体にフォーカスしたい人など、それぞれ不向きがあると思うが知らない間にそのポジションや役割の雰囲気に染まっていくことがあるのではないだろうか?

それを見極めることは野球のポジションから大体は可能だと思います。

取り敢えず

取り敢えずキャッチャーとセカンドは雇いましょう。
野球の中でも頭を使うと言われており守備ではやはり中心です。
相手のこと自軍のこと、またその時々で守備のサインを出すなど、
分析力や指揮力に優れていると思いますし、細かいことに目が届く。

逆にちょっと気をつけろよというポジションは、まずはピッチャーです。
花形であるが故に自己主張がかなり強いのが特徴になります。
むしろ自己が強くないとできないポジションでもあるが故に花形のポジションなのだと思います。そりゃ自分が投げる球で試合が始まって終わるわけなのでメンタル的には頑固にならないといけないだろう。
僕のチームのエースは何を言っても白けるという魔法を持っており、
部室での絡みなどのスベリの90%は彼から生まれたものであったが、
白けた後に僕と漫才をした相方に必ず肩にパンチをし、
僕の相方はそれを真正面を向きながら全くの真顔でやり過ごすことで笑いに変えないといけないほどのエースのエレガンス。
もしかすると自分でどんどん開拓していくようなポジションとかは向いているのでないかと思う。

あと外野を守っていたと言われた場合は必ず外野の中でもどのポジションなのかを確認しましょう。
センターはOKです。ライトもある程度いいと思います。
レフトの場合は打順を聞いて下位打線の場合は残念ながらやめましょう。笑
超なんとなくですがレフトは守備の中でもある程度重みの少ないところに関わらず下位打線ということはそれなりの理由があるはずです。

「あ、外野やってたんですね!ちなみにどこを一番守ってたんですか?」
「あ、レフトでした。」
「おお、ちなみに打順は?」
「いつもは7番とか8番ぐらいですかね。」
「不採用です。」

この流れで大丈夫です。

コーチャーは

正直にレギュラーではなくコーチャーをやっていたと答えてくれた方は、
200%優秀です。絶対雇ってください。
コーチャーに間違いはありません。
表で褒められることがないのにやってるのですから、彼らはすごいです。

2. 野球部過多のチームには出来ない。

吹奏楽部やダンス部など一緒に何かを作り上げるということができる人たちは本当にすごいと思う。
皆で決めた流れや「完璧なもの」を求めて皆で取り組むことは簡単ではないし、陸上部のように淡々と今の自分に対して取り組むことも素晴らしいことであり簡単ではない。

ただ、野球部がみんな一緒になるとそういった陸上部のバトンなどを使って全く意味のないイノベーションが起こってしまう。

貴社で上記のようなイノベーションを起こしたい場合はぜひ野球部を集めて頂きたい。

恐らくですが、野球は(サッカーなどもそうだが)かなり対外の接点が大きく、相手のピッチャーに対してどうするかや相手のミスにどうつけ込むか、「相手が嫌なことをすることをする選手」が賞賛されたりするスポーツなことから、基本自分には優しい。あと単純に貴社内でのギャグがどんどんエスカレートする可能性があるため自分は馬鹿にされるものだと思って雇う必要性は根本的にあると思います。

3 カリスマは少ない

なんとなくイメージされるのではないかと思うが、カリスマと呼ばれるぐらいのカリスマは野球部ではあまり居ないんじゃないかと思う。
長嶋茂雄さん、イチロー、BIGBOSSなどは有名ですが、野球の中でのカリスマであり、何故か特別カリスマ性やセンスだけで生きているイメージはない。実際ここの御三方は恐らく誰よりも練習されていたことが知られていないだけである。(イチローに関してはやばい)

これを書いていて気づいたが世の中で言われているカリスマな人ほど努力しているんだと思い、これは弱点ではありませんが、
野球部は基本はオシャレやスターな外見をではないし、女性目線を持つことがサッカー部やバスケ部よりも低いことから、女性からの人気や、むしろ女性に対する人気商品を出したいなどが目標の場合は、野球のポジション関係なく避けた方がいいと思います。
それでもコーチャーは雇ったほうが良い。#コーチャー最強

この3点だけである。
どうだろうか。
野球部は雇いたくないだろうか。


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