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イノベーションはち〇こから。 高校野球の部室


*かなり下の内容を含みます。ちょっと無理な方は読まないで欲しい


僕たちの部室

野球部やサッカー部の部室は馬鹿みたいに盛り上がる。

バスケ部が一番怪しいことをしてそうだと思うのは僕だけだろうか
なんかこう、真っ直ぐにふざけるのではなく、捻ったことをしてるイメージ

野球部がナルトなら バスケ部は大蛇丸なイメージ
野球部のノリは真っ直ぐすぎてエグい時がある。

僕たちの部室は楽しかった。
むしろ楽しくないとやっていけない程の辛さでもあったし、
みんな酔ってるんじゃないかと思うほどふざけていた。

僕の隣の席だったナカジマ君は服を脱ぐのが好きだった。
脱がないとやってられない、というより服を脱ぐ状態が普通だった。

ナカジマ君の服を脱いでいる状態は上半身だけでなかった。
下半身も裸で彼のバットが見えていた。
僕たちの中では”バット”はゼッパ(Zett Power)と名付けられていた。

https://zettshop.net/itemdetail/z/bat20082--5301


加えて彼は目立つのが好きだった。
みんなが彼を煽ると彼はパンツを迷わずに降ろした。
去年Zoomで野球部で飲んだ時、一晩中彼のバットが披露されていた。
彼を例えると高校生になった野球が詳しい5歳児だ。

陸上部ごめんなさい

僕たちの部室は、陸上部と出口が同じであり、しかも場所を分けているのは段ボールの壁のみ。

要するに陸上部がいないときは陸上部の部室を使って良いのだ。
(完全にこちらのルール、中国並みの支配感覚)

遊戯王大会もして良いのだ。
ダンベルも使って良いのだ。
5 cmずつこっちの敷地を広めて陸上部の範囲がいつもの半分以下になって陸上部の先生が来て半笑いで「お前らこれはやりすぎだろ」という言うまで使って良いのだ。言われた後、一回戻してまた広げ直して良いのだ。

僕たちが自分たちの部室を手に入れてすぐのある日、

僕たちは盛り上がった。

Nakajima君のゼッパで盛り上がった。

いつもは彼が裸で本物のバットをスウィングするだけで、
インコースのボールを振るとち◯こはそっちに動くのかーとか
アウトコースを振るとそっちに動くのかーとか、そんなことで
面白いのに、その日はみんなが気が更に昂っていた。

恐らく次の日が休みだったのではと振り返って思う。

このゼッパをどうすればもっと面白く出来るか。。
どうすればもっと楽しめるのか。


Nakajima君のゼッパがみんなのゼッパになった時、
誰かが超イノベーションを起こした。

陸上部のハンガーの吊るすフック状の方を使って、彼のゼッパ(ち◯こ)を下から上に吊るすというスティーブ・ジョブズでも思いつかない事を始め、
ハンガー史上でも稀な使われ方、彼のゼッパもびっくりしている。
これはホリエモンがいう、掛け算の法則を使った、普段合わない二つを掛け算し、新しいものを生み出す方法だ。

それはもう面白かった。死ぬほどに笑った。
ハンガーに吊るされるち◯こがあるのだ。

誰かが思いついた。

ハンガーじゃなくて陸上部のバトンはどうだ?と。
ものすごい速さのトライアンドエラーである。これこそホリエモンが求める日本の競争力であるが、ここでは収益やマーケティングは関係ない。
ただ世界の小さな一室で起きている奇跡だ。

陸上部のバトンをゼッパのバットカバーにした。
(もうご想像にお任せします。)
なぜかバトンがバットのカバーになっているのだ。
陸上部というよりそのバトンが気の毒でしかたい。

どんな顔をするのかと、Nakajima君の顔を見ると
嬉しそうにニターっと笑っていた。
それは楽しいはずだ。
自分のち◯こがイノベーションのプラットフォームになっているのだから。
恐らくGoogleを作ったラリーページも同じ快楽に浸っていただろう。
それかバトンがひんやりしていて気持ち良かったのか。

長く、綺麗な形だからか、
Nakajima君のバットにみんなが歓喜していたのはなぜだったのだろう。
それは彼自身がバッドに自信を持っていたからに違いないだろう。

とにかく、陸上部、すみませんでした。

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