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野球部を雇ってください。[出版用]③Team Workの熟知

皆さんは、会社で働くということはどういうことと思われているだろうか。

僕の考えは

一人でできない良いことをみんなで集まってやろう

です。

もしかしたらちょっとそこの若い君、そんなに甘くないよと思われる方もいられるかもしれませんが、実際はこれにつきますし、自分が良いこと(物やサービスの提供)をしているという認識がないならそれは確認、再認識が必要だし、みんなで集まってやろうという認識がないならそれは到底効率の良い仕事ができていないか、または良い職場にいないと思われる。それか良いリーダーがいないか。

一人でできない良いことをみんなで集まってやろう

これがチームワークの根源だと思う。
リモートであっても企業が大きく部署が大きく分別されていても、結局なんでみんながいるのかというと、その人がいないと会社が回らないからだ。
(ちなみにこれを書いてい部署唯一日本語を話す僕は、もっと給料が高くて良いとちょっと思った。ちょっとだけ)
もっと言うとあなたがいるから楽しいこと組織になって、ちゃんとした会議になって、もっと良いものが提供できるようになるからだ。

そして野球部の皆さんには職種問わずにこう言ったことを認識できる職場に就職して欲しいし、そう言ったことを社員が認識できる良好な企業の皆様には是非とも野球部を雇って欲しい。

野球はすごいチームスポーツであり、一人ではできない目標を皆で成し遂げるということに向けて努力することに長けていると思う。
(そんな理由で練習してねぇと思う君、分かる!分かるけどちょっとだけ読んで!お願い!)

自分がトレーニングするのは色々な理由があると思う。
・チームの足を引っ張らないため(僕がこれでした)
・単純に自分の成長のため
・チームを引っ張るため、相手に対抗するため
・親が言うから
などなど、でもどれも間接的であってもチームのためになるのだ。
次のヒット、次のゴロ処理、次の声かけがチームの目標につながる。

もっと複雑な先輩、後輩の関係の中で自分が今どういう立ち位置なのかを弁える練習も盛んに繰り返している。毎日だ。
先輩を差し終えてレギュラーを取った後輩や、
逆に後輩にレギュラーを取られた先輩、
ずっと三年までベンチに入れなかった最高学年や、
一年からベンチに入るスター的な後輩、
みんなそれぞれの立場に沿った行動や発言が必要とされる。

ちなみに「殺すぞ」と言ってきた先輩はその時単に怒ってただけだと思う。
めちゃめちゃ怖かった。完全なるレギュラーの選手に対してコップで対抗した僕が馬鹿だった。先輩に聞いたら忘れているらしい。恐ろしい。


そしてチームに徹することのかっこよさも知っている。

それがゲームの中にもちゃんと組み込まれているからだ。

「犠牲フライ」「送りバント」「カバーリング」

でもどんなにレギュラーで”偉い”とされている選手や監督でさえ、
ベンチに外れグラウンド整備をするだけの選手がいないと強くなれないと知っている。僕の高校では後輩であっても整備をしてくれた人たちに礼をしていた。

もちろん高校野球児の皆さんは

一人でできない良いことをみんなで集まってやろう

なんて綺麗な言葉が全ての原動力になっていないかもしれない。
カバーリングに行くのは怒られるから、
整備員に礼をするのはそう決まっているから、
トイレをちゃんと掃除するのはなぜかそう決まっているし、たまに遠征に来た他の高校が汚く使いやがるから、など思っているかもしれない。
「着替え終わりました!」と監督に言ったら自分が着替えてなかった僕のキャプテンもそうだ。とりあえずその場を切り抜けようと、
「あれ?俺は?」と思ったらしい。

今はそれで良いと思う。
でも会社に入って、会社というものがどういうものなのかを理解した時に本当に全てが意味を持っていたと分かる時がくると思う。僕は、チームの「全国制覇」という目標はあまりにも高すぎたという反省もしている。「県でベスト4」を掲げていたら、もしかしたら今頃母校は甲子園に出ていたかもしれない。そう言った感想も含め、

チームとは何か
チームプレーのかっこよさ
目標達成に向けた努力

を淡々と経験値として日々積み重ねている。
野球部のみんなには、一言!

「目標に向かって頑張れ!」

そして事業の皆様にも一言!

「良い企業であれば尚更野球部を雇って欲しい!」

知識なんて勉強すれば身につくけど、チームワークはそうはいかない!

前回まで


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