『きみトリ』ご感想 〜年齢で差別せずに、向き合おうとしてくれている
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者の舟之川聖子です。
年に何度か文通している私の友人・フジさんから、お手紙で『きみトリ』の感想をいただきました。許可を得て紹介します。
『きみトリ』、いろんなところからランダムに読んでいます。
参考文献や映画がついているのもうれしいです。
自分の中・高校生時代を振り返ってみると、「とにかく受験勉強!」だったり、学校(大人)の言うことにただ従っていたり(いい子でいないと……のプレッシャーもあった)、大人が条件付きでないと私をちゃんと扱ってくれないと感じていたことなどを思い出しました。
議論とかできなかったな、大人と。
私の未熟さや子どもだから考えが浅いところもあり、そこを突かれるとどうしようもなく恥ずかしかったりもしました。
『きみトリ』は、読者を年齢で差別せずに(このことばが正しいのかはちょっと自信ないですが……)、向き合おうとしてくれていると感じます。子どもも若い人も、みんなちゃんと扱われる権利があるし、大人はそうすべきだとの思いを強くしました。
フジさん、ありがとうございます。
中学生、高校生の頃の気持ちを思い出して書いてくださったんですね。
私も当時は大人は遠い存在のように思っていたなぁと思い出しました。議論とか、考えられなかったな。だいたい言い負かされて嫌な思いをする感じ。
何人かの、「この人はわかってくれる気がする」という大人たちや、本や映画、美術作品を通して社会や世界を見せてくれる大人たちのおかげで、なんとか大人になることに絶望せずにいられていたのかもしれません。
自分が大人になってみて、「未熟さ」を「突い」て相手に恥をかかせるようなことを繰り返していたなと思ってドキッとしました。相手が子どもだったり、自分より年齢が下だったり、そのことについて知識や経験が少なかったりするときに。
自分の中に差別したい心があることに気づいて、それはどこからくるのか、「未熟さ」を捉え直したり、言い換えたりしていきたいです。
感想を聞かせてくださって、ありがとうございました。
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