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言葉がなくても、伝わるもの。

YouTubeで流れてきたCMを、久々にスキップせずに全て見てしまいました。

淡々と、新入社員2人の姿が描かれていく3分間。
でも、登場人物の感情は、ありありと伝わってくるものがあって、
なんだか目を離せない、ひとつひとつのカットに引き込まれるものがありました。


以前だと、東京03の飯塚さんが出ていたカロリーメイトのCMにも、似たような感情を持ったのを覚えています。
あの作品もまた、強く印象に残った、心を揺さぶられたCMでした。

『見えないものと闘った一年は、見えないものに支えられた一年だと思う』
『うまくいかない時に、それでも続ける努力を底力って言うんだよ』

心にしみる、まさに名言ですよね。


どちらのCMも、テロップもなければセリフもそこまで多くない。
何かを明快に説明するような要素はほとんどなくて、
風景、表情、間合い、そんなものたちが、静かに情景を伝えてくれている。

でも、じゃあ理解しづらい、難しい作品かというと、まったくそんなことはなくて。
かえって、強く感情移入させられる、
心に訴えかけてくる、響いてくるものがある。

同じ情景を、言葉を使って伝えることもできるはずです。
でも、こうやって何気ない風景で、表情で伝える方が、きっと説明がましくなくて、心にスッと入ってくるんですよね。
誰もが一度は経験したり、近しい感情を味わったであろう体験。
そんなそれぞれの「ジブンゴト」を思い出させてくれるから、
登場人物たちの感情が痛いほどわかるし、ついつい感情移入して見たくなってしまう。

ただCMを見ただけですが、ちょっとほっこりした気分になれたし、
こういう作品を目にすると、少し心があたたかくなる、そんな気がします。

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