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他人の感性をうらやむのは、もうやめた。

昨年秋に、本格的にnoteを書き始めるようになって、半年。
「毎日更新」という旗はもう下ろしてしまいましたが、
それでもできるだけ、日々何かの記録を残せるように、ということは今も心がけています。
(自分が断念してますます、毎日更新を続けられている人への尊敬の念がやみません。毎日続けるって、本当にすごいことだと思う。)

半年前、毎日noteを書き始めるようになったきっかけになった書き手さんは何人かいて、過去にも何度かご紹介しているのですが、
毎日更新しているということももちろんすごいのに加え、
日々の着眼点とか、紡ぎ出される言葉のリズムとかが、本当にステキなんです。

日常の小さな出来事が、気づき・発見になり、素敵な文章になる。

自分もそんな文章を紡いでいきたい、そう思ってました。つい最近まで。

でも、それがずーーっと難しくて。

どうやら、私は日常の機微に目を向ける、みたいなことへのアンテナがあまり高くないようで。
ぼんやりと日常を過ごしていると、書きたい出来事がまったく浮かんでこない日がしばしばでした。

4月以降は内勤の仕事をしているので、昼間出かけることもめっきり減ってしまいましたが、
3月までは、時節柄いくぶん減ってはいたものの、それでも外に出て、誰かとコミュニケーションをとる、という機会はそれなりにあったし、
目を向けられる出来事もたくさんあったはずなのに。
なぜか自分の心のアンテナにはあまり引っかかってこなかったんですよね。


一方で、舞台を見に行ったりすると、その感想というか、感じたことというのは、それぞれにわーっと心のなかで浮かび上がってきて。
先週も「カメレオンズ・リップ」を見に行った話で随分と引っ張りましたが(笑)、
インプットが入って、そこからひとつインスピレーションが湧いてくると、その周辺情報まで含めて、書きたいことがどんどん派生していくんですよね。

ここ数日は、聴いていたラジオの中にも、注目したい言葉がいくつかあって。
久しぶりに、書きたい話題が「溜まっている」状態です。


私は日常の機微が読み取れるほど感性豊かではないけれど、
自分の好きなもの、好んで摂取したインプットからならば、
なんとかそれなりに学び・気づきが引き出せる。
だったらそこをもっと伸ばせばいいし、
舞台やラジオが一番のインプットなら、そのインプット量をどんどん増やしていけばいいじゃないか。
そんな割り切りができるようになった、ようやくのここ数日で。

ここしばらく、他人の感性をずっと羨んでいたけど、
羨んでも得られないものを待ち焦がれるのは、もうやめた。
これならできる、得意だ、と思えるところに全振りして、そこに能動的に時間を使っていく。
そのサイクルが確立できたとき、また新しい視界が開けていることを願いながら。
もうちょっと、日々のnote執筆を続けてみようと思います。

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