「意外と何でもある」まちで、「意外と無かった」もの。

先日、仙台在住の知人と話していたときのこと。
だいぶ夏の暑さも和らいできて、出かけるのにも快適な季節になってきたから、どこか行きたいね〜と話をしていたのですが、
お互い平日昼間はもちろん仕事だし、休日も休日で、それぞれ予定が入ったりしているから、
平日夜だと予定を合わせやすいね、となり。
そこでふと考えあぐねてしまったのが、
「仙台で、平日夜で遊べる（楽しめる）場所ってどっかあるだろうか…？」
ということで。

別に飲みに行きたい、というわけではないので、居酒屋とかは違うし、
遊ぶといってもゲーセンとかスポッチャとかに行くような歳ではない。
別に見たい映画とかも特に思い当たらないし、コンサートとかだってそんなに頻繁にやってるわけじゃない。

こういうときに、都会であれば、美術館とか博物館とか水族館とか、
夜でも空いてるところがそれなりにあって、いくつかの選択肢から選べるのだろうけれど、
仙台だとそもそもの選択肢が少ない上に、
夜まで空いてるところが皆無なので、希望を叶えられそうなところがさっぱり思い当たらず、困ってしまいました。

もしかしたら、こちらが探すのが下手なだけで、
実はいい場所があるのかもしれないけれど、
そんなに頑張って探さないといけないとなると、まず普段の選択肢に上がることはないですよね。

私が今住んでいるような、もう思いっきり田舎、みたいなところであれば、
昼夜関係なくそういったレジャーなんてないし、
そもそも飲みに行く以外に夜外に出ようと思うこともないから逆に困らないのですが、
仙台みたいに「地方」だけど「都会」でもある場所だと、そういう場所もあってほしいなあ、と。
他の地方都市、たとえば札幌とか広島とか新潟とか、そういうまちだとどうなんだろう…？

仙台に4年くらい住んでいて、別になんにも困らない、
東京じゃなくても全然不自由しないじゃん、と思っていたのですが、
そんな「意外に何でもある」まちにも、「意外と無かったもの」があったんだなあ、ということは、それこそ意外でした。

こんなご時世になる前に、
インバウンド観光のキーワードのひとつとして「ナイトタイムエコノミー」という言葉をちょこちょこ聞いたことがあったのですが、
まさにこういう状況に遭遇すると、確かに大事だな、必要だなあと改めて感じます。

その点、時期は限られてしまうけれど、
野球場って「ちょうどいい」なあ、と。
実は昨日も野球見に行ってたのですが、
野球場って、野球を見るだけでなく、
グルメもあるし、遊園地もあるし、
いろんな楽しみ方ができる、いい場所ですね。