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宝石箱

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エッセイ集。大切な瞬間を収めています。
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#茶道

《春、汗.》

 汗をかいてしまいました。初夏のような暖かさのせい...と言いたいところなのですが。  …

《雪、茶.》

 あぁ幸せです。大切な日の風景が、とっても美しいものだったのです。清らかで、芳しくて、さ…

《続・金平糖、ころころ.》

 恥ずかしい想いというのは、誰もがとおる道なのかもしれない。そんなことを教えてくれたのは…

《香、心.》

 香りと記憶。その結びつきにはっとさせられること、皆さまもおありでしょうか。お出汁のいい…

《夏、初.》

 「外国人になった気分。」と時折、思うことはあった。それでも、これほどまでに異文化体験を…

《奏、湯.》

 「とととととっ。」その響きは、わたしがこれまで奏でた音の中で最も美しいものだった。  …

《初釜、ドキッ.》

 「!」想像とことなるそのお味に、びっくりとさせられる。    年明け最初のお茶会。「初釜(はつがま)」と呼ばれるそれが、年末から通い始めた茶道教室でも開催された。  「先生の美味しいお節をいただけるわよ。」「格の高いお着物でいらしてね。」と昨年終わりのお稽古で先輩方に言われ、期待と緊張を抱え向かったのだった。    先輩方と年始の挨拶を交わし合いながら、準備をすすめ、席につく。普段よりもぐっと華やかなお茶室。全員揃ってお着物ということもめずらしい上に、ピンク、緑、ブ

《茶、納め.》

 2021年。その幕が上がったのがつい先日のように感じられる今日が、大晦日というから驚いてし…

《雪、着物.》

 十月始め。さわやかな秋晴れ続く季節に、着物の虫干しをしたことを以前綴った。  介護にあ…

《霜月、茶.》

 十一月から「お茶」を始めることにした。その環境が整ったことと、タイミングとご縁があった…