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県外から20年振りにUターン

私は今年、47歳になります。
とある地方の農家の長男に生まれましたが、大学入学と同時に上京。
そのまま東京で就職し、38歳頃に大阪に転勤もしました。

大阪転勤時代に所帯を持とうと、結婚相談所に登録し、婚活もしました。
お見合いはたくさんできましたが、なかなか真剣交際まで発展させることができませんでした。

そんな中、実家の父親が若年性のアルツハイマー型認知症を発症したことがわかりました。区長をやっていたのですが、区の総会で配った資料がことごとく間違っていて、周りがおかしいと気づき始めたそうです。

祖母は祖母で、すでに加齢による認知症が進行しており、深夜、徘徊をすることもありました。祖父はすでに亡くなっていたので、祖母と父親、この2人の世話を母親がみることになったのです。

大阪に在住している私に対して、母親は頻繁に電話をかけてきました。興奮しやすい母親は、父親の認知症の発症に対する不安と憤りから、不満を延々私に対して電話でぶちまけてきました。長い時は1時間以上、立ちっぱなしで携帯電話の向こうの母親の話を聞き続けたこともあります。

限界だろうな…とその時の私は決断し、母親の介護を手伝うつもりで、長年勤めた会社を辞めて転職し、20年振りに地元に戻ってきました。

しかし、Uターンしてきて3カ月でまず祖母が亡くなりました。そして、詳しい説明はここでは省きますが、転職先の会社を4か月で辞めることになってしまい、仕事も失ってしまいました。

私がいた大阪まで面接に来てくれて、私を最終的に推して採用してくれた部長がいたのですが、最後はその部長が私に退職を迫ってきたのです。

この退職劇については私自身、いまだに腑に落ちないことがあるのですが、いずれにせよ私は40歳過ぎで地元に戻ってきたと同時に、無職になってしまったのです。(この続きはまた次回)






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