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187.世の対人関係の理は「3すくみ」。勝ち負けでなく自分の技に磨きをかけて

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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誰もが知る遊びのひとつとして“じゃんけん”がありますよね。このじゃんけんにおいてグー・チョキ・パーの力関係のことを「3すくみ」と言います。この3すくみは中国周代『関尹子』の「三極」に記載があり、世の中の様々な場面においても当てはまることが多いと言えます。

例えば、蛇・ナメクジ・カエルの関係がよく3すくみとして挙げられます。蛇はカエルを丸飲みし、カエルはナメクジを食べ、ナメクジは蛇を身体の粘液で溶かすことからお互いに身動きがとれなくなるのだとか。この話はあくまで迷信ですが、3つの存在が互いに得意な相手と苦手な相手を1つずつ持つことで、三者とも均衡状態になるというのが本質です。

もしこれを会社経済で考えると、経営者は従業員に強く、従業員は顧客に強く、顧客は経営者に強いといった3すくみが考えられるかもしれません。さらに内部的にみると、総務は経理に強く、経理は営業に強く、営業は総務に強いとも言えるでしょう。

このように私たち“個”を取り巻く環境の中には、パワーバランスや力の上下といった関係性がつきまといます。そのため、勝ち負けにこだわり過ぎると身動きが取れなくなってしまうことも少なくありません。

だからこそ何に強くて何に弱いといったことに思案を奪われるよりも、自分に磨きをかけることに集中することが大切だと言えます。そもそも他人と比較をしていても、肝心の自分自身の本質的な成長には繋がりません。

与えられた場で自分の技に磨きをかけていれば、自ずと勝ち負けは気にならなくなるはずです。

Q.比較をすることを止めて楽になった経験はありますか? あなたが磨きたい“技”は何ですか。


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