まもにい

クソ山奥に住む日常を書いてる“まもにい”です。 大阪から移住してきた牛飼いです。 日本…

まもにい

クソ山奥に住む日常を書いてる“まもにい”です。 大阪から移住してきた牛飼いです。 日本一寒い町 陸別町に住んでます。 愛犬とぬこと牛と我が牧場の風景をちょいちょい撮ってます。 文を読むのも書くのも好きです。

最近の記事

23年目のサイレンススズカ

ウマ娘にハマってる。 いや、ハマってるとは言えないか。無課金でちょこっと。 でもまあ友達の娘さん(専門学校生)にウマ娘をやってることを話すとすぐに携帯を取り上げられ『こんなサポカじゃだめ!リセマラしてやりなおし!』とダメ出しを喰らい、素直にリセマラしてやり直すぐらいにはハマってる。 * 話は23年前になる。 当時フツーの営業マンだったのでフツーに仕事してフツーにサボってた自分。阪神ファンでたまに甲子園に行くぐらい、そして毎朝スポーツ新聞を買うぐらいだった。 当時の

    • 李登輝さんのメロン

      先日、李登輝さんがお亡くなりになりましたね。 茫洋としながらも、李登輝さんと司馬遼太郎さんの対談が入ってる『街道をゆく 台湾紀行』をもう一度読み直そうと思ったら…無い。本が無い。 A型几帳面なので1、2、3巻〜と並んでないと気が済まない私。でも本が…無い。貸した覚えもあるような無いような。 てことで、買い直しに本屋に行きました。 本屋にいったらいろんなもの買っちゃうよね。あるある。 * 唐突だけど、司馬さんって司馬史観って言葉があるぐらい歴史小説としての奥深さ、洞察

      • 泣くという感情(木村一基九段に寄せて)

        王位戦第四局、投了の場面で思わず涙が出ました。 あとでTwitterのTLを眺めていると、同じ場面で同じ感情になった方々がチラホラいたのが意外に思いました。 自分は推しというほどではないですが、それでも観る将で木村九段のことを嫌いな方はいないと思っています。自分ももちろん好きです。 * で、この感情ってなんだろう… やっぱりこれまでの木村一基九段の軌跡を知ってる自分も含めて将棋ファンにとっての悔し涙かな、とか考えました。 * いや、違うんじゃないか… 今まで築

        • スキがふえた

          宇宙戦艦ヤマトも銀河鉄道999も好きだったし、スターウォーズも大好きだし、そのままのノリで宇宙やら星のこと興味持ったかというと、そんなこともなく大人になったまもにいです。 でも陸別に来てから、可愛い同級生に一目惚れした高校生かよ!ってぐらいに星のことがスキ!ってなったんです。 星と宇宙に一目惚れです(まず1つ目) 理由はカンタン。 もうね、めちゃくちゃすんごいいっぱい星が浮かんでるんですよ。どれぐらいすごいいっぱいかって言うと表題上の写真は家の前で撮ったんです。こんな

        23年目のサイレンススズカ

          ねこ神さま

          “ねこのエサは経費で落ちる” という都市伝説じゃなく農家伝説があり、せっせと領収書ためて顧問の税理士さんに渡したら一笑に付されました。 『そりゃそうでしょww その理屈ならヒトの食費も、飼ってる犬のドッグフードも経費でしょ』と税理士さん。なんだよ都市伝説かよ。 紙クズになった領収書の束を握りしめながら(トラクターの燃料は経費で落ちるじゃん…)などと小賢しい屁理屈を思いつつも反論するのはグッと我慢しました。 ただ根拠は充分にあって、我が牧場にチャス(我が家の猫です)をお迎

          ねこ神さま

          真鴨ヒンナヒンナ

          北海道に住んでることを実感した話(自分には衝撃だったのでツイッターでもつぶやいたことあるはず) 牧場従業員から独立して自分の牧場を立ち上げた頃、山の中の牧場に住み始めて見るもの聞くもの全部新鮮でした。 アカゲラいる!エゾリスかわいい!!ウサギが跳んでる!!!シカが家の前にきた!!! そんな北海道ウブな頃、集落で集まりがありみんなで雑談になって… * 自分『いやあ、ウチの牧場にマガモ住み着いてるんですよ!(ニッコリ)』 Kさん『いいなあ…マガモ美味いべな』 美味し

          真鴨ヒンナヒンナ

          フリマで服を買うように、ガンプラを作るように

          農家は何でも出来ちゃうって話です。 少し前に近所のKさんの家に行った時のこと。 玄関で待ってるとKさんは脚を引きずってやってきた。 『いやあ…網走で釣りしてたらテトラで脚滑らしちゃってな(ゝω・) テヘペロ』還暦過ぎたKさんが(ゝω・) テヘペロとはしないけど、いつもテヘペロな感じのKさん。 どどど、どうやって帰ってきたんですかあああ…って聞くと、Kさんいつもの仏様のような笑顔で『ホッホッホッ』と布袋様のように笑ってごまかされた。 帰ろうとした時、Kさんは松葉杖を使っ

          フリマで服を買うように、ガンプラを作るように

          日本一寒い町に移住した理由と燃え殻さんと

          自分は新規就農者です。 大阪から日本一寒い町の陸別に移住。牧場従業員から自分の牧場を持つようになりました。 …と書き出したのは、燃え殻さんの新刊『すべて忘れてしまうから』の帯のコトバ。 『日記のように書かれた個人的な記憶は、形を変えて私の中にも潜んでる気がしました』玉城ティナ と書かれた一文。 読書後すぐ書きたくなり、noteアカウント作ってすぐ投稿。 自分にも潜んでる潜んでる。ぐふふ だから読書後の感想と言うなら『個人的な記憶を留めたくなった』が感想。 自分も頻

          日本一寒い町に移住した理由と燃え殻さんと

          移動距離が伸びるとカナブンを食べる。

          人って、いや人に限らず動物って大きくなると移動距離が伸びるでしょ。 それを高校2年の夏で実感したんです。 ドラクエで渡るのに躊躇していた橋を渡れるようになったみたいに、4つ先の駅に住むフルカワの家に行けるようになったのが原付スクーター、青いジョグのおかげ。 いつもつるんでたフルカワもシカタもスクーターを買ってお互いの家に行けるようになった頃、シカタが魅力的な提案をしてくれたんです。 『オレの別荘に行かへん?』 いやいや印刷屋のセガレのくせに別荘って何やねんwww、っ

          移動距離が伸びるとカナブンを食べる。