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地方の2代目社長の気持ち

こんにちは、(株)原田通機 代表の原田守です。

約8年間のサラリーマン生活を経て、十数年前に家業に入りました。当時は個人事業でしたが、3年前に法人化し、そのタイミングで代表を代わりました。

あっという間の3年間でした。
当時を振り返りながら、今の気持ちとこれからどうするかを書き記したいと思います。

1.見える景色が変わる。

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同業の会社で8年間育てて頂きました。今でもお付き合いがあり、とても感謝しております。

まずはサラリーマンを辞めて家業に入ったわけですが、そこでまず景色が変わります。将来自分が代表になるという意識は微塵も無かったわけですが、大きな組織から小さな組織に変わり、自分で決断することが多くなりました。やりがいがあると言えば聞こえが良いですが、若造には半端ないストレスでしたね(笑)

そこから3年前の法人化するまでの間、徐々に会社を継ぐという意識が芽生え、ただかなりの不安を抱えながらですが、思い切って法人化しました。ほぼ勢いです。

行政書士さんにお任せしてあっという間に登記完了。代表に就任したわけですが、

見える景色が驚くほど変わります。

・決算書などのお金の面
・会社を経営していく上での様々な決断
・お客様に満足していただけるサービスとはなにか
・新しいサービスの創出

今までも考えていないわけではないですが、さらに深堀って考えるようになり、その頻度も爆発的に増えました。というか24時間常に考えるようになりました。

24時間仕事のこと考えるなんて。。。とお思いになるかもしれませんが、仕事を仕事と思っていない節がありますし(笑)、それなりにプライベートも楽しんでいたと思います。

ただ、自分では気づかずにためていたストレスがあり、2度ほど持病の片頭痛でダウンしました。気を付けないといけませんね。

2.先代との折り合い。

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基本、折り合えないです(笑)

かと言って、意見の相違を毎日ぶつけ合うというのも違うと思います。以前、ある事柄について「これからどうする」という話をしようとした時に、こう言われたことがあります。

「俺の親父が守ってきた○○だ。」

私はこれからの話をしたかったのですが、怒りを通り越して萎えてしまいました。

でもですね、先代も70年も生きてきたわけです。私の知り得ない思いがあると思うのです。そう思えるようになってからは、反論することはせず、グッと受け入れることにしました。受け入れるといっても「先代の言う通りにする」と言う事ではありません。

心の中で「はい。分かりました。」と言うだけです。

人を変えることはできません。ましてや、70年も生きてきた人間を今更自分の思い通りに変えるなんて不可能です。諦めましょう。

受け入れて、自分が変わる

これで解決します。(なんか宗教っぽくてすみません(笑))

3.過去にとらわれない。

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まず、先代から引き継ぐと、どんな事でも前例を踏襲することから始まります。それが楽ですし全く悪いことだとは思っていません。過去の成功体験や失敗体験だけで、お客様に喜んで頂けて利益が出るのならそれが一番良いです。でもそれは永遠には続かないと言う事は分かっています。

やっぱり、人間は今までと違うと言う事に本能レベルで恐怖を感じる生き物です。誰しも楽をしたいのです。誰もキツイ事をやりたいとは思いません。(ホリエモンさんとかは別だと思いますが(笑))

この、今までと違うことをやってみると言う恐怖の壁を、どうやって突き破るか。

突き破らなければ、絶対に未来はありません。絶対にです。

それはこの3年間で、たった3年間ですが何回も実感しています。そこで、私のおすすめの方法です。

日常のどんな小さなことでいいので、今まで自分が当たり前のように選択していた事と別の選択をしてみると言う事です。そしてその選択を何回も積み重ねると良いです。例えばコンビニでいつも買う飲み物を変えてみる。コンビニの店員さんに挨拶する。いつもと違うラーメン屋さんに入る。などなど。こうすることで、

間違いなく、チャレンジへのハードルが下がります。

おススメです。(ちなみにコンビニの店員さんにレジの後、ありがとうございますというのはとても勇気が要りました(笑))

4.まとめ。

2代目である程度の基盤があるとは言え、5年10年先にどうなっているかは、誰にも分かりません。これは私自身が一番知りたい情報であるのにもかかわらず、3年間毎日考えてもやっぱり分かりませんでした。と言う事は、

どうなっているかではなくて、これからどうするか。

なんだと思います。40代にしてやっと素直に思えてると思います。体に気を付け、常に自分が変わることに徹し、先代とは何とかうまくやり、新しいチャレンジを恐れず、自分の信じた道へ進みたいと思います。

以上、地方の2代目社長の気持ちでした。

本日もご閲覧ありがとうございました。

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