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塾に通っても、効果が得られない子の特徴

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「塾に通っても効果が得られない子の特徴」について話します。

これは、学習塾に通わせている、またはこれから通わせようと考えている親御さん向けの話です。

私は学習塾で働いており、これまで100組以上のご家庭を見てきました。

その中で、塾に通ったことで成績が上がった子もいれば、変わらない、または下がってしまった子もいます。

残念ながら、変わらない、または成績が下がってしまう子が多いようですね。

そういった子には共通する特徴がいくつかあります。

結論から言うと、3つの特徴があります。

1つ目は「受け身」であること、2つ目は「自分で勉強ができない」こと、そして3つ目は「否定的な言葉(DM言葉)をよく使う」ことです。

これらについて詳しくお話しします。

まず、1つ目の「受け身」についてですが、成績が伸びる子、元々優秀な子は、私が勤める個別指導塾では、事前に解決したい問題をリストアップして持参します。

そして、「ここまで考えてみたけど、ここから先が分からない」というように具体的な質問をします。

これにより、先生は授業を進めやすく、どの知識や思考が足りないのか分析しやすくなります。

一方、受け身的な子は、個別指導を受けられるにも関わらず、解決したい問題の準備をしてきません。

結果、先生がどの問題を扱うかを決めるために時間を費やし、実際の授業は集団塾と変わらない形式になりがちです。

受け身的な子は、先生の解説を聞くだけで、積極的に質問や自分の理解を確認しようとしません。

2つ目の「自分で勉強ができない」についてですが、これは致命的な問題です。

例えば、中学準備の授業を受ける子に中学1年生の教材を用意し、自分で試してみるように言っても、「自分でできない、習ってないからわからない」と思考停止してしまう子がいます。

しかし、成績が良い子は、テキストを読み、自分なりに試行錯誤して問題を解きます。

つまり、自ら手を動かし、頭を使います。

反対に、学んだことを自分で活用しようとしない子は、いくら良い授業を受けても、それが身につかないのです。

最後に、3つ目の「否定的な言葉(DM言葉)をよく使う」についてです。

これは「でも」「だって」「どうせできない」「無理」といった言葉を多用することです。言葉は思考を形作ります。

難しい問題に直面した時に「無理だ」「できない」と思ってしまうと、成長はありません。

逆に、成績が良く、これから伸びる子は「どうやったらできるかな」と前向きに考えます。

この違いは大きく、成績が伸び悩む大きな原因となります。

これら3つの特徴は、塾の授業だけでなく、自宅での勉強にも影響します。

このような特徴を持つ子には、塾だけでなく、家庭でも適切なサポートが必要です。

例えば、前向きな言葉を使うように促す、自分で問題を解決する力を養うためのサポートをするなどが考えられます。

重要なのは、子供たちが自ら学ぶ力を持つことです。

それが、塾に通っても効果が得られない子を変える鍵になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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