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子育てを成功-失敗の2軸で考えるのはどうなの?

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「子育てを成功失敗の二軸で考えるのはどうなのか」というテーマで話をしていきます。

書店にて、子育てを成功させるためのノウハウが書かれた本を時折見つけますが、そもそも子育てを成功・失敗もしくは正しい・間違っているという2軸で考えること自体、どうなのでしょうか。

私は、共に幸福を追求していく、試行錯誤する、選んだ道をどう正解にするかという視点が大事だと思います。

成功・失敗という2軸で見るのは、ちょっと違うのではないかと思っています。これは、親と子どちらも苦しくなる気がします。

例えば、親が「もっと早くから塾に入れておけばよかった」という後悔を抱えていたら、その思いが子供に伝染します。

子供は自分が失敗だったのかと自己評価を下げてしまいます。自己肯定感が下がると、いいことは少ないですよね。

成功・失敗の定義は、その親子だけのものではなく、世間一般の物差しであることが多いです。良い学歴、良い就職先というのが一例ですが、それに当てはまらないと苦しいかと。

自分たちの物差しで幸福を見出していくこと、一度選んだ道をどう正解にするか、後悔しないようにどう考え行動するかに重きを置いたほうがいいと思います。

最近は価値観や物差しも多様化してきており、必ずしも良い学歴、良い就職先が魅力的ではない、という人もいます。

子育てを成功・失敗で見ると、親も子も苦しいだけです。後悔は誰にでもあるものですが、それを引きずってしまうと子供に良くない影響を及ぼします。

私が学習塾に勤めていることもあり、親御さんが「もっと早くからこの習い事をさせとけばよかった」と感じていることを耳にすることがあります。

ピアノをさせとけば、水泳をさせとけば、体操をさせとけばよかった、という後悔を抱えている親御さんは少なくありません。そんな親御さんの思いを聞いた子供は、どう感じるでしょうか。

親御さんも子供も間違えることを受け入れるべきです。誰しも間違いや失敗をするものです。

それを認めた上で、ではどうすればこれから良くしていけるのか、自分たちの幸せのために何ができるのかを考え、試行錯誤することが、遥かに重要です。

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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