見出し画像

(2)ピアス

小さな頃から私はクリップ式のイヤリングをすると耳が痛くてたまらなかった。カチューシャや帽子のゴムなんかもすごく痛くなって苦痛だった。終いには頭痛にまで発展するので本当に嫌だった。おしゃれが苦痛な事は着飾ることが大好きな人間には堪える。耳にゴージャスなキラキラをぶら下げてみるのが結構好きだったけれど、イヤリングのお洒落は諦めようと決めた。
しかし中学生の頃穴をあけるピアスはその挟まれる傷みがないという事を知った。これなら大丈夫かもしれない。当時私のお洒落を認めてくれていた友人とその母親と結託して、卒業式が終わった後ピアッサーでピアスの穴をあけた。私の少ないお小遣いでは一つ分しかピアッサーを買えなかったので左耳に一つ、私は穴をあけた。友人は左右に一つずつ。痛みなんかよりも少しだけ大人になった気がして嬉しかった。粋な友人の母親の計らいで何と新しいピアスをプレゼントしてくれたのだが、それは今でも大切に持っている。
そして高校では禁止されているので穴が塞がらないように透明の樹脂で出来たピアスを着けた。ちょっとしたボディピアスブームで私はいくつも穴をあけた。多い時は片耳に七つずつ開け、いくつか拡張をしたり、小さなものをいくつも付けたりして耳のおしゃれを楽しんだ。
ピアスの穴は放っておくと結構塞がるもので、妊娠中にへそのピアスの穴が塞がり、おしゃれに興味がなかった10年ほどで耳のピアスの穴も殆ど塞がってしまい、今は右に1つ左に4つしか残っていない。バランスが悪いのでそのうち右にふたつ位開けたいのだが、若かった頃のわくわく感がないのでちょっとした恐怖でもある。子供達も赤ちゃんの内に義母に開けろと言われたのだが、それは自分で決めさせようと、未だに開けていない。
ちょっと前までは小さなピアスをいくつも並べて、物語みたいに付けるのが好きだった。でも最近はなぜか大きく存在感があるピアスばかりに目が行く。
今日はそんなコレクションを写真で紹介していこうと思うので文章は短めです。

これはキリンと思いひとめぼれして買ったのだけれど、よく見ると馬だった。Betsy Jhonsonの物だがそれぞれのテーマごとに好き嫌いがきっぱり別れる。これはたぶんサーカスとかそんな感じのテーマだと思う。一つだけ大きい石がガラスでなくプラスチックなのでどうしようか迷ったが買ってしまった。

こういうの大好き!このペアだけですごい存在感があるのに主張し過ぎない。Forever21で購入。

これも大ぶりのパールが付いているので少し雰囲気が変わってかわいいのだ。私の誕生石は真珠だが、それが小さい頃はすごく嫌で、だって他のは石で透き通ってキラキラしているのに私の月だけ透き通ってないのが納得いかなかった。でも大きくなるにつれて真珠の逸話等聞くうちに好きになっていった。これは偽物だけどいつかマリリン モンローが付けていたような本真珠のネックレスが似合うような人間になりたいな。

これも真珠(偽物)なんだけど、着けた時の形が大好きで何と無くしても良いように二つ目のペアを買ってしまった。私のジュエリーやアクセサリーは殆どコスチュームジュエリーが占めていて、本物なんて全く持っていない。でも本当にコスチュームジュエリーが大好きなので年老いてもじゃらじゃらつけてそう。

アクリルも大好物で、持っている指輪も殆どがアクリル製。角野栄子の暮らしぶりを綴った本を買ったのだけど、何と角野栄子もアクリル製の指輪が好きだそうで変な親近感がわいてしまった。

星も大好きなモチーフ。これは光にかざすと黒い部分が赤く透けるのがお気に入り。黒いのに光を通すと緑だったり紫だったりする瓶とか大好き。

これも重かったけどひとめぼれしたので買ってしまった。ハートの形が縦に長いのでそこもポイントが高いと思った。

中に何かが閉じ込められているアクセサリーが大好物だ。花や貝殻、虫や骨。美しいものを何かに閉じ込めてそれを身に纏う。人間は一体いつごろからそういうアイディアを身に着けるようになったのだろうか?装飾品の歴史なんかも調べてみると楽しくて止まらない。

左右で上下が逆になっており星も小さなパールもかわいいので買ってしまった。

アクリル製。昔欲しいアクセサリーがどこにも売って無かったので、無いなら作ってしまえとホームセンターで道具を揃え、アクリル板をアクリルカッターで切って小さな箱を作り中に海の砂と貝殻を入れたペンダントを作ったりしてたな。あの頃はとてもクリエイティブだった。

猫は結構こだわりがあって、この猫は絶対欲しいと思った。中に閉じ込められたグリッターのホログラムが少し貝細工ぽくて気にいっておる。

目のモチーフはここ二、三年ほどよく見るのだけど、これは小さなパールがかわいいと思った。

なんかサーカスのマドンナ的でかわいいなあと思った。フープのピアスは苦手なんだけどこういう風にスタッズでじゃらじゃらしているのは大好き。

べっ甲風ってあまり好きじゃなかったけど近頃その魅力に取りつかれてきた。幾何学型にべっ甲が取り入れられるともう手に取って自分の物にしたくなる。星もかわいいし、三角とか丸とか、やめて欲しいけど沢山目についてしまう。

以上、最近のお気に入りのピアスたちでした。鼻ピアスだけはいつまでたっても理解できない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?