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英語でもダメ、うなぎ文。

突然うなぎ文が頭に浮かんで1人面白くなったのは、ニューヨークのレストランでのこと。
「飲み物はどうしますか?」
と聞かれ、友だち2人は悩んでいる。
私は最初からコーヒーと心に決めていたので、店員さんにそれを英語で伝えたい。英語は苦手だけど、なるべく自分で話しかけたい。

で、頭に浮かんだのが「私はコーヒー」→「I am a Coffee」。

違う。絶対、違う。そのまま言ったら私がコーヒーになってしまう。
うなぎ文を直訳したら、完全に自分が人間でなくなるのね。

うなぎ屋さんにて。
A「あなたは何にするの?」
B「私はうなぎだ」

Bの文章を見て、うなぎが急に話しだしたわけではなく、うなぎを注文しているのだと日本人ならすんなり理解できる。
けれど文章構成上、Bがうなぎである可能性もある曖昧な表現なので避けましょう。
というふうに、韓日字幕講座を受けているときに教えてもらった。
これを「うなぎ文」というのも、この時に知った。

ライター歴は長いけれどスキルのすべては現場での独学で、勉強として文章を捉えたことがなかった。感覚でのみで生きるのって、だいたいにおいて楽しいけれど、ときどき恥ずかしい。

さて、「I am a Coffee」がおかしいのは私でも分かる。とはいえ正しい英語は分からなかったので、店員さんの目をじっとみつめながら「Coffee one please」とつぶやいた。

あとで「I am a Coffeeって言いそうになった!」と自分の無知で笑いをとりつつ、「“私は”コーヒー」のニュアンスを出すにはどうしたらいいのか聞くと「“Me  Coffee”でいいんじゃない?」と友だち。

なんかそれってルー大柴的じゃない?
いや、ルー大柴さんの英語が正しいってことなのかもしれないけど、頭に浮かぶのが、うなぎかルー大柴さんでも、ちょっと笑ってしまう。

せっかくならキャリー(もちろんSex and the Cityの)っぽく頼みたかった。
でも、まだ最適解が何かは分かっていない。
英語、どこからやり直せばいいのだろう…。





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