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【スキあらば】ヒューガルデンから一番搾り【自分語り】

「カシスオレンジ」「ピーチサワー」
周りの女の子が可愛いお酒を注文する中、「私はとりあえず生で」。女子力どこ行った?笑

お酒はビールが好きです。
正直、何が美味しいのか?と聞かれても、うーんとなるんですが、とりあえず呑むのはビール。

味の予想ができないものを警戒するタイプの私が、ハタチになったくらいの時、初めて飲んだビールに「まっっっずううううう!!なんでこんなもん呑めんの?!!」ってなったのはいうまでもないのですが、そんな若かりし頃の私にビールを教えてくれた人がいました。

その人とは付き合ってたんだか付き合ってなかったんだがよくわからない、まぁとりあえず相手にとって私は都合のいい女ってところだったんでしょうけど、私はその人がとても好きでした。
(今思えば何が良かったのかマジで疑問だけど、若くて未熟ゆえかな。笑 でもその時の気持ちはホンモノだったと思う)

その人が、ビール呑めないならこれ呑んでみてほしい、絶対飲めるから!と、連れて行ってくれたBARで呑んだのが、ヒューガルデンというドイツビール。

半信半疑でヒューガルデンを口にしたら、あの日本のビールのような苦味のほとんどない、ものすごく爽やかな味で、「え!これ、呑めます!!」って言ったことを今も覚えている。
ビールって、苦いだけじゃないんだ!と感動した若かりし頃の私。

あの日ヒューガルデンを口にした時から、なぜか自分の味覚が驚くほど変わった感覚があって。
それまで無理だと思っていた普通に苦いビールも、自然と抵抗がなくなりあまり時間を要さずに呑めるようになっていったんですよね。

22になってその人との関係を全て終わりにした頃にはもうすっかりサワーなんて頼まなくなり、もっと歳を重ねてワインも飲めるようになったけど、それでも今現在にかけてビールは不動の一位。

うちの冷蔵庫には割と常に、麒麟の一番搾りが入っています。
ビール飲まない人には特に苦手と言われがちな一番搾りが、いつの間にやら私の口には合うようになりました。

もうずーーーーっと呑んでないヒューガルデンを今呑んだら、私はどう思うだろう?

きっと「懐かしい味がする」「でも物足りないなぁ」って思うんだろうなぁ。


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