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君の幸せをよろこびたかった。

一日のうち、ほんの10秒でも。
自分の中のやさしい琴線に触れる瞬間がある。
それを見逃さないように
それを言葉や絵にすることが、いまの仕事であり、生きる意味だと思ってる。
今は。

わたしは、なるべく多くの人と関わらない生活を選んでいる。絵描きとしてやっていく上でも。

心を潰している暇なんてないんだよな。
できるなら、できるだけ。

君はどう。

「君とは仕事とかそんなんじゃなくて、人として一緒にいたいんだ、繋がりたいんだ。」
今日は仕事の話だったよな、なあ。
男ってやつに、心の底から寒気がし、気力を奪われる。

「こんなことあんまり言わないんだ」「人として素敵な人ってあんまりいないから・・・」と言った常套句が男からつづく。

もし本当なら、ちゃんとわかるよ、言葉にしなくてもな。

なあ、わたしは「仕事の人」でいいんだよ
つか、仕事の人がいいんだよ

わたしもあんまり言わないけど言ってやりたいな
「ぶっころしてやりたいって感じです!」って。
とにかく今すぐ目の前から、その男の顔になってるお前は消えてくれないか。

わたしは笑いつつ「へ〜。」これだけを返す。

昔はうれしいです〜!とか、へええー!なんででしょうかね〜(意味不明なリアクション)とか、ちょっとやさしさを持って返事をしていたけど、今はもう、自分のやさしさをぶん殴って飛ばし、完全に心のシャッターが降りる。

さて、帰るか。ほぼスルーしつつ話を聞いてたら、我が家の猫見たいとか言い出したからな。
シンプルに殴りてーな。(ごめん)

ブロックをする体力もないので、静かにendするよ。プライベートでもホステスしてる時間ねえんだわ。

わたしは東京に来てから、出逢った人のことを一旦信じようって思って生きてきたが、ことごとく嫌な目にあった(特に男性)
「それでも・・・良い奴でありたい・・・それでも・・・あんたを信じるよ・・・」みたいなわたしは結局そのまま一度死んでいった。

思い返せばほとんど自業自得である。バカだ。今もバカであることは間違いないけれど、わたしはもう死なない。
盾しか身につけなかった頃とは違い、常に銃を相手に向けている。
かかって来ないよね?と信じるよりも、かかって来たら撃つぞと。
「目には目を、」と言う不屈の精神を待ち生まれ変わった(こわい)

帰り道は怒りも湧かない。
ただ、悲しい、そして、なんて言うか、やっぱきつい。

「君の幸せをよろこびたかった。」

残念に思ったとき、つらいとき、さみしいとき
ふとそんなことを思う。

その人の幸せをよろこべる仲になれたら
自分の人生は何倍も嬉しいもんになるよな。

今年は深く深く繋がった縁に終わりを感じる瞬間に多く向き合っている。
もう、つかれたな。と、シンプルに思う瞬間と言ったらいいのか。

楽しかった思い出の数より
辛かった思い出の数がひとつでも勝ったときに
人はそう思うのだろうか。

わたしもたくさんの人に嫌な思いをさせて、裏切っただろうな

帰り道のコンビニで立ち止まってアイコスを一本吸った。

これが人生の転換期ってやつか。
もしくは厄年のラストスパートか
どっちにせよ、いいよ、このままいけ
刃向かわないよ、神さん。
起こることが全てだよ、んで、正解なんだ。
流れに身を任せとくよ、
ただ、気持ちだけは持っとかなきゃ不正解になっていくよな。

なんかわたしってさみしいやつかな。

ひとりはつらくないとかさみしくないとか冒頭でほざいてたけど、そもそも、さみしいやつだからか。

君はどんな日だった。

わたしはシンプルにつかれたよ。シンプルにつかれたよって言える相手とお酒が飲みたいな。

「また仕事がんばろうね。」でお別れをしてさ。

君の前だと、心がほどけるよ。本当に。
昔何度も誰かに言ったよ。

憎んだり恨んだり
そう言うのってほんとうにさみしいな。

やっぱり
君の幸せをよろこびたいな、できれば。

できるかな。

とりあえず帰ったら、愛猫のブサ可愛な顔見ながらハイボールを飲むよ。

今日もがんばったね。
ありがとう。

個展に向けて、〆切に向けて、毎日描きまくり
実写版ワンピース最高やな
ストレス溜まりすぎて外でやけ食い
お風呂上がりのET。
あかん、カメラロールにかぶきしかおらん。

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