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下北沢/八月のカレー/記憶をクリーニング

197日目。

昨日、ボイストレーニングのレッスンのために、久しぶりに下北沢に行きました。

せっかく下北沢まで行くから、ランチはここで!
と決めていたお店がありました。

カレーの店・八月です。
サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんがやっているカレー屋さんです。

実はわたし、サニーデイ・サービスの音楽はほとんど聴いてこなかったのですが、曽我部さんが服部みれいさんと対談なさっているのを聴いたり、曽我部さんが書くものを読んだりしていくうちに、曽我部さんのやさしい視座に魅力を感じるようになりました。

この記事も好きです。

──ジョン・レノンの『Some Time In New York City』は政治的なアルバムだったので、現状の日本に対しての何か意図があるのかと思いました。

曽我部 : そう捉えてもらってもいいですよね。暮らしを歌うというのは、すごく政治的なことだから。ジョンはもっと直接的に政党とか政策とかに対してコメントしていくんですけど、僕は今回、自分の暮らしを歌うだけでこれだけ政治的な表明になっていくのがおもしろいなと思っていて。例えば、最後の方に「下北沢に来たら、僕らの店に来ませんか?」という歌詞が出てくるんですけど、「来ませんか? って言っていいの?」と思う人もいると思うんです。この人はこういうふうに今考えて生きているんだって伝わっていく。それはある意味、政治的なメッセージですよね。

https://storywriter.tokyo/2020/05/20/3242/

かっちょいい〜!!!

下北沢の街をぶらぶらしながら、レッスンスタジオから八月まで歩きます。

お店にたどり着くと、入口に券売機が見えました。
食券を買って、中に入るシステムです。
お店の前にはメニューについての詳しい案内が、写真とともに出ています。

メニューを熱い眼差しで見つめるわたし。
初めて行くお店では、メニューを見るときはいつも真剣勝負です(笑)!
だって、胃袋はひとつしかないのですもの。

よぉーし!決めたっ!
ここはシンプルに八月カレーにしよう。

食券を買って、店員さんに渡します。
店員さん、とっても柔らかい落ち着いたトーンで話す男性のスタッフの方。
なんだか、「いいお店に来たな!」って感じられて、ホッとしました。

ほどなくして、カレーが運ばれてきましたよ〜。

じゃん!

八月カレー。いただきまーす!

ルーは、さらっさら。

ルーとごはんを程よい分量スプーンに乗せて、口に運びます。

スパイスの香りと、ごはんの上に載っているカイエンペッパー?、フライドガーリック、フライドオニオン、セミドライのイタリアンパセリ?かな?が合わさって、味も食感も複雑さが出て、楽しい感じ!
付け合わせのキャロットラペかな?も、さわやかな酸味、優しい味付けで美味しかったです。

あっという間に、ぺろりと美味しくいただきました。
ごちそうさまでしたー。

お皿かわいい!ネコ?いや、トラ???

下北沢は、再開発が進んでから初めて行ったのですが、あまりの変わりようにびっくり!

駅前は、わたしの知ってる下北沢じゃなーい!なんて思って歩いていましたが、「劇」小劇場の前を通りかかったとき、20代の頃のいっぱい痛い思いをした記憶が蘇ってきました。

下北沢。
大好きな街。
大好きだけど、ホ・オポノポノ的に言うと、無意識下に沈んでいる、クリーニングしてない「記憶」がたくさんある街。

なんとも言えない気持ちで歩きました。

夏至のエネルギーでいろんなことが炙り出されてきているのかな。

でも、出てきてくれて、ありがとね。

あの頃のわたしと会話しながら、下北沢をあとにしたのでした。

***
ライティング・ライフ・プロジェクト第6期、満席にて受付終了いたしました。ありがとうございました。

「話す」ことで、もっと自分自身を知っていくための対話の時間です。






サポート頂けると、とってもうれしいです💖 誰かに言葉を贈ること、誰かを言葉で祝福することが、わたしにとって、とても楽しく喜びを感じる瞬間です。頂いたサポートは、ぐるぐると循環させて、生きたエネルギーとして、また別の誰かに、何かに、お返ししたいと思っています。