変化の時代には、光が射す方へ、まず新しいルールで動いてみる。
2022年5月11日
東日本大震災があり、環境問題があり、コロナの大流行があり、世界が大きく変化してきていることに、異論がある人はあまりいないだろう。
確実に次の波が来ている。足元のさざ波が、少しずつ大きくなってきている。この波に乗るには、新しい波の乗り方が必要だが、旧来の乗り方(現在の社会のルール)を簡単に手放せないのが、今の状態のような気がしている。
なぜ手放せないのか。それは、新しい明確なルールが、社会に提示されていないからというのが1つの理由ではないだろうか。だから、どうしたら良いかわからない。
しかし、本当に、新しいルールは、五里霧中なのか。いや、実は、みんな薄々知っているんだろうと、私は思っている。
速さや効率重視だった世界から、丁寧な暮らしが注目されるようになり、てづくりを大切にしたり、はたけやキャンプ、自然と関わる人も増えて来ている。
プロセスエコノミー、ネガティブケイパビリティ、バイオミミクリー、アンラーニング、フラクタル、シェアリングエコノミー、、、
最近よく聞く言葉も、大枠として、すでに、これまでのルールと違う流れを表しているようにも思う。こういうのを挙げ出したらきりがない。
だから、どっちに光が射しているかは、おおよそわかっているのではないかと思っている。では、なぜ、新しいルールに切り替わらないのか。それは、その新しいルールでうまくいっている人を、あまり見ていないから。そのルールでの成功体験が自分ではないから。
しかし、実は四の五の言ってはいられない。だって、波は変わっていますから。変化の向きがなんとなくわかっているなら、新しいルール(波の乗り方)で、まずは自分が動いてしまえばいい。ちょっと怖かったら、小さく実験すればいい。時代の境目にいるから、必ずしもうまくいくことばかりではないかもしれないけれど、でも、大丈夫。あなたの姿勢・態度に確実に波が追いついてくる。
今回書いた対話の本は、冒頭にも挙げた新しいルールにまずは、自分たちが乗っかりながら作った。
このやり方で、1つのプロダクトが作れたら何かが変わる、そんな思いで、最初から最後まで、これで貫き、また広げるというフェーズでも、引き続きこのあり方を振り返りながら進んでいる。そして、すでに、関わる人、1人1人の中に、内的な変化が起きているんだ。
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