白鳥は夜踊る

政治的発言も意味もなんの思想も含まれていない拙い読書感想文なので、そういったことを少しでも期待された方はお下がりください。お願いします。

ミッドナイトスワンを読んだ。自分の感情がバグってしまっているのだろうか、冒頭から最後まで泣き続けることになるとは思わなかった。

登場人物とは生まれも育ちも何もかも違うが、自分は弱者だ。流行りの言葉で言うと社会的弱者。いくら公的支援を利用したとしてもこれからの光が見えず、消えてしまいたくなる夜ばかり。

生きていくことは絶望を積み重ねて強くなること。

強くなりたい、強くなりたい、強くなりたい。

それ以上に消えてしまいたい。

必死でもがけばもがくほど、逃れられない絶望感と向き合うことになる、近いうちに自分も耐えられなくなる日々がやってくるのだろうか。

登場人物全員地獄行きだよ。だってあまりにも美しい生き様なんだもん。