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早起きしてでも、食べたい味がそこにはある「Ramen FeeL」

朝4時。
目覚ましがうるさく鳴るなか、目を覚ます。
まだこのまま寝ていたい…という気持を抑え
本日の目的を思い出し、むくりと起きる。

睡眠時間3時間。


寝るのは大好きだけど食べるのはもっと好き。
そんなわたしが朝4時に起きた理由、それはラーメン。


今回の目的地であるラーメン屋は、なんと朝7時にはお店に行って整理券を取らないと予約が埋まってしまい、食べることができないという相当難易度が高いお店。


眠い目をこすりながら、朝4時に見た朝日はきれいだったなぁ。

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このきれいな朝日を見れただけで眠気なんて一気に吹っ飛ぶ。


これからラーメン旅がはじまる。


はい。
…気付くと青梅に到着していました。
キレイな朝日を見ただけじゃ眠気は吹き飛ばなかったようです。


小走りでお店に向かうと、もうすでに20名ほどの並びを発見。

みなさん、いったい何時起き!?

並んでいる方の8割は男性。
男性がラーメンにかける情熱って本当にすごい。

そんな中、無事ファストパス(整理券)をゲット!

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ちなみにお店に入店する時間は、こちらで選ぶことができます。
せっかくの青梅。
周辺観光もしたかったので遅めの時間をチョイス。
15時20分まで、とにかくおなかをラーメンに合わせる為に、たくさん動いてひたすら観光。

─そして運命の15時20分。

4時に起きてまで、来たかったお店はこちら。

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Ramen FeeL(らぁめん ふぃーる)
今年2月にオープン。湯河原の超有名店「飯田商店」の店主から初めて独立を許された、一番弟子「渡邊大介」さんが構えるラーメン店。
場所はJR青梅線「日向和田」駅から徒歩12分。
オープン当初からラーメンを愛する方たちの間で話題になり、その人気から早朝にも関わらず、ファストパス(整理券)を求め多くのラーメン愛好家が押し寄せる。
7月現在も、衰える事なくその人気は健在。

 

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ラーメンのメニューは2種類。

醤油らぁ麺 1,100円
塩らぁ麺 1,100円


今回は醤油らぁ麺に肉わんたんトッピングで注文。

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ラーメンが入っている器は、ゆっくり味わって食べてもスープが冷めることがないように、盛り付け直前にお湯で温められている。

レンゲも同様、商品提供の直前に、温められたものをセットしてくれる。

こういった数々の細かい心遣いから、お店の方のラーメンへの強いこだわりを感じる。
そしてお客さんへの深い愛も。

ラーメンを彩る具材は3種類のチャーシュー、春菊に三葉、肉ワンタン2枚、そして太めのメンマ。

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まずはスープから。
スープはあっさりめが好み。

レンゲですくうと、浮かんでくる少し厚めの油の層に不安を感じながらまずはひとくち、ごくり。はぁ〜と思わずため息。
心配する必要なんてなかった。

鶏メインの清湯。
ちなみに清湯とは、濁りのない透明なスープのこと。

浮かんでいた鶏油はクセがなくあっさり。
同時に広がる醤油の味も柔らかであっさり。
まったく、くどくない。

これは確実に飲み干すやつだ…。

ひとくち飲んで確信する。

このスープ味のガムが発売されたら迷うことなく買うだろう、そしてひたすら噛み続る。
それくらい味わい続けていたい極上のスープ。


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透き通ったスープの下で泳ぐ麺は、きれいなストレートの細麵。
この上品なスープに合うのは間違いなく細麺。
かなり柔らかめにゆであげられた麺は、小麦の味もしっかりと感じられる。

格好つけて語り倒していますが、わたしはラーメンについて熱くて語れるほどのラーメン通ではなく、ただのラーメン好き。

ですが、小麦の味をしっかりと感じられる麺を使っているラーメン屋さんに、ハズレはない気がします。

そして、個人的には硬めの麺が好きだが、ここに来て柔らかな麺の底力を見せつけられた。
にゅるりと柔らかな麺が、スープとばっちり絡む。柔らかめな麺には麺の良さがあるのだ。


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追加トッピングの肉ワンタン。
厚めの皮にしみ込んだスープと餡の肉のうまみがミックスされた特製スペシャルスープが、噛むとじゅわりと口の中に広がる。
餡の肉の味もスープの味を邪魔しないようにシンプルに味付けられている。
このワンタンつまみに、ビールが進みそう…。


ジャズが流れる店内の中、無心でラーメンをすする。会話はほぼない。
しかしそれが、極上を味わっている証。

予想通りスープは飲み干した。


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車で約2時間。


朝7時のファストパス。


それは確かに夢の場所へと繋がる入場券だった。


暑い中、汗をかきながら食べるラーメン最高でした。


「ごちそうさまでした!」


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