【ここに来るまで】 36歳 ニュージーランドの大学で応用言語学の博士課程開始
【ここに来るまで】シリーズ
このシリーズでは、公立高校の英語教員だった僕が、日本語教育と出会い、ニュージーランドの大学教員トップ10の一人として表彰されるまでの歩みを書いていきます。こういう展開になるとは、夢にも思っていませんでした。
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🌈 ニュージーランドの大学で応用言語学の博士課程開始
ニュージーランドで4番目に大きいハミルトン市にある国立ワイカト大学で応用言語学の博士課程への入学が認められました。
日本の高校で英語教員をしていたときは海外で博士課程の研究ができるということは夢のまた夢でしたから、夢の一つが叶った瞬間でした。しかも、6歳の子供と妻と移住してきたニュージーランドで学生生活が始まることは夢のような出来事でした。
幸運なことに、3年間の学費免除の奨学金もいただけることになりました。
自分の研究テーマの価値を認められたと感じ、研究意欲も最高の時期でした。
しかし、文部省のプログラムで1994-1996年の約2年間派遣されていた高校で日本語教師を探していて、博士課程開始のタイミングでそこで働くことになりました。ニュージーランドの高校で初めての担任もすることになったので、相当の時間とエネルギーが必要で、研究中心の生活のはずが仕事中心の生活となり、仕事と研究と家庭の時間のバランスが大きな課題となりました。
平日は高校の授業準備をした後で、午後11時ごろから午前2時ごろまで論文を読み、まとめ、データ収集の準備をするという生活でした。ただ、ニュージーランドの夏休みなどは完全に休暇となり、学校業務はほぼしなくて済むので、その時に集中して研究に取り組むようにしました。
意気揚々と開始したものの、修士号と異なり、オリジナリティが求められる博士号の研究へのプレッシャーが少しずつ大きくなっていきました。
博士号はフルタイムで3年で取得が想定されていますが、フルタイムとパートタイム、休学を含めて8年かかることになるとは、これまた夢にも思っていませんでした。
続く
修士号取得についてはこちらの記事をご覧ください。
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