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日本美適進化論:美意識とGritの関係

弊社は、学歴や生まれ育った環境に関わらず、自分の才能や能力や努力によって仕事をやり抜く力を、対人関係や働き方を好意的に捉える「美意識スタンス」で実現します。

*2015年9月25日5年前の本日、国連から持続可能な開発目標(SDG's)が広報されましたので、リンクさせるとこの教育事業は、SDG's17の目標の1つである、5「ジェンダー平等を実現しよう」②対応しています。

今回は、美意識とGrit(やり抜く力)の関係について。

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美意識はすごくパワフルなエネルギーを持っているので、自分自身が魅力的になりたいとか、こんな素敵な生活スタイルで日常を送りたいという意欲的な行為につながることはもちろん、雑踏や虚構の中から本質を見抜きだす審美眼を持つと、その魅力を夢中で形に創り上げるエネルギー「やり抜く力」が湧き上がります。

なぜならば、その心地よさやワクワクする感覚は思考も感情も前向きにし、人は、そのような感覚を得るためには心もお財布も開くからです。

仕事や働き方、社会もそうですね。その本質がブレてさえいなければ、その過程を万策変えながら結果まで導く「やり抜く」エネルギーなくして変革を実現することは難しい。いまコロナ禍のほぼ強制的な大改革期に、その変化を受け入れる姿勢が大切だと痛感しています。

『ロジカル思考×デザイン思考』のハイブリッド型が次世代の思考型と言われていますが、ロジカルは過去データ・デザインは未来イメージ。

コロナ前は、業界問わず圧倒的なロジカル思考で「失敗のない安定型」を求める社会が、そのコモディティ化でVUCA時代に対応できなくなっている。これからは、生涯「安定」するための大きな設計図ではなく、「安定」するために「変化」し続ける小さい設計図を組み立てるデザイン思考がより強く求められています。

さらに、「ロジカル思考」×「デザイン思考」に「美意識」というGrit(やり抜く力」のエネルギーの源となる3要素が揃えば、あなたも最強の「イノベーター」になれるかも。

■■■やり抜く力■■■■■■■■■■■■■■■

1)芸術アート作品・モノづくり創造のエネルギー

2)万策と結果へのコミット

3)澄み渡る冴えた景色

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1)芸術アート作品・モノづくり創造のエネルギー

一見、会社経営や担当部署のマネジメント、プロジェクトの運営、ましてや人間関係と、芸術アート作品やモノづくりの創造力が関係しているとは考えにくいかも知れませんが。その会社やチームを創り上げる過程は似ています。⓪コア・コンピタンス(圧倒的な差別化要素・個性)を探る ①テーマ(企業理念)を決める ②テーマに合う素材を集める ③その素材が活きる形(仕組み)をイメージする(チーム編成も人財の特性が重要ですね)④その作品が完成するための段取りを組む ⑤作品が心を動かすことを共有する

ここまでのクリエイティブな過程を、芸術家やアーティストはひとりで行います。組織となるとそこにチームや従業員が介在しますので、それを共有するためにロジカル思考で言語化する、仕組み化する、マーケティングする、ということが行われます。

96407930-風化したコンクリートの壁。素朴な石のグリットの質感。

2)万策と結果へのコミット

その作品を完成させるために、芸術家は命を懸ける。

人の願いや希望、心を動かす何かを「カタチ化」するエネルギーはパワフルで、それを生み出すために命を懸けてもいいと思うほどです。強く「生きたい」と思うからこそ強い負荷をかけるアントレプレナーや経営者もそれに近い感覚で社会にチャレンジするのです。

才能や能力や努力以上の「何か」が無いと、時代を動かすような作品を世に出すことは容易ではありませんが、小さくてもその熱意を持つ人たちのアクションは「バタフライ効果」でわずかでも周囲に影響します。大きな成功を狙うことよりも、社会に誠実な姿勢を示す大切な行為だと考えます。

作品を創造する過程で信じられるのは自分の感覚です。「安心する・心地よい・スッキリする・快適・ワクワクする・心が躍る・整う」などの感性を、誰かにゆがめられていないか、バイアスがかかっていないか、比較による惑わしではないかなど、自分のセンス(感性)を手放さない習慣が大切で、「どう感じるか」を他人に委ねないことです。これさえあれば、方法論は万策に広がります。自分の感性を信じることが、あなたが欲しい結果につながります。

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3)澄み渡る冴えた景色

ひとり一人臨む景色は違いますので、どんな景色が見たいのかも自由です。誰かが行って良かった景色に共感するのもいいし、たまたま通った景色が最高でも良いのです。世界遺産などお勧めの景色を見て満足した気分にもなりますが、少しハードルが高いかも知れないけれど、夢に出てくるほど自分が求めた景色を探して、見つけて、調べて、計画して・・・そこに行けた時の喜びも格別ですね。

弊社で取り組む、故郷支援のプロジェクトは、スペインの『伝説のレストラン』で名を馳せ、現在世界各国に食文化を創造する財団をターゲットにしています。食を通した「人の創造力を生み出すエネルギー」を研究している機関です。生き抜く力は創造力にあることに間違いありません。

株式会社マリアド
代表取締役 熊谷真美 Mami Kumagai

e:mami@mariad.jp
u:https://www.mariad.jp/

「美意識」視点を導入した研修プログラム
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