VIVA LA VALENTINEが最高すぎたのでクソデカ感情をここにぶつけることにしました(オタク特有の早口)(ここまで一呼吸)
「大人の事情って、なあに?」
舞台はバレンタインを間近に控えた閉館後のピューロランド。
ハローキティに素直な気持ちを伝えるショー『VIVA LA VALENTINE(ビバ ラ バレンタイン)』を成功させるため、
演出家のディアダニエルを筆頭にみんなで張り切って準備中。
しかし、ショーのスポンサーであるバイアス製菓が本番3日前、
突然ショーの内容について無慈悲な変更を言い渡すのでした…。
どうする、ディアダニエル。どうなる、バレンタイン。
***
はじめに
突然何だって話ですが。
タイトルにあります『VIVA LA VALENTINE』を視聴しました。
『VIVA LA VALENTINE』通称ビバラバとは、サンリオピューロランドと劇団ノーミーツがタッグを組んで、2/6~2/14に行われた全5公演のオンライン演劇です。
上記はそれのあらすじです。
ビバラバの公式HPは下記からどうぞ。↓
劇団ノーミーツさんについては下記URL(Wikipedia)からどうぞ。↓
私はサンリオおよびサンリオピューロランドが好きなので当然見たわけですが、それはもう本当に良かったんです。当然サンリオ好きだから良いなと感じるわけではありませんよ。本当に良いものなんです。
サンリオはどうしてか女の子のものだとか子供のものだとか思われがちですが、少なくとも最近のサンリオは確実に大人にも刺さるコンテンツなんです。…とまぁ、この辺は話すとキリがないのでやめておきましょう。サンリオはいいぞ。
このビバラバというものがあまりにも良かったので、記録に残そうと思い今こうして文章を書いています。明日(日付変わって今日)は仕事なのですが。この熱い想いを残さずして寝れるかっていう話です。
オンライン演劇とある通り、我々観客はパソコンやスマホなどネットを通して観劇するわけです。ですので、見逃してしまった人のために公演日の翌日午前9時までアーカイブが残っています。
本記事はこのアーカイブを視聴し実際のストーリーを追いながら感想を述べたいと考えています。
したがって、当然内容の全てに触れますので、ネタバレにご注意ください。念のため。
あと、クソほど長文です。すまんな!
***
あらすじ
まだ感想始まらないのかよ、というのは正直な感想です。私の。まだ始まりません。たっぷりと時間をかけます。こちらはあらすじ、次は人物紹介と続きますが、アレだったら飛ばしてください。
まずはあらすじから。一応初めの部分が公式のストーリー紹介なのですが、私的紹介もさせてください。
舞台はバレンタインに向けたショーの本番を控えた、閉館後のピューロランドです。
ピューロランドで行う『VIVA LA VALENTINE』というショーの公演のためにみんな奮闘中。
ショーのテーマは「素直」。このショーを通じて出演者のみんなは各々素直な自分をさらけ出そうと考えていました。
誰かはかっこいいと思われたいことを、誰かはふわふわとした可愛い恰好を着てみたいという気持ちを、誰かは大切な人に素直な気持ちを届けようと…。
準備を進めていく中で、ショーのスポンサーであるバイアス製菓から本番3日前にショーの内容を変更するように言われます。
自分の素直な気持ちVS大人の事情。ショーはどうなってしまうのか?
誰にだって立場はありますよね。それは本作においても同じです。ピューロのみんなや社員さん、スタッフさん。今回登場するバイアス製菓の社員さんだってみんな同じです。誰にでも立場があって、色々と折り合いをつけながら自分の役割を果たしていきます。気が付けば自分の気持ちを押し殺していた…なんてことも当然あり得ますよね。
ピューロの世界は夢の世界なんてことはないんだなって改めて思います。現実があって、初めて夢が生まれる。地に足がついているからこそ、天を仰ぐことができる。
…いやあらすじから感慨深くなりすぎです。
次、人物紹介、ざっくりとまいりましょう。
***
人物紹介
ディアダニエル
ツンと立った前髪がトレードマークのピューロの仲間。
小さなコトにも感動するナイーブでセンチメンタルな性格。
とても優しくて、だからこそ人のつらさや痛みを理解できる超絶イケメン。
ご存じキティちゃんの幼馴染でありボーイフレンドです。
本作では演出家を務め、ショーを通じて素直な気持ちをキティちゃんに伝えようとしていましたが、内容を変更することになりへこんでいます。
本当は素直なショーがやりたいダニエルですが、優しい性格も災いしてスポンサーであるバイアス製菓との板挟みになってしまいます。
ハローキティ
明るくて優しい、みんな大好きピューロの仲間。
本作ではショーの主演を務めます。
人間ができているとかそんな次元じゃないくらいの超越した存在。
キティちゃんという存在を知って彼女を尊敬しない人間はいるのだろうか。
「みんななかよく」の体現者です。
このビバラバにおいてもキティちゃんの素晴らしさ全開です。見逃すな!
シナモロール
遠いお空の雲の上で生まれた、白い子イヌの男のコです。ピューロの仲間。
私の推し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このシナモロールことシナモンという男、とにもかくにもかわいいんです。
何をしてもかわいいと言われるんです。(私から)
そんなシナモンですが、どうやらたまにはかっこいいと言われたいみたいです。いや、かっこいいんだよ!?でも口から出る言葉はかわいいになっちゃうんだよね!!なんだ!?不思議!!!
というわけで、本作ではシナモンは楽曲制作を担当。理由は、カッコよさそうだから。
クソほどいかしたビートやラップを作っている模様。
ヒィヒィ言わせてくれ。(願望)
クロミ
自称マイメロのライバルで黒いずきんがトレードマークのピューロの仲間。
…なのですが、本当は黒いずきんではなく白くてふわふわのかわいいドレスが着たいらしく、本作では衣装担当。
いつもマイメロの対にされがちなクロミちゃんですが、たまにはクロミちゃんだって王道メインヒロインになりたいよね。
というわけで、はちゃめちゃ最強にかわいいクロミちゃんに刮目してくれ!!!
ポムポムプリン
のんびり屋さんのゴールデンレトリバーの男のコ。ピューロの仲間。
本作では振付を担当しています。
いつもマイペースでかわいくておもしろ担当のプリンくんですが、今回のプリンくんは一味違います。
核心を突いた発言の一つ一つがあなたに刺さること間違いなし。
ショーの本編とは関わりありませんが、今回の劇では彼の素晴らしい毛並みがよく伝わるので見てください。触りたくなりますよ。
茂木
ピューロランドの中堅プロデューサー。
パッと見、八方美人で仕事のできるやつという印象。なのですが、きちんとダニエル達から信頼もされていて、自分にとって何が重要なのかを分かっているしっかりとした人です。
鈴木
ピューロランドの若きスタッフ。
本当は夢があるけれども、現実を見て今の仕事に落ち着いているようです。
よくある、まぁまぁな存在というのでしょうか。
そんな鈴木くんの心境は、色々な人に刺さると思います。
今回たまたま鈴木くんは若い人間というポジションですが、私個人としては、年齢関係なく響くといいなと思います。
吉池
バイアス製菓広報宣伝部課長。
顔も怖いし発言に圧はあるし偏見もすごいしでとにかく印象が悪そうです。
だけどそれは彼が悪人ということではなく、そうなってしまう環境があったからなのですね。どうにかその凝り固まった思想を柔らかくできると良いのですが。
奥さんと、高校生になる息子さんがいるそうです。
小室
バイアス製菓広報宣伝部社員。
実はサンリオファン。
ピューロランドで仕事ができて嬉しいようですが、会社の方針と自分の気持ちとにズレを感じて思い悩み、今まで従順に会社に従ってきたからこそどうしていいか分からなくなってしまいます。
ちなみに私はサンリオファンである彼女にえぐいぐらい感情移入をしてしまいしんどい思いをしました。
以上です。以降は感想となります。やっと。
あの、これは秘密なんですけど、もう3000文字以上書いているみたいです。恐ろしい。
***
ビバラバ実質実況感想
さーお待たせしました。ここからが本番です。
正直私はもう寝たいですが負けません。絶対に感想をすべて書ききります。
そんなわけでアーカイブを再生しました。当然ながら公演日当日のアーカイブが再生されておりますので、具体的に言えばこちらは2/14上演の感想となりますね。
本編スタートではなくしっかり開演待ちの案内からスタートしております。素晴らしい。
上演における案内や注意事項がキャラクターの声と字幕で流れておりますが本日2/14の案内役はキティちゃん。そう、こちらは日替わりで案内役が変わります。2/6はダニエル、2/7はシナモン、2/11はプリン、2/13はクロミ、2/14はキティちゃんでした。
あ、そうそう。ビバラバは全5公演となりますが、私は全ての公演を見ておりますので、そういった角度からも感想を言えると良いなと思います。
案内中の映像とBGMですが、これはピューロランド内にある「サンリオキャラクターボートライド」という乗り物の景色とその際に流れるBGMですね。こうした細かな演出が本当に素晴らしいです。
ボートライド乗りたいよ~。ピューロ行きたいよ~。…になります。
ビバラバは演劇ですので、当然生で行われています。
ワンカット生配信とありますが、実質ノーカットみたいなもんです。
つまり、キャラクターも人間もリアルタイムで動いているわけです。いいね。音声も映像も常に誰かしらが頑張っているんですよね。いいね。
ピューロランドが舞台となっているので、カメラも定点ではありません。
カメラマンさんが常にカメラを動かしているので人によっては画面酔いをしたかもしれませんね…。私は大丈夫でした。
生の50分間、堪能しましょう。
そんなこんなで本番です!
右上にバイアス製菓のロゴが出てきました。
なんだこれ。いくらスポンサーっていう役回りだからってずっと右上にあったら邪魔なのだが。
クロミちゃんがキティちゃんのチョコを奪い取ったシーンからスタート。
チョコを返してとプリンとシナモン。
あぁ、かわいい。あからさまな演劇の喋り方をしていて本当にかわいい。
大悪党クロミ様だぞ~と名乗りを上げたのち、キティちゃん登場。
キティ「スイーツと愛の力を見せてあげる!ミラクルスウィートパワー!」
クロミ「やられた~!覚えてろ~!」
プリン「どうだ、まいったか!」
キティ「これが愛のチョコレートの力よ!」
…といったしょうもない茶番からの、キティちゃんがダニエルにチョコを渡すシーン。
「ダニエル、とっても大好きよ」と言ってハートマークを作るキティちゃんは2/14のみの演出だったのかなぁ。かわいい。
その後ダニエルの不審な動きからのカット。どうやらショーの最終確認だったようです。ロゴも消えました。安心。
本番まであと30分。
こんな字幕も出てきました。
なんだかダニエルの様子が変です。さっきも不審な動きをしていましたし。
茂木さんにさっきキティちゃんに何か渡そうとしたでしょと指摘されるダニエル。それで不審な動きだったわけですね。
今回のショーは「女の子のラブパワー」にテーマが変わってしまったようで。ダニエルがキティちゃんに行動する絵は良くないみたいですね。
小室さん登場。茂木さんへ相談があるみたいです。
「上(吉池さん)から指示があって…。ロゴを目立つようにしたくて。真ん中に大きく出せないですかね?」
いやこれは笑うでしょう。真ん中にクソデカロゴは絶対邪魔なのですが!何考えてんの!流石の敏腕プロデューサー茂木さんも引いてました。…が承諾。立場がね…。
ここのシーン、ダニエルがめちゃくちゃそわついててかわいい。でもすでに板挟みでしんどそうなダニエルがしんどい。
スポンサーの意向ですからというダニエルと、前のショーが好きでしたという小室さん。どちらも板挟みなのでしょうね。本当はこうしたいという気持ちがあるけれども、自分の立場や周りへの影響を考えるとどうしようもできない。あぁしんどい。
「バレンタインが、みんなが素直になるきっかけになればいいなぁって思って」
「普段は照れ屋の人も怒りっぽい人も、バレンタインくらいは大切な人に正直な気持ちを伝えられたらなぁって。何より僕自身が、気持ちを伝えるべき人に伝えられていなかったから」
「やっぱりバレンタインは男のコから女のコに贈り物をしちゃ、ダメなんですかね?」
もうこの時点でしんどくない?しんどい。
「今回は上がそう言っているので。申し訳ないですが」
クロミとシナモンが喋っています。かわいい。(なんでもかわいい)
結局いつもの恰好をすることになったクロミと折角作った楽曲を却下されてしまったシナモン。
「アタイだって、バレンタインくらい白くてふわふわの服が着たい!」
「ぼくだって、たまにはかっこいいって言われたいよ」
もうこう思っているきみたちしんどすぎる、しんどい。アァ!!(感情)
唐突にピューロマーチを歌いだす鈴木くん。ノリノリ。…をプリンに発見される。ちょい恥ずかしいよね。
ここでプリンが登場するシーン、2/13ではプリンがノリノリでミラギフ(ピューロのパレードです)の振りを踊ってました、かわいい。
プリンと仕事について語り合うのおもろい。ちょっと生々しいのがまたいいよね。
「プリンくんは、今の仕事楽しいですか?」
「うん、楽しいよ!ぼくはぼくのままで、みんなちやほやしてくれるしね」
このセリフ、大好きです。こんな素晴らしいことある?
鈴木くん、お仕事に対して「全然楽しいっすよ」だとか「丁度良い距離感だ」とか「こんなもんすかね」とか、あからさまにモヤモヤがにじみ出ています。
ダニエルが自販機で飲み物が買う絵面が面白すぎる。
そして例のポップコーン。と曲。
面白さを理解しすぎている。
ポップコーンの機械の横でダニエルが文章を考えています。
きてぃ。いつもありがとう。ぼくはきみのことがだいすき・・・なかなか文章が決まらないようです。
とってもすきとか、せかいでいちばんすきとか、うちゅうでいちばんすきだとか。
「難しいなぁ」とダニエル。気持ちを伝える文章を考えることはとっても難しいものですね。でも、難しいと呟いたダニエルの声が、この劇が始まってから一番幸せそうな声でした。
この文章を考えているシーン、スマホのメモ機能に文字を打っているみたいで、画面左にはダニエルの携帯の画面が映し出されています。
上記の通り色々文字を打っているのですが、一度打った文章が残っているのか、携帯の変換候補がとってもかわいいんです。すきなたべものはなあに、とかあります。キティちゃんに対してなのか?それくらいは知ってるだろ。
一番好きなのは、せかいでいちばんおひめさま、という予測変換です。
そして小室さんとばったり遭遇。これまたちょい恥ずかしいよね。気まずく会釈しているのがうけます。
カメラは小室さんへ。
上司である吉池さんや茂木さんと打合せするため、フードコートへ行くみたいです。
本番まであと20分。
茂木さんが食事を用意してくださっていました。
これはキティちゃんのチーズインハンバーグカレーですね。この間食べました!
ここのお食事シーンも日替わりで変わる演出です。
2/6は30周年のアニバーサリーのホワイトカレー、2/7はシナモンのチキンメンチカレー、2/11はプリンのチーズカツカレー、2/13はマイメロのピンクカレーでした。
したがってここの小室さんと茂木さんのやり取りはアドリブになるわけですが、今日は「エェッ、かわいい、持って帰りたいですね」「いや、ちょっと、お持ち帰りはね(苦笑)」みたいな感じで面白かったです。
小室さんはサンリオファンなわけで茂木さんに実際キャラクター達に会ってみてどうですかと聞かれるのですが、ここの小室さんの言い方が完全にオタクのそれで好きです。いるんだなぁって。だとか、神格化してしまいがち、だとか、ちょっと早口で喋ってしまうところとか。
好きだからこそ、仕事だからとはいえ素直なショーがやりたい彼らの気持ちを潰してしまって居た堪れない気持ちになる小室さん。
もうこの辺で私の小室さんに対する感情移入が結構きています。しんどい。
「物事には優先順位があります。今回出資してくださっている御社のハッピーを尊重したら、まあこうなるのもね、やむをえませんでしょう」
てめ~~~茂木~~~!(短絡的)
まぁでもこれが現実なんでしょうね。頭がお花畑ではピューロも成り立ちませんからね。
吉池さん登場。顔が怖いです。キティちゃんのカレーをぎろりと睨みつけております。
バレンタイン論を語る吉池さん。女の子から男の子に渡したほうがいいんですよと。昔からそう決まっていると。
「女の子はかわいいものが好きだしさ」ムキーッこういう決めつけやめてください!!かわいいものが好きじゃない人間だっているしかわいいものが好きな人間だってたくさんいます!!性別なんて関係ないですし!!いかり!!
そしてサンリオキャラの名前が分からない吉池さん。ここはおもろいですね。私はシナモ・ロールちゃんっていうところが好きです。
ほんの少し吉池さんに自分の意見を伝えてみる小室さん。
君の会社員としての従順さを評価しているのだが?と威圧する吉池さん。
めちゃくちゃ気まずそうにする茂木さん。(顔芸みたいで顔が面白い)
もうこんなしんどい空気感あります?しんど。
そしてその場面を目撃してしまうダニエル。
しんどすぎる。ここは地獄か。(ピューロです)
そういえばここのカメラワークも変わってましたね。
最終的にダニエル側へカメラが向かうのですが、そのタイミングが日によって違かったと思います。
たったこれだけでも印象がガラリと変わるので、面白いものですね。
悩むダニエルにクロミとシナモンが声を掛けます。
このままこのショーをやるのかとクロミ。
キティちゃんに気持ちを伝えなくていいのとシナモン。
ダニエルをなだめるように歩く二人がかわいいです。(かわいい)
「アンタ、照れ屋なんだから、このタイミングを逃しちゃダメだよ」
「言われなくてもきっと分かってくれるんじゃないかな。ずっと一緒にいるしさ」
「わっ!そういう気持ちは言わないと分かんないんだよ!」
ここまじで大好き。クロミ様。(シナモンは存在が天使です)
クロミとシナモンの説得もあり、もう一度小室さんに相談してみようと決心するダニエル。
よかったねぇと笑うシナモンが可愛すぎて私は倒れました。
トイレから出てくる鈴木くんとプリン。
連れションか???おもしろすぎる。
ここのすっきりした~みたいなプリンの動きが好きすぎますね。
「大人になるにつれて、自分に嘘つくのがうまくなった気がするんですよね」
「毎日仕事で忙しいと、自分が本当にしたかったことってなんだったっけとか…考えている時間もなかなかなくて」
は~~~~~しんど!
鈴木くんの悩みに対し「もう答えは出てそうだけどね」とプリン。エスパーか??
「いや…でも俺なんて、何者にもなれないんですよ。…ただの鈴木だし」
「ぼくだって、ただのポムポムプリンだよ」
「ポムポムプリンは…只者じゃないんすよ…」
「ううん。ポムポムプリンも、鈴木も、同じだよ。大切なのは自分が誰なのかじゃなくって、どう生きるかなんじゃない?」
プリンは人格者だった…。
場面変わって写真のミニプラント。ビバラバの予告映像が流れていますね。
ここの映像も毎度同じではなかったですね。前半は最初にプリンの映像が流れてといった感じだった気がしますが、今回はダニエルの映像が流れています。昨日はシナモンの映像からだったかな。このシナモンの映像めっちゃ好きなんだよね。かわいい。
映像をじっと見つめる小室さん。もうめちゃくちゃ追い詰められた顔です。仕事に追い詰められた経験のある私はもうしんどさで破裂しそうです。感情移入が激しい。
小室さん!と声をかけられた先にはダニエル。
ここのカメラワーク、2種類ありましたね。今日と2/11は小室さんを追いかけてダニエルの表情のみ、小室さんは後ろ姿のままの画でした。それ以外の日はガラス越しに二人の横顔が見える画でしたね。これもまた印象が違ってくるので面白かったです。
小室さんに説得を試みるダニエル。
でも小室さんも立場があるので承認はできません。
「でもバレンタインは本来、女の子が男の子にチョコを上げる行事だから…」
「本来ってなんですか!まっすぐな気持ちがあれば、男のコも女のコも関係ないと思うんです!」
「とにかくダメなんです!バレンタインは女の子が男の子にチョコをあげる行事なんです。それが弊社の定めた方針なんです!」
私にも立場があるんですと震えた声で小室さん。こんなこと言われちゃ優しいダニエルは何もできません。フードコートでのやり取りも聞いてしまってなおのことです。
こんなしんどいことありますか???どうしてこんなしんどい気持ちにならないといけないんですか?????
本番まであと10分。
小室さん、もうボロボロです。ふらふらと歩いては座り込んでしまいました。
そこへ!あらわるは!!
「あら?あなたは!」
「キティちゃん…」
「小室ちゃんでしょう!」
キティちゃん登場です(;_;)(;_;)(;_;)
ここのキティちゃんと呼ぶ小室ちゃんの声が、キティちゃんが大好きなんだなぁって伝わってきて、感情が、やばいです。この時点で、しんどそうな小室ちゃんにマックスの感情移入をしておりますので、キティちゃんの登場だけで無限に泣いています。ヴエッッ‼(泣き声)
ここでキティちゃんとお話をするわけですが、小室ちゃんは大好きなキティちゃんには心を開いてお話しするんです。ずっと固い口調で話していた小室ちゃんはここだけは話し言葉で喋ります。
「でも私、本当に駄目な人間だから…」
「ダメなの?」
「うん…。ダメダメだよ…」
「あら」
ここで、あらと返事をするキティちゃんが本当に大好きです。本当に本当に大好き。否定でも肯定でもないんです。ダメだねとか、ダメなんかじゃないよ!って軽率に言わない。勿論否定や肯定をすることが悪いわけではありません。その時に合った、人に寄り添ったことを言えるのが素晴らしいと思うのです。ダメダメだと感じてしまう小室ちゃんを、キティちゃんは認めているんですよね。
そのうえで、キティちゃんから見て小室ちゃんがどう見えるのかを伝える。一番大切にしなくちゃいけないのは自分自身なんじゃないかしら、とキティちゃん。決して押し付けることはないんですよね。
「もっと自分に素直になったら、きっとみーんなうまくいくと思うわ」
キティちゃんにこんなこと言われたら、そう思える気がするよ……。(オタク)
「自分の気持ちを見失っちゃダメ。自分に自信を持って!」
ここで小室ちゃんは「うぅ~~キティちゃ~~ん(;_;)」と泣きながらハグするのですが、この感じが私に非常に似ていると知り合いに評判でした。(評判ではない)(どうでもいい)
キティちゃんに励ましてもらった小室ちゃんは「何か分かった気がする」とのこと。これに対し「ステキ!」と言えるキティちゃんの感性が本当に好きです!!!
「最高のバレンタインにしましょうね!じゃ、ステージでね!」
ばいばいキティちゃん(;_;)ありがとう(;_;)
にっこにこの小室ちゃん。ですが吉池さんが現れ一気に顔がこわばります。
お前はよくやったと思うよと小室ちゃんを労う吉池さん。
「俺が小室くらいの年時の時はこんな大きな案件をやる機会はなかった」「これやり遂げたら出世だろうな」「うちの商品の認知が取れる、ピューロさんもこうして大規模なショーができてウィンウィン」
こんな状況だと( ゚Д゚)ハァ?って感じですが、吉池さん的には気を配っているのでしょうね。
これまで泥臭く頑張ってきた吉池さんからしてみれば出世なんて絶対的評価なんでしょうし、サンリオのファンである小室ちゃんに気を使ってピューロも良かったよねとアピールしている。
生きてきた環境が違うとズレが生じるのも当然なんだよなぁと感じます。
「ロゴよりも、大切なことがあると思います」と上司に啖呵を切って歩き出す小室ちゃん。
覚悟を決めるのは苦しいものです。とても苦しい表情をしている小室ちゃん。だけど、一歩進むにつれ、自分の気持ちに向き合い自信の一歩となっていきます。やがて駆け足になる彼女の顔はとても晴れやかな顔に。覚悟が決まった顔は美しいものですね。
ここのシーンは大好きです。覚悟を決め、笑みがこぼれる小室ちゃんの顔は、美しく、かっこよく、とてもかわいいです。
本番まであと5分。
小室ちゃんが向かった先はショーが行われる舞台。みんな準備で大忙しです。
「みなさんにお願いがあります。初めに皆さんが考えたショーをやってくれませんか」
どんどん素直な気持ちが出てくる小室ちゃん。
みんなのことが本当は好きで、ずっとピューロとのお仕事がしたかった。上司に色々言われて頭がぐちゃぐちゃになってしまった。っていうかさっきまでのショー何なんだよ!全然面白くない!
みんなも素直な気持ちを届けてほしい。そういうバレンタインにしてくれないかな、とお願いする小室ちゃん。みんな、喜んで急いで準備に取り掛かります。
「こういうことだったんだね……」と小室ちゃん。
小室ちゃんの話を聞いて、鈴木くんも何かを掴んだようです。
大焦りで登場するのは茂木さん。突然の変更に慌てるも、やるっきゃねーか!と叫びます。いかした男ですね。
「物事には優先順位があります。御社のご意向ももちろん大事ですが、僕にとって一番大事なのはお客様なんで」
ダニエル説得は茂木さんにバトンタッチ。小室ちゃんに一番のお客さんとしてしっかり見ていてくださいと伝えます。
あ、そうそうと振り返る茂木さん。
「楽しんで!」
さいっこうのスマイルをかます茂木さん。
ここで全人類は茂木さんが好きになります。(確信)
それでさぁ!!今日の公演のここのシーンなんですけど!!!楽しんでの後に茂木さんがウインクするんですよ!!!!今日の公演だけ!!!!ずるーーーーーい!!!!!最高でしたありがとうございます!!!!!!
本番まであと1分。
「本番前いつもナイーブなダニエルの定位置」
ダニエル、即見つかります。っていうか何その定位置。え、かわいい。次ピューロ行ったら確認しなきゃ…。
元々のショーをやってくれと伝えられ困惑するダニエル。
「いつもさ、みんなのために頑張ってるじゃない。今日ぐらいはありのままでいっちゃっていいんじゃないの?」
茂木サァンッ!!いや、本当、そうなんです。いつも誰よりもみんなの幸せを思って行動しているダニエル。本当に今日ぐらいは自分のために行動していただきたいです。
ダニエル、本当に優しいんです。グリーティングだって、誰よりも優しいんです。ダニエルって子供に絶対目線を合わせて挨拶をするんです。優しいから誰よりもグリーティングの時間が長くなってしまって、いつも押しがちです。本当に本当に優しくって、この間私がグリーティングに行った時だって、私がやらかしてしまってすごく迷惑をかけてしまったんだけどずっと付き合ってくれたし最後まで丁寧に対応してくれました。
だいぶ私情を挟みましたが、本当にダニエルはかっこよくて優しくて。だから、ダニエルこそ、自分を大切にしてほしいんです。
「YO YO、マイクチェック、ワンツー。オーイェー」
シナモンのマイクチェックかわいすぎんか??????大丈夫かこの世界?????
「こうなった以上、キティちゃんにちゃんと気持ち、伝えてくれよ!」
「分かりました!行ってきます!」
本番5秒前、3、2…
「さぁーーー!どうすっぺかーーーー!!」
ついに本番です!始まりました!
バレンタインショー、VIVA LA VALENTINE!開幕です!
歌詞が大好きなので出来るだけ文字起こししたいなと思います。
スタートはシナモンの超絶かっこいいビートから。
いつものKAWAIIな楽曲からスタート、と思いきやなんだかアングラな雰囲気に!?
KAWAII FESTIVAL(ミラギフの楽曲)をサンプリングした楽曲ですね!超かっこいいよ!
『
可愛かろう 可愛かろう 僕の名前はシナモン
安かろう 悪かろう の紛いもんの品物とはわけが違うよ
この純白に誓って言う そこらのFakeとは違っていることを
頬のピンクにブルーアイズ 顔も心も広い男のコ
ぼくは確かに可愛い だけども可愛いだけじゃない
たちまち可愛いだけでいい気になっていると思ったら間違い
癒し系 だけども卑しい計算とは無縁だもん!
このスタイルは一生モン 今日はスペシャルバレンタインセッション
』
これがシナモンラップ!
続いて最強かわいいクロミ様のターン!
白いふわふわのお洋服に身を包んだ彼女は最強です!可愛すぎて涙が出ます!曲も可愛すぎるんです!
『
夢の扉 ゆっくり開くよ
ほんとは Cuteな ドレスが着たいんだ
アタイの変身! ねぇ。見て! 最強でしょ?
待ちに待った バレンタイン いっぱいおめかしして
魔法のせい? いつもよりも 素直になっちゃう
ハートの音符を こっそり集めて
今日こそ Cuteな ヒロインになれますように
世界が変わってく ねぇ。見て! かわいいでしょ?
どうしよう! うれしい トキメキ止まらないよ
』
曲も振付も衣装も全部かわいい!最強!
続いてプリンのターン!
ノリノリファンクがプリンにぴったりです!
『
This is Purofunk This is Purofunk
This is Purofunk This is Purofunk
チョコの甘さよりカラメルのビター
ワビサビのギターよりはじけるカッティング
のらりくらりのプライドで対応 このランドへの愛を絶えず配合
生き甲斐なくても夢なんてなくても 素敵な君なら大丈夫
ピュアな道化演じてない? 清々しいほど素でいておk
』
ここでなんと鈴木くん乱入!
『
俺は俺のまま 静まり返るステージでも
夢で踊るより 心地いい場所見つけたんだ
』
鈴木くんによる熱唱&ダンスパフォーマンスです。
そしてプリンとのセッション!最高にいかしてますね!
(2/13公演、このシーンでカメラさんがすっころんで映像が軽く事故ってました。これも生ならではですね。怪我がないと良いのですが!)
ここで茂木さんがパソコンでショーの賑わいをチェック。
おそらくここは実際のコメントを読んでいますね。オンラインで上演しているわけですが、コメントを投稿する場があるのです。こういった演出もオンライン演劇ならではでとっても面白いですね!
後は吉池さんを説得するのみ…とこのタイミングで吉池さん怒り心頭で登場。どういうことですかと一喝。
「誰がゴーを出した!?」
「それは!…もちろん、私です!」
茂木さん(;_;)
すぐに小室ちゃんだとバレてしまうわけですが。
中止だと叫ぶ吉池さんに対し、必死で食い止める茂木さん。
「キティとかに、大人の事情だよみんなごめんねとか言わせておけばいいだろ!」
「大人の事情って、なあに?」
きました。キティちゃん。もうキティちゃん出るだけで涙が出る。
凝り固まった吉池さんの思想に対し、
「本当の気持ちは、理由やイメージなんてあっという間に超えていくわ。吉池ちゃんの不安も吹っ飛んじゃうくらい素敵なショーにするから、心配しないでね!」
こんなに明るくかわいく一蹴してしまいます。吉池ちゃん。
あまりにもスケールの違う価値観に吉池ちゃんも開いた口が塞がらず「ハロー…キティ…」と呟くのみです。ちょっとなんか面白い。
さて!いよいよメインディッシュです!
キティちゃんのターン!圧倒的キティさんをご覧ください!!
『
風向きはいつも同じじゃないから 迷うね
でもいつでも 素直なきみを忘れないで
どんな世界がこの先待ってたって 変わらない
カワイイものが好きなの♡
きみに届け 楽しい時間を
もしも疲れたら 思い出して
愛しいきみと 楽しい時間を
過ごせたらいいなって 思ってるよ ずっと
』
ダニエル登場です。青のタキシードが超絶似合っています。かっこいい。
『
笑い合ったり けんかしたり はなれて過ごしたり
いろんな毎日があるけど いつも思うんだ
照れくさくて きみに言えなかったことば
もう迷わない 今日こそはきみに伝えるよ
』
ここからダニエルの素直な気持ちを伝えるシーンが始まります。
ここのシーンは空気感や間が本当に上手で、もうしんどい。(語彙力)
静まり返ったところはいつも、ダニエルがんばれ!と思ってしまいます。
あとどうでもいいですがここで私は毎回嗚咽が激しくてうるさいです。まじでうるさい。自分の嗚咽がうるさすぎて劇に集中できません。うるさい。っていうか今マジやばい。本当にここのシーンきつい。涙流れる。ヴエッッ‼(泣き声)
ぐちゃぐちゃになってしまってもしっかりと気持ちを届けられたダニエル。
「ずっと、ずっと大好き!」
「私もダニエルがだーいすきよ!」
ハッピーバレンタイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大団円ですね!最後の楽曲は「VIVA LA VALENTINE」です!
5回も見てると振りも覚えるものです!踊ります!
『
VIVA LA VALENTINE 今日は特別な日
だから少し 浮かれちゃうけど
VIVA LA VALENTINE でもこれからも
私は私よ 君も君でいて
確かに聞こえたんだ 心が開く音
生まれ変わった気分 ふさぎこんだ自分グッバイ
君が好きな君が大好きさ しっちゃかめっちゃかでもOK
ハートに耳をすませてみて なんて聞こえる?
気持ちあけわたしてみて 世界を待たなくていいよ
そうだね! 今ここで! 正解は君が決めて!
ふと浮かぶ ぱっと光るものが きっと本物!
VIVA LA VALENTINE 今日くらいはね
おめかしもしたい 自分のためにね
VIVA LA VALENTINE 今日だからこそ
素直になりたい 君のために
VIVA LA VALENTINE 今日は特別な日
だから少し 浮かれちゃうけど
VIVA LA VALENTINE でもこれからも
僕は僕だよ 君も君でいて
』
「みんな、今日は見に来てくれてありがとう!みんなのおかげでとっても素敵なショーになりました」
「このバレンタインがみんなにとって素直な気持ちを伝えられる特別な日になりますように」
「周りがなんて言っても関係ない!」
「ありのままの自分を愛してあげてね」
「素直な君はとってもかわいいよ!」
ピューロのお土産を手に取る人物。
それは吉池ちゃんでした。
意を決してレジへ持っていく吉池ちゃん。
ご自宅用ですかと聞かれ、贈り物と答えます。奥さんにプレゼントするようです。
「普段、こんなことしないから。笑われるかもしれませんね」
「笑われてもいいじゃないですか。素直な気持ちなら!」
ここの店員さんを演じるのはピューロランドのパフォーマーさんである梶さん!特別出演なのですが、なんだか嬉しいですね~!
ショップから出て振り返るとキティちゃんの大きなバルーンがありました。
しばらくキティちゃんを眺めた後、笑顔でピューロランドを去る吉池ちゃんなのでした。
これは完全に、ピューロおよびキティちゃんの魔法にかかりましたね。
彼はこの後いずれピューロの年間パスポートを購入し、家族もろともサンリオ沼にはまるのです。ずぶずぶ。
ここでスタッフロールが流れ、おしまい♡の文字。
VIVA LA VALENTINE、閉幕です!!
***
さいごに
いやあ!よくぞここまでお付き合いいただきました!!
2/14の日付が変わる前くらいから記事を書き始めましたがもうすっかり朝です。仕事に行きます…。
いかがでしょうか。VIVA LA VALENTINE。
とっても素晴らしいものでした。最高。
ここまで感想を述べて、もし興味が湧いた方…。
2/6~2/14の公演は終わってしまいましたが…。
ご安心ください!!
なんと、3/14のホワイトデーにリバイバル上演が決定しました!!!
2/19にチケットが販売開始されますのでどうぞよしなに!!!私はもちろん買います!!!
少し駆け足気味で恐縮ですが、この辺で終了しようと思います!
お付き合いいただきまして!本当に!本当に!ありがとうございました!
最高のバレンタインになりました!
まったく読み返さずに書きましたので後々修正するかもですが!
いやホント、14860文字にお付き合いいただきまして…いやすごいね。
繰り返しとなりますが、良かったら3/14の上演も見てください!
それではここまでお付き合いいただきまして本当にありがとうございました!書いていてとっても楽しかったです!出勤してきます!!
追記です!!!!!!!!!!
もしビバラバ関係者の方の目に留まったらと思いまして!!!!!
どうかなにとぞ!!!!!DVD化及びBD化を!!!!!円盤化を!!!!!何卒!!ご検討いただきたく!!!!!!!音源も欲しいです!!!!!!!!!!台本とかも最高ですね!?!?!?!?グッズの展開を!!!!!何卒!!!!!こんな良いものをこれっきりで終わらせるんですか!?!?!?!?良く考えてください!!!!!!!!!!
私だけではなくたくさんの人が望んでいると思います。コメント欄での要望でも、Twitterのハッシュタグでも、たくさんの要望を見かけました。
大声で叫んでしまい申し訳ございませんでした。でも心からの気持ちです。
どうかご検討のほど、よろしくお願い致します。
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読んでくださりありがとうございます!! ちなみにサポートは私の幸せに直接つながります(訳:おいしいもの食べます)