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ライティングディテールスケッチ #1 U-Bahn Station Kurfürstendamm

こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。
Instagramに投稿しているライティングディテールスケッチをさらに掘り下げて紹介していく記事の第一回目です!

第一回目は私がよく利用しているベルリンの地下鉄駅、Kurfürstendamm(通称クーダム)のライティングのご紹介です。
(なおU-bahnとはドイツ語で地下鉄の意味。)

スケッチとポイント

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Instagram投稿

ポイント
- 光の拡散性と反射性を活かしたディテール

- 天井の彫った部分と平らな部分とでの光の伸び方の違い

- 照明器具の大きさ、配置はランダム

- 照明器具の配置はランダムだが、ディフューズ配光の器具を使用していることもあり床面照度は十分かつ均一

場所

場所はこちら。ベルリンでも西の中心でショッピングエリアに位置しています。ベルリンの地下鉄路線は番号が振ってありますが、クーダム駅にはU9,U1の二路線が乗り入れています。すぐお隣のZoo駅が大きい駅のため、ショッピングエリアど真ん中の駅に位置しているにしては小さめの駅です。

備考

真下から見上げると彫り込んだカーブの面の光の伸びがきれいにグラデーションになっていることが分かります。天井に単純にシーリングライトを取り付ければ十分に照度確保ができたはずなのですが、彫り込むというごく簡単な操作であり、かつシンプルで流通も多い一般的な照明器具でのライティングデザインであることがポイントの高い理由です。

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ちなみにU9のプラットホームはこんな感じです。若草色のタイルが印象的ですが、ライティングデザインとしては特段触れる部分はないですね。

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U9プラットホーム

タイルは仕上げで多少の差はあるものの反射する素材なのでうまく使うとライティングの一部となりえます。ベルリンの地下鉄駅ではタイルが良く使われています。

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U-bahn Märkisches Museum

この他にもベルリンの地下鉄駅は駅ごとにデザインの特徴がある場所が多く、中にはライティングにも工夫がみられる駅があります。今後のディテールスケッチでも紹介していきたいと思います。

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U-Bahn Heidelberger Platz

地下鉄駅は基本的に全時間帯照明が必要なエリアなので照度などの基準を満たすだけでなく工夫したライティングになっていると良いなぁと個人的には思います。

それでは次回も楽しみにしていてください!


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