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未来を先取りして主導権を握る

こんにちは、まみです。前回は、アウトプットの精度は5割で十分という主張をしました。

これはつまり、ファーストステップのアウトプットに大部分を作ってしまった場合、作っていく中での課題発見や最終アウトプットの変更、それから、他の人の意見を取り込むフェーズでの改修部分が多くなるから作りこみすぎると、もうほんとに二度手間になってしまうからなのです。とにかくジョブ型雇用が促進されるとともに、ビジネスに大切なことが精度よりもスピードを重視するようになりますが、その観点からも大切な感覚になりますので是非頭の片隅に置いておいてくださるとうれしいです。

今日は、色んなノウハウはさておき、発達障害を持っているということが心持ち次第で未来においてネガティブ要素たりえないものとするのは、社会の流れではなくその流れをつかんだ当事者でしかない、というお話。

今の困りごとは未来の困りごとではない

発達障害者の就労に関する調査を記事を書くにあたってみたりすることがあるのですが、視点が「今の困りごとをどう解決するか」ということに終始しているものが多いと感じています。それはそれとて今は必要なのですが、未来においてはそんな大変でもないよ、それ。というものもいっぱいあります。だって、就労については自己理解さえしていればできないことはやらなければいいだけですし、唯一無二の存在となれればコミュ障があろうと欠点があろうと、意外と重宝されますし。そもそもコミュニケーションの手法が今までのそれと違っていることは以前に主張した通りです。「そうなれない人もやっぱりいるでしょ」と言われるかもしれませんが、それは定型発達も同じこと。私は有能とはいい難いですが、正直発達障害を抱えている私よりワークしてない定型発達の人っていっぱい見てきますし、よりその「できない人」の集団属性に障害の有無がほんとに関係なくなると思っています。

ここで勘違いしてほしくないのは、自分が発達障害(名前なんてなんだって良いのです。)であることを知ることがいらないということではありません。まずはそこをしっかり押さえてください。というより、自己理解は何より重要ですから。そうすれば何にも怖くないし、対策すればよいだけなんですよ、ということなのです。ん?「未来にそうなるなんてわからないじゃないか」ですか?考え方のアプローチを間違えていますよ。「未来を自分に都合よく作っていく」ことが重要です!

未来は変えるものではなく、利用するもの

未来って何なのでしょうね。わからないもの。まだ存在しないもの。といったようなことですね。はい。それは正解です。であれば、その未来をリードしてあげてください。前回、仕事は先取りをして主導権を握ることが自分の居場所を作るといいました。未来も同じこと。そうですね、わかりやすく事例を挙げてみます。私は、近い将来ジョブ型雇用が主流になるといいました。私一人の想像だと思いますか?違います。社会がそうならなければと声を上げているから、私は「情報を知った」まで。そして、これはチャンスとばかりにその社会の潮流をとことん活用してやろう!と思ったまでなのですよ。だって知れば知るほど発達障害ホルダーに利点しかなさそうだったので。そして、これも絵空事だと思いますか?それも違います。私のこの価値観は、自分の経験もありますが、間違いなくアメリカのニューロダイバーシティという考え方が元になっています。

アメリカはいいものは徹底して活用する社会です。ご理解いただけますでしょうか。私たち発達障害者の脳機能は、日本の定型発達の方の認識では、「ちょっと厄介で、でも支援してあげなきゃ」程度のものかもしれませんが、アメリカは「ちょっと厄介かもしれないけど、これは使えるな」と思っているわけです。ちょっと厄介と思っているかはわからないですが、まぁサポートしなきゃという意識はあるとは思います。でも、同時に役に立つ!とも思っているんです。シリコンバレーでは発達障害者を積極的に採用しているほど。日本のように買い叩くなんて意識じゃないんですよ。すごくないですか?私は好戦的ですので、助けてあげなきゃなんて思われたくない。このように色んな情報を自分のものにしてください。「自分」がいかに快適に仕事ができるかが重要ですが、結局それは先取りできるかどうかにかかっています。社会の流れは未来のことでもある程度見えてます。今の困りごとは適当に流して、ってそれは難しいと思いますのでそれこそサポートをとりあえず受けておいて、「未来」に即したスキルや価値観を今のうちに身に着けてください。そのように情報戦線を生き抜くことができれば、社会をリードする存在になれます。そういう人が1人でも増えることで日本でもニューロダイバーシティが浸透してくるでしょう、社会は発達障害者の能力を活用せざるを得なくなってくるのですもの。今でも別にそうだと思いますが、発達障害だからといって「支援してもらってる」という引け目を感じる必要もありません。だって未来では発達障害=就業するにあたり弱者である、という構造そのものが覆るのですから。

いかがでしょうか。ご自身が現在、発達障害によって困りごとを抱えている人にこそ、是非ちょっと違う視点に立って未来を見てほしいです。だってダイバーシティ社会を良いものにできるのは、マイノリティである私たちだけですよ。そうすると、未来が幾分明るく映りませんか?

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