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アポを取りたい営業さんの電話

相手やものごとに興味・関心を持たないと、いいお仕事できないと思う。というお話です。


『新卒や中途採用のご予定はありますか?』
『御社にぴったりな人材の採用をお手伝いさせていただきたいのですが』

採用支援の会社からちょこちょこかかってくるアポ取り電話。
なんか多いなぁ、と思ったら、新人さんが研修終わって実際担当持たされる時期?ということでしょうか?

いつも思うのですが

アポ取りたいんだよね?
『御社にぴったりな人材の採用をお手伝いしたい』から。

なのにどうして電話の前にちらっとでもググらないのかなぁ?

やり取りはほぼ、決まっています。

『採用のご予定はございますでしょうか?』
「採用はしたいと思っていますが、一般媒体では採用しにくい職種ですので」
『弊社では様々な業種の採用をお手伝いさせていただいておりまして、実績もございますので一度そのあたりも含めてご挨拶に...』
「えっと、うちの業務内容はご存知ですか?」

→ましな場合
『え?あの、スポーツジム、ですよね?』
→ましじゃない場合
『あ、いや、失礼ですがどういう…?』

「空中ブランコとかエアリアルというサーカスを一般の方に教える仕事なんですけど」
『あっ…それはかなり特殊ですね~』

まぁ、そこから食い下がるかどうかはそれぞれですが、電話番号わかってるのだし、ちょっと調べたら出てくるのに…と毎回思うんですよね。
何やってるかもわからないのに『ぴったりな人材を』って、よーゆうわ。

もちろんいちいち詳細まで見て電話なんてできないだろうし、とにかくかけろ!って指導されているのかもしれませんが…。

でも電話があればこちらも手を割かれるわけですしね、何の仕事してるかも知らないでかけられてもな、って思っちゃいます。

たま~~~~~に、ちゃんとホームページ見てから電話してくる営業さんもいて、やっぱりそういう人の場合は、話、聞きますよ。
ちゃんと調べてくれたんだな、って思うので。

あとね、新人さんが一生懸命やってるんだなーって思ったら、余裕があれば、聞きます。

『あ、なるほど、なかなか対象になる方がいらっしゃらないということですよね!』
そうそう。
『あの、社内に、そういうケースにも詳しい方が、いらっしゃると思いますので…』
うん、詳しい者がおりますので、だね。いいよ、大丈夫だよ。
『ちゃんとどういったことがご提案できるか、あの、確認してまいりますので、ご挨拶させていただけませんでしょうか』
うん、いいよ。

ということで、昨日お電話くれたおにいさんの提案、楽しみにしてますw。
育つためには経験しなきゃ、どのお仕事でもそうですもんね。
よく行くレストランとかで、内容知ってても新人さんが説明に来てくれるときは最後まで聞きます。練習大事。

えっと、何が言いたかったかと言いますと、

相手やものごとに興味・関心を持たないと、いいお仕事できないと思う

です。

インストラクターの場合

この人はどうなりたいかな
体調はどうかな
何に困ってるのかな
何を改善したいのかな
何が楽しくて何が苦手かな
こんなことできそうだな
できるようにしてあげたいな
どうやったらできるようになるかな
よし、ちょっとチャレンジなレベルだけどここからやってみましょう!

って感じで、相手のことを見て、考えて、提案したり教えたりします。
一生懸命「うまくしたい!」とか「よくなってほしい!」って考えるから、できるようになるとこっちもうれしいし、それがインストラクターの醍醐味だと思います。

スタッフ同士だって、お互い何やってるのかなとか関心を持ってみないと、特にうちみたいな少人数の事業所はもう回らない。
上手にお互いがフォローできているときはなんでもスムーズにいくし、問題の解決も早いです。
そうじゃないときは、誰かに仕事が溜まって破綻してたり、ミス連発だったり雰囲気悪くなったりします。

仕事だけじゃなくて、奥さんへの関心が薄いと体調不良にも気づかないし、だんなさんへの関心がないと思いやることも忘れてしまう。

何が好きなの?何が嫌いなの?
こうされたら、いやだよね。このほうが、喜ぶよね。
これ、ここでいいかな?
こっちのほうが便利じゃない?
このほうがみんな使いやすいかな
こうやったほうがきれいに見える!

なにか、ちょっとでも考えて行動できるといいですよね。


アポ電といえばこんなこともありました(笑)
一通りのやり取りの後、

『あ、今ホームページを…あ、はい、拝見しているのですが…』
『あ、なるほど、空中ブランコ!…ああ、すごい、へぇ…そうなんですねぇ!』

…しばらく待ってましたけどね。
言っちゃいましたよね。

「あのぉ、私、おねえさんがうちのホームページ読んで勉強してるの、電話で聞いてなきゃいけないですか?」

うちのスタッフが横で笑ってました(笑)。

最後にもうちょっと。
気づきたくても気づけない、関心を持つこと自体が難しい、そういう人もいます。
だから、なんでできないの?
と思っても、本人は努力してるけど無理なんですって場合もあります。
最終的には、仕事術でもなんでも、自分の思うことだけ押し付けたらだめってことですね。
気を付けます...(苦笑)

#仕事 #営業 #新入社員 #新人教育 #私の仕事  

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