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育児休暇の必要性

私は現在、3歳10か月の子を育てながら仕事をしている。産休・育休から復帰したのは、子が0歳6か月の時。ちょうど4月入園の応募ができ、また、見学に行った際に園長先生に「0歳なら入りやすいからぜひ!」とお誘いいただいたこともあり、入園を決めた。

夫は、産前産後に二週間ほど育休を取得した。私はつわりが物凄く酷いタイプではなかったが、産休に入る前は結構辛く、職場で頻繁に吐き気に襲われていた。胃袋が圧迫される感じがして、息苦しく、唾液を飲み込むことが出来ず、トイレで吐いてしまうことも度々あった。職場に休憩室(と言っても、使用していない個室を解放してくれただけだが)を女性の上司が作ってくださり、その部屋に駆け込むこともよくあった。

産休に入ってからは食欲も戻り、沢山動くこともできて、結構快適に過ごした。子が産まれると全く時間が無くなるから、今のうちに一人の時間を楽しもうと、バスや電車に乗って色々な所へ出かけていた。

そして産後、人間らしく生活する自由を奪われた私は、鬱の一歩手前まで、精神的に追い詰められた。友人が心配してかけてくれた電話に出て、意味もなく涙があふれて止まらなくなったり、「いつまでこんな生活が続くのか」と思い詰めてしまったり。
夫は子をかわいがったが、自分自身ももかわいいようで、好きな時に寝るし(昼寝もする)、夜中は起きられないし、私への思いやりは一切なかった(もう記憶がないが、ほぼなかったと思う)。ほんと、「ザ・休暇中の人」って感じで、呆れる。二人が寝ている間に私は走ってスーパーへ行って食事の買い出しをして、料理して、洗濯掃除、そして子の世話、、と動き回っていた。

夫の育休が終わって、実母や義母が少し手伝いに来てくれたが、義母は勿論息子(夫)に甘い。夫は生涯反抗期(笑)なので、義母を積極的に手伝うこともなく、おおいばりで「めしは?まだ作ってないの?」なんて言っていた。いや、遠方から来てくれてるんだし自分の家なんだから、お前がやれよ!と言えるまで当時は私の気力もメンタルも強くなかった。
実母はと言うと、ちょっと癖があり、産後病院で私に「何そのお腹!そのままじゃ体型戻らないよ」と開口一番言い放った人だ。義母は「頑張ったね。良かった」とねぎらいの言葉をかけてくれたのだが。産後手伝いに来てくれたときも、自分の話したいことを話すばかりで、こっちは母が来てくれているなら眠りたいのに、と不満がたまる一方だった。

というような形で、産後に結構なストレスを抱えた。私自身にも問題があるかもしれないが、「なんで、皆思うように動いてくれないの!何もしてくれない方がマシ!」と思った。夫がいなくて、義母だけ来てくれているときが実は一番気が楽だったりした。
だからもし、もう一人子を産むことになったら、その時は夫には育休を取らせずに、ベビーシッターを雇おうと思う。私はキッズラインさんを通して結構利用経験があるのだが、シッターさんは家事育児を仕事として丁寧に、責任をもってやってくれて、本当に信頼できる。身内に頼んでイラつくよりは、ずっとマシ、いや、かなり良いと思っている。

そんな時が訪れるかはわからないけれど、家事育児の能力や危機管理能力の低い配偶者を持つ場合、思い切って外注するのもアリだと思う。職場には、育休取得者数増加に貢献して、等と言われるかもしれないが、きっぱり断る勇気を持ちたい!!
専業主婦(夫)の方は、毎日それをこなしているのだから、やっぱりすごいよね。家事育児は、立派な仕事だ。

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