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【うつ病】うつのこと、なめてました。


「抑うつ状態です」と診断された。
正直こんなに、辛いものだと思っていなかった。


ある日突然、会社に行けなくなった。

ある朝突然、会社に行けなくなりました。その日も、いつもと変わらない朝だったんです。いつも通りに起きて、いつも通りに支度して、家を出る。
「あぁ今日はアレとコレをして…」と仕事のことを考えながら職場まで向かう。もうすぐで職場に到着するところまできて、頬に温かい何かを感じました。

そう。私、知らない間に泣いていたんです。

何で泣いているのか、自分に何が起きているのか。分からないけど涙は止まらない。吐き気がする。めまいがする。これはやばい。とりあえず車を停めよう。
そして近くのコンビニの駐車場に車を停めて、状況を整理しようと思いましたがどんどん涙が溢れて止まらないのです。次第にパニックになる私。
過呼吸になってしまい、もう心もメイクもぐちゃぐちゃです。
このままでは仕事どころか出勤ができない、と判断し、その場で上司に連絡しました。泣きながら「すみません、行けません。」と。


「もう無理だ」それが最初に出た言葉でした。



「抑うつ状態」と診断

吐き気やめまいがあったので、まずは行きつけの内科を受診しました。
医師にその時の症状や気持ちなどを説明。すると、「内科じゃなくて一度心療内科を受診してください。」とのことでした。
ちょうどそのころ、偏頭痛の薬がなくなりそうだったので、その分のみ処方してもらい、念のために吐き気止めも出しておくね、と。

心療内科って初診予約が取りづらいのですね。近くの心療内科がある病院に電話をかけ、「初診予約は1か月先までいっぱいです」と言われることが多く、何件も何件も電話をしました。その度に同じように症状の説明をして、その度に泣いていたような気がします。
そしてようやく、「週明け夕方なら空いてます」との返事が。
電話口で看護師さんに状況を説明し、院長先生から「うちにおいで」と言っていただいたことがきっかけで、今でもこの病院にお世話になっています。

初診の日。初めての心療内科。すごくドキドキしました。
うまく先生に伝えられるように、あの日のことやそれまでのことを振り返ってスマホにメモをして病院に行きました。
医師の診察の前に、カウンセリングを受けました。スマホのメモの内容を伝えようとしても、涙が溢れてしまい上手く伝えることが出来ませんでした。
主治医は院長先生です。カウンセリングの内容に加えて、これまでの状況を一緒に振り返ることになりました。

・2ヶ月ほど前から食欲があまりない、またはほとんどない
・働くことの意味が分からない
・生きている意味が分からない
・消えてしまいたいと思うことがある
・職場での人間関係は良好である
・寝つきがとても悪い、中途覚醒と早朝覚醒があるのでほとんど寝ていない
・生きづらいと感じることが昔から多い
・朝よりも夕方の方が元気になる
そのほかにも、気になることを少しずつ話しました。幼少期のことや、家族のこと、これまでどんな人生を送ってきたか。

そして診断。
「抑うつ状態が強いです。一旦、仕事を休んで休養しましょう。」
初めての抗うつ薬。うつ病関連の漢方薬。診断書。いろんなことが一気に起きて、頭の中で処理できず、ただ言われたことに「はい」と答えることしかできませんでした。

休職を勧められ、診断書をもらう。
正直、ホッとしたけれど…



休職することになったけれど

その後、医師の診断のもと、休職をすることになりました。とりあえず2ヶ月休んで、心と身体を休めましょう、と。
会社へ休職届と診断書を送付しました。「これでしばらく休める」とホッとしましたが、それも束の間。すぐに不安が襲ってきました。
職場、上司・先輩方に迷惑をかけてしまうことへの罪悪感。会社に対しての申し訳ない気持ち。仕事もできない、自分の管理もできない、もしかして私は世の中でいらない存在なんじゃないか?とまで考えてしまうように。

「仕事のことは考えないで」と言われても、つい先日までずっと会社員をしていたから考えてしまいます。あの仕事はどうなっているのだろう、とか、誰が穴埋めをしてくれてるんだろう、本当に申し訳ないな、とか。
1~2週間くらいは毎日仕事のことが頭の中にありました。「考えるな」と言われるほど、考えてしまうのです。



真っ黒な感情が止まらない毎日

休職して1ヶ月が経った頃、仕事のことを考えることが減ったかわりに、思ってはいけないことを考えてしまうようになりました。
睡眠は少しずつ回復してきているものの、やはりほとんど寝れていませんでした。12時に布団に入っても、眠りに入るのは2時間後くらいで、眠れたとしても2~3時間後にまた目が覚めてしまう。お手洗いに行ってもう一度眠ろうとするが眠れない。自然と溢れる涙。「消えてしまいたい」と声に出してしまえば、もう涙も感情も止まりません。
そして気が付けば、泣き疲れて寝ている状態でした。

そんな状態が2ヶ月続きました。「こんなに苦しいのを我慢してなんで生きているんだろう」「心が痛くてもう消えてしまいたい」何度も、何度もそうやって泣いていました。
そして、休職期間が明ける頃に再び「2か月の休職を要する」と診断を受けました。


文字通り「3歩進んで4歩下がる」

2ヶ月の休職延長を申し出て、もう一度診断書と休職届を出せばOKと会社からの連絡があった数日後、ポストに届いた会社からの封筒。
直感で「あ、解雇通知かな?」と思いましたが、似たような内容の文章が届きました。
・会社規定では休職期間は3ヶ月である
・私が申し出た期間は合計4か月 ※この時点で2ヶ月が経過している
・3ヶ月休職期間を経て復職できなければ自然退職となる

少しずつ回復に向けて動き出していた矢先の出来事でした。つい先日に2か月の延長をOKしたのに。このタイミングでこの文章を送付した会社の気持ちが分かりませんでした。復帰させたいのか辞めさせたいのかどっちなんだ。
この手紙を受け取ったことをきっかけに、症状が悪化し、現実的に考えて復職するのは難しいと医師に診断を受けました。

なぜ。なぜ。なぜこうも「うつ」は私の邪魔をするんだ。精神的に弱っている時にこの手紙を送ってきた(しかも連絡なしにいきなり)ことにも疑問だけど、なんでこんなに苦しまなきゃいけないんだ。

手紙を開ける瞬間まで良かったのに、また、2か月前に逆戻り。

なぜ、どうして、こんなに苦しいんだろう。
辛く、痛く、苦しい日々がまた訪れる。



ここからが本当の「闘病」

会社に行けなくなったあの朝。上司に電話をした後、片道車で20分の道を、途中で車を何度も停めて休みながら1時間かけて帰宅しました。
やっとの思いで家に到着。訳の分からない自分の体の症状にパニックが止まらず、玄関で過呼吸になってしまいました。
朦朧とする意識の中で、「ここで終わるわけにはいかない」となんとか踏みとどまり、少し落ち着くまで待って、ゆっくりと部屋の中へ。
ベッドにそのまま倒れ込み、声をあげて泣きました。もうすべてがどうでもいい。「消えたい、消えたい、誰かたすけて」と。

会社からの通知文章を読んだとき、この日に逆戻りしてしまったんです。
まるで会社から「あと1ヶ月で治らなかったら君はいらない」と言われているようで、悔しさと、怒りと、悲しさと、虚しさと。色々な気持ちがぐちゃぐちゃに混ざって2ヶ月ぶりのひどい過呼吸に。
過呼吸になるたびに、私の中の理性が働いて「しっかりしろ」と頬を叩いてくれて正気に戻るのですが、もし戻らなかったらどうなるんだろうと考えてしまいます。これ以上おかしくなったら自分でも自分を止めることが出来なくなってしまって、衝動的な行動に出てしまうんじゃないか、という恐怖。

もちろん、出された薬は飲んでいましたが、得体のしれない恐怖と不安に押しつぶされそうになる日々が続きました。
これが「闘病」か、と思いました。本当に文字通り、うつと私との闘いが始まったのです。



私に襲ってきたうつの症状とは

そうそう簡単に治ってくれない。それが「うつ病」なんだと実感しています。症状が良くなってきた…と思った矢先、次の日にはお昼過ぎまで起き上がれないこともあります。

私は、以下の症状がありました。
・食欲がなく、1日1食である
・何に対してもやる気が出ない日が続く
・外に出たくない、日光を浴びるのが嫌だ
・「消えてしまいたい」と考えることが多い
・意味もなく泣いてしまうことがある
・眠れない夜が続く
・「私は最低な人間だ」と自分を責める
・朝、起き上がろうとしても体が重く起き上がれない
・朝よりも夕方のほうが元気になる
とにかく、自分を責める気持ちが強かったです。「うつになった自分」と「そうでない周りの人」というように目に見えない線を自分で引いてしまい、弱気になり、無意識に自分を責めていました。
幸い、私はまだ軽度の状態で病院へ駆け込んだので、衝動的な行動に出てしまったりすることはありませんでした。主治医も、「軽度の状態で受診してくれてよかった」と言ってくれていました。

うつ病にも、人それぞれの症状があります。私が一番苦しいと感じたのは、「うつになった自分」を受け入れることでした。正直、自分がうつ病になるなんて思ってもみなかったんです。実際になってみると、文字でも表すことが難しいくらいの苦しみが待っていました。
こうして文字にしてみても、100%伝わらないのが悔しいです。だって、うつ病はなってみないとこの苦しさは分からない、のだから。
周りから見れば、「何もない普通の人」に見えます。隠していれば精神的に病を患っていることなんて感じさせないかもしれません。
でも、それがまた、「うつ病の怖さ」だと思うのです。

ぱっと見ただけじゃ「いつもの私」です。でも私の中はいつも通りではないのです。それが伝わらないのが悔しくて、苦しくて、心が痛い。
「大丈夫?」と聞かれて「大丈夫」と答える。だってうつの辛さはきっと説明しても伝わり切れないから。大丈夫じゃない時の「大丈夫」ほど、心が痛いものはありません。

「放っておいてほしい」それが当時の正直な気持ち。



うつに勝つために私がしたこと

「抑うつ状態です」と診断され、通院を始めて約半年が経過しています。
少しずつですが前を向けるようになってきました。そこで、うつに勝つために私がしてきたことを紹介します。
※あくまで参考程度にしてください

①アメーバブログを開設した

うつ病との闘いは、孤独との闘いでもありました。病院に行けば主治医と話せますが、それ以外につながりが欲しかったんです。アメーバブログを始めたことで、同じようにうつ病に苦しむ方々と出会うことができ、様々な情報の共有をしました。何よりも大きいのが、「一人じゃない」と感じたことです。

②自分と向き合うことを恐れないように

診断された当初は、「うつ病になった自分」を受け入れることが難しく、今までのギャップとに苦しむ毎日でした。そこで、ブログで出会った方に少し相談をし、
・何が嫌だと感じるのか
・自分の好きなもの、嫌いなものは何か
・今まで何があったのか
少しずつ洗い出すことにしました。本当に少しずつです。自分の体調と相談しながら、少しずつ、少しずつ自分と向き合う時間を取るようにしました。

③どんな小さなことでも褒めてあげる

私は自分と向き合うことで、「自己肯定感の低さ」が原因の一つでは、と考えました。そこで、毎日夜ベッドに入ったときに「よくやった」と自分を褒めてあげることを始めました。深呼吸で心を落ち着かせてから、一日を振り返り、どんな小さなことでもいいから褒めてあげる。そうして小さな成功体験をたくさん作り、自己肯定感を少しでも高めて、自分を好きになれるようにと、今も続けています。

自分が自分のヒーローになる、そんなイメージです。
自分のことを自分で守ってあげる。
そのためにできることは何か、たくさん考えました。



うつ病は出口の見えない病気?

うつ病は出口の見えない病気だと言われることが多いのではないでしょうか。私も実際、暗いトンネルの中、出口が見えたと思った瞬間、足元が崩れてまた振り出しに戻る…なんてことを何回も、何回も経験しました。
「またか」と落胆する。減らない薬。すり減っていく心。とても、とても文字では表しきれない苦しみがそこにはありました。
でも、私はうつ病は出口の見えない病気ではないと考えています。そして、その出口は辿りつくものではなく、自分で作ればいいんじゃないかと。

うつになってよかったのかもしれない

うつになって良かった。そう言うと、なんだか軽蔑されてしまいそうですが、私はそう思います。うつになり、仕事を休み、自分との時間が沢山取れたことで、「自分とは」「仕事とは」について考える時間が持てました。
今まで休みなく働いてきて、働く意味や自分のこれからの人生について考え・悩む時間がなかなか取れずになんとなくで生きてきました。
・人はなぜ働くのか
・私はなぜ働くのか
・これからどうやって生きていきたいのか
何度も何度もうつの症状と闘いながら、少しずつ向き合いました。そうした時間が取れたことは、うつがきっかけでもあります。(嫌なきっかけですが)

生きるとは、人生とは、自分とは。
私はこれからどう生きたい?



この経験を無駄にはしたくない

自分の人生やこの先のキャリアプランについてよく考え、たくさん悩んでたくさん苦しみました。今でも苦しさを感じることは変わりません。
しかし、私はこの経験を決して無駄にはしたくないと思ったのです。
うつ病になってたくさんの痛みを知った。同じ苦しみを抱える人たちと交流することが出来た。何よりも、自分のことを優先する大切さを知った。
私は、これは成長するチャンスかもしれない、と思いました。

今までの私だったら知ることがなかっただろう世界を知ることが出来た。
これは、間違いなく私のこれからの人生の糧になるはずだ、と。

そして私は、この経験を活かし、人の痛み・苦しみに寄り添える人になりたいと思っています。たくさんの痛みを経験したからこそ、同じように苦しんでいる人に寄り添える人間でありたい。
そして少しでも世の中の「うつに対する理解」が深まればいい。そう願っています。



うつになった自分を責めないで

うつ病の苦しみは、実際にならないと分からないことがほとんどです。ネットでこうしてたくさん出てくる情報が、すべて自分に当てはまるわけでもないし、うつの症状の根拠は自分なのです。科学的に証明されている対処法でも、自分には効かないこともある。
うつ病患者はみんな口をそろえて「なった人にしかこの苦しみは分からない。」そう言います。私もそう、思っています。
どれだけこうして文字にしても、その苦しみ・痛みは本人にしかわかりません。その対処法も、勝つための方法も、すべてはその人次第です。

だからこそ、わたしはこうして「うつ病」に関する発信をしようと思いました。もしかしたら、ここまで読んでくださっているあなたは、私と同じようにうつに苦しんでいるかもしれません。
「うつ病」は一言では表しきれない病です。見た目に見えない心の病だからこそ難しい病気なのです。

でもね、どうかうつになった自分を責めないでほしいのです。
あなたが弱いからうつになったんじゃない。あなたのせいではない。これは胸を張って言えます。私も診断された当初はすごく自分を責めました。
今はだいぶ落ち着いてきましたが、両親に対して心配をかけてしまっていることや、職場に対して迷惑をかけてしまっていることにひどく罪悪感を感じ、とことん自分を責めました。
そして、そうして自分で自分を傷付けてしまっていることに気が付きました。それがなかなか良くなっていかない原因かもしれない、と。

最期まで一緒に居てくれるのは恋人でも家族でもない自分。
だったらもっと自分を大切にしてあげなきゃいけいないのかもしれない。

そう、思えるようになりました。

どのように出口を自分で作るのか、それはそれぞれの方法・思考によって変わるし、出口を作るのではなく出口を目指す方法も、正解だと思います。
でも、まずはうつになった自分を責めないで、自分を守ってあげて欲しいと思うのです。「ここまでよく耐えたね」「勇気を出して病院に行ってくれてありがとう」と、自分に声をかけてあげてください。
休職することも、病院に駆け込むことも、すごく勇気がいったことでしょう。それを自分のために成し遂げた自分をまずは褒めましょ。


うつ病は「心の風邪」

そして私が言いたいことはこれです。「ちゃんと病院にいきましょう」
少しでも苦しい、生きづらい、仕事に行けない、なにもやる気が出ない…そう悩んでいるのなら、迷わず病院へ行きましょう。
精神科・心療内科に行ったら戻れなくなるのではないか。私もそう思い何度も踏みとどまったことがありました。あの時行っていれば…と正直後悔もしています。
精神科・心療内科へ行くことは「精神的におかしい」のではないのです。
うつ病は「心の風邪」だと思います。風邪を引いたら内科へ行くように、迷わず病院へ行ってほしいと思います。大きなことになってしまう前に。
まずは相談の電話だけでもいいと思います。「こんな症状で悩んでいて」と言ってみましょう。私も始めは怖くて電話口で泣きながら言いました。「心療内科に一度掛かれば、もう戻れなく(元の生活に)なりますか?」と。
実際に約半年間心療内科へ通院している私からすると、答えはNOです
精神科・心療内科へ通っているからといって、今までの生活に戻れないことはないと思います。

うつは「心の風邪」。だからこそきちんと診察・処方をしてもらいましょう。


うつは心の風邪。
きちんと診てもらい、お薬を処方してもらおう。
頼れるものには頼りましょう。



公的支援を受けるのも一つの手

住んでいる自治体によって制度は変わってくると思いますが、うつにより休職・退職してしまったときに使える制度がいくつかあります。

①自立支援制度
 ⇒特定の病院・薬局での診察、処方を行政が負担してくれる制度。
  市役所での手続きが必要になってきます。
②傷病手当金制度
 ⇒会社員で雇用保険に加入している人は100%使えます。
  これまでの給料の平均額の3分の2が保証される制度です。
  まずは会社に問い合わせてみてください。
③失業保険
 ⇒休職後に復職できず、退職してしまった場合、受けることが出来ます。
  退職後、離職票を会社から受け取ったら、お近くのハローワークへ。
  働いていた時の給料の額にもよりますが、補助金が支給されます。

その他の助成金や制度の詳しいことは、お近くの役所・ハローワークに問い合わせてみて下さい。あなたの状況に合わせて使える助成金や制度があるか、アドバイスして頂けると思います。
私は①自立支援制度と②傷病手当金を利用しています。失業保険については年明けにハローワークへ行こうと考えているところです。

市役所の職員さん曰く、「せっかく税金を納めてるんだから、使えるところはどんどん使わないと損だよ」だそうです。…確かに。
困ったときは公的機関も頼りましょう。分からなかったら正直に「教えてください」と言いましょう。きっと苦しんでいるあなたを助けてくれます。そういう時のための助成金・制度ですからね。

寄り添ってくれる場所はあります。
困ったときは助けてもらいましょ。



うつになったからって弱気にならないでいい

そして私が一番伝えたいこと。うつになったからって弱気にならないでいい。これは、私が私自身にも言いたいことでもあります。
あなたが弱いから、メンタルが強くないからなったのではない。原因は人それぞれだと思いますが、これは絶対にそうだと思うのです。

「うつになった私」「そうじゃない人たち」と見えない線を引いて、弱気になるな。あなたのせいじゃないから。どうか自分を責めずにまずは自分を褒めてあげてください。
「ここまでよくやった」「今日も生きた」「洗濯した」「掃除できた」「ご飯が食べられた」「買い物に行けた」それでいいんです。自分を、自分で守る。そのためにも、自分を労わる。そうやって少しずつ、少しずつでいいです。自分を褒めてあげてください。そして少しずつ前に進めますように。


辛かったね、苦しかったね。
自分で自分を抱きしめてあげる。
そうして少しずつ前を向いていけたらいいと思います。

私のうつになった体験を、今同じように苦しんでいる人に少しでも届けばと思い、この記事を書きました。
私自身、まだうつ病は治っていません。でもこうして書けるようになるまで回復してきていることは事実です。今はまだ、地下2階にいるような感覚です。それでも少しずつ地上へ這い上がってやろうと思っています。

うつ病は今、5人に1人がなる確率があると言われている病気です。「自分は大丈夫」と思っていても、ある日突然やってくる怖い病気でもあります。
だからこそ、こうして記事に残すことで少しでも誰かの背中を押せたら、と思います。

一人でも多くの人の、眠れない夜が減りますように。
2022.12.29

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