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入社直後、思いがけない講師起用が自身の技術力を鍛えなおすきっかけに。休日は趣味のギターやDTMで音楽漬けの日々。

豆蔵note編集長の小笠です!
今回は、豆蔵のビジネスソリューション事業部(ビジネスプラットフォーム領域)でシステムエンジニアとしてご活躍されている中垣内さんにインタビューを実施しました。


自己紹介

中垣内 遼
ロール:システムエンジニア
働き方:フルリモートワーク
2022年入社。前職は、事件・事故等の証拠映像管理システムの開発に従事。開発とマネジメントの両立の難しさと自身の技術不足に直面し、「一から自分を鍛え直したい」という思いで豆蔵に入社。Java研修の講師を経験した後、現在は飲食店の売上情報等を管理するアプリの開発に従事。

キャリアポジション・業務の割合

元SEの助教授、攻殻機動隊がITエンジニアを志す原動力に

学生時代、元SEの助教授が持つスキルに憧れを持ったことがエンジニア志した一番の理由です。
私は情報系出身ではなく専攻は認知心理学だったのですが、人を対象とした心理学実験の実施のためにプログラムを書く必要と実験結果のデータを分析する必要がありました。IT初心者だった私に元SEの助教授が色々とサポートしてくださり、「自分も同じようなプログラミング・データ分析スキルを身に着けたい!」と思ったことがきっかけでした。
あとはSF系の作品が好きで、特に攻殻機動隊が大好きであり、人と機械とインターネットが身体レベルで深く結びつくような遠い未来にその技術の実現に携わりたいと思ったこともIT業界を志した理由です。(原作もアニメも素晴らしいですが、特に押井守監督の映画作品が好きです。)

プレイヤーとして自分を鍛えなおしたかった

前職はSIerにてシステムエンジニアとして勤務しておりました、入社時はほぼIT初心者の状態で、2年目になるとなんとか基本情報レベルの知識と技術は身についたもののまだまだといった感じでした。しかし、技術的に未熟な状態でプロジェクトリーダーを任されることが多くなり、思うように開発に時間を割くことができず技術力の停滞を感じました。「このまま未熟な状態でマネジメントの道に進んでもろくなマネージャー/リーダーになれない・・・メンバーのソースレビューも十分にできないのに・・・」と危機感を感じ、プレイヤーとして自分を鍛え直せるような環境を探し始めたことが転職活動のきっかけです。

一味違うと紹介された名前も知らない豆蔵に関心を抱く

正直、豆蔵という会社の存在を知りませんでした。
SIerを中心に転職先を探す中、エージェントの方から「豆蔵は他の会社とは一味違いますよ!」とおすすめされたことで初めて豆蔵を知りました。技術者集団の集まりで、書籍やブログ等で情報発信している社員が多数いると紹介され、興味が湧きました。
面接で説明を受け、会社としていかに技術志向が高いか、現場での開発作業を重視しているか、社員が能動的にスキルアップできるキャリアパスを尊重しているかを知りました。志望する気持ちが強くなり、事業部長から「希望通り、まずは開発に従事していただき技術力を磨けるようにする。」と仰っていただいたことが決め手となり、入社を決めました。

思いがけない講師経験が鍛えなおしにぴったりだった

入社してすぐ開発プロジェクトにアサインされる思いきや、思いがけず短期間のJava研修の講師を任されました。これがすごく良い経験だったと思っていて、自分が技術についてしっかりと理解して、知識が自分の中で体系化できていなければ人に教える・アウトプットすることなんて到底できないと思い、必死になって一からJavaの文法とオブジェクト指向を勉強し直しました。この経験から「自分を鍛え直す」という希望はかなり叶えられたと思います。

その後、飲食店の売上情報等を管理するアプリ開発のプロジェクトに従事し、現在も継続中です。最初慣れなかったのは、アジャイル開発であることと、クラウド中心のサービスだったことです。前職ではウォーターフォールとオンプレミスでの開発しか経験していなかったため、全てが新鮮で、必要とされる知識も新しいものでした。(とは言っても求められるスキルはウォーターフォール・オンプレミスでの開発で得た知識と経験が基礎となっており役立っておりますが。)多くの勉強が必要でしたが、より先進的な開発プロセス、アプリのインフラに関する知識を身に着けることができたのは本当にありがたかったです。
また、同じプロジェクトに従事する豆蔵の先輩の技術力が本当に高く、日々学ぶことが多くあるのも嬉しい環境だなと思います。追いつける気が全くしませんが、学生時代に助教授に憧れたように、また新たな目標とできる人ができたので勉強するしかないですね(笑)
最近は開発メンバーのソースレビューをする機会も増え、後輩もできたので、良いプレッシャーと受け止めて技術の研鑽とアウトプットに磨きをかけてゆきたいです。

技術談義に始まり技術談義で終わる飲み会に衝撃を受ける

良かったことなのかどうか分かりませんが、一番衝撃を受けたのは大先輩方にお誘いいただいた飲み会でした。

皆さん酔いが回って、どんな会話になっていくのだろうかと思ったら技術に関する話題ばかり!マイクロサービスに関する議論や仕事の上で設計に関する思想の違いで社員同士バトルを繰り広げたことなど、「この人たち本当に技術が好きなんだ・・・」と2割ドン引きながら8割面白がっていました(笑) 本当に技術が好きな人が集まっているのが豆蔵の良いところだと思います。

また、デベロッパーサイトのイベントにて私もAWSに関する記事を書かせていただいたのですが、知識を自分の中で整理整頓してアウトプットする機会が設けられているのが良い社風だなと思いました。良かったら読んでみてください。

S3で疑似的にフォルダを管理する方式の検討と実装

通勤時間ゼロのフルリモートワークで余暇を有効活用。

現在はフルリモートワークのため自宅にて業務を行なっています。
在宅環境のこだわりポイントは、最近購入したHappy Hacking Keyboardです。キーマップ変更機能で頻繁に使うキーの配置を変えて業務効率化を図っています。何より打鍵感が良くタイピングしていて心地よい点が気に入っております。

フルリモートワークでの業務成功・プライベートとの切り分けを意識しており、その秘訣は用意されている環境とプロジェクトの文化にあると思います。

前職で初めてリモートワークを経験したのですが、その頃は少し時代が古かったこともあり、リモートワークのためのツールも限られており、コミュニケーションが上手くいかないことや仕事とプライベートの境界が曖昧になって困ったことがありました。

しかし今では、Zoomを中心にリモートワークを支援するツールが揃っており(バーチャルオフィスで仕事ができるようなツールを利用したこともあります)、業務で困ることはほとんどなくなりました。疑問が出てきて相談したい時はすぐにチャットで先輩に相談し、Zoomの画面共有を使って教えていただいたりしています。

また、退勤する際はZoom等の通信を全て切り、作業用PCの電源を落とすことでプライベートの生活との区切りも上手くつけられるようになってきました。

フルリモートでの業務はツールとその使い方によって快適なものにできますし、一番メリットに感じていることは通勤時間が0時間になることによる時間の余裕ですね。プライベートで好きなことをする時間や勉強する時間も増えました。

オフ時間はギターの練習とライブ活動

趣味は映画鑑賞や知らない街での飲み歩きなどたくさんあるのですが、一番好きなのは中学からずっと続けているギターの練習と作曲・ライブ活動です。

今でも時々DTMと録音で曲を作って公開したり、ライブに出演してギターを弾いたりしております。

社内イベントへ積極的に参加し新たな繋がりと技術を手に入れる

定期的に開催されている社内勉強会や豆寄席に参加することで、プロジェクト外の方々とコミュニケーションを取ったり、新たな知識を取り入れたりしております。
昨年度は新入社員と中途入社の社員向けのオンライン勉強会が開催されており、設計の基礎やUML記述のルールを改めて学ぶことができたのが良かったです。

情報発信と巻き込み力を大事にしたい

まだまだ技術的に未熟な身ではあるのですが、大事にしているのは「良いと思う実装方式や開発の進め方があれば周囲に発信して巻き込んでゆく」ことです。自分の中だけで完結させず、開発チーム全体として成長してゆけるように、都度情報共有や勉強会を開いております。(特に力を入れたのはUMLの記述ルールと設計以外での活用方法の発信です。)
情報を積極的に発信することにより、チーム内のコミュニケーションも活発になり、円滑に作業を進めてゆけるようになりますし、より良い意見を貰えることも多々あります。

最近はAWSに関心が

AWSの各種サービスに対する理解を深めたいと考えており、特にDynamoDB(key-value 型・ドキュメント型NoSQLデータベース)をプロジェクトで活用してみたいです。
日々大量に発行される飲食店の売上データを全てリレーショナルデータベースで管理しようとすると膨大な容量が必要になり、読み取り・書き込み時のデータ変換処理に必要なリソースも馬鹿になりません。データを変換することなくJSONの形式のまま保管できる点が魅力的ですし、RedshiftやAthenaと組み合わせてデータ分析できる仕組みも作ってみたいです。

現在は、フルリモートワークのお陰で浮いた通勤時間を活用して、AWSの資格の学習をコツコツ進めています。若手社員は資格報奨金が通常よりも多くなるという制度があり、勉強のモチベーションになっています。(サイズ感的に良い置き場所がなかったので漫画版ナウシカも同じ棚に収納してしまっておりますが、ナウシカもまた私の大切なバイブルです・・・。)

開発×教育が出来る技術者になりたい

開発と教育の両方ができる技術者になりたいです。
まずは、現場での開発の工程を通して設計・実装・テスト・レビューの実力を培い続けたいです。
そして、開発を通して得たノウハウを周囲にアウトプットし、教育を実施する機会を必ず設けたいです。(開発チーム内での勉強会の実施・技術講師の仕事のいずれも)
周囲の人たちに技術力という価値を与え共に成長したいですし、アウトプットすることにより自分の中で知識が整理整頓されることを実感するので、大切にしたいと考えています。

豆蔵に関心がある方にメッセージ

新しい技術に興味がある人、技術力を身に着けたい人にはぴったりの会社だと思います。
社員の皆さんは技術が好きな方が本当に多く、興味・関心により特定の分野に秀でている方と話す機会があると毎回とても楽しく、良い刺激を受けます。
私のように自分を鍛え上げたい人にも、既に持っている何か尖った能力を活かす場が欲しい人にも是非おすすめしたい会社ですね。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
弊社にご興味をお持ちいただけましたら、こちらの採用ピッチ資料や採用サイトに詳しいことが記載してありますので、ぜひご覧ください。

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