悔しいという気持ちがあるから、人は成長するのだと思う。
2020.7.13 mon 曇りのち雨
プールが大好きなあーちゃん。ですが、まだ水面にお顔をつけることができません。
本人曰く、まだこわい、とのこと。
一瞬つけることはできるのですが、それ以上は無理なのだそうです。
5月、6月、プールに行く機会が頻繁にあったので、「お顔つける練習しよっか」というものの、「えー、まだこわいぃ」とビクついてしまっておりました。
7月になって、保育園でスイミングスクールに連れて行ってもらい、コーチに指導してもらったときも、水面にお顔をつけるチャレンジをクラスメイトのみんなとやったようなのですが、このときもできなかったというあーちゃん。実はこのことは後から知ったのですが、自分だけ付けられなかったことがとても気になっていたようなのです。
妻とあーちゃんがお風呂に入ったときのこと。
台所で食器を洗っていたら、お風呂場から、泣きじゃくる声が。
「こわい、こわいよー、うぅ、こわいよー」
なにが怖いのだろうと疑問に思うも、すぐには駆けつけず、妻に任せてました。
そうしたら、お風呂場から、妻の呼ぶ声が。
「パパー、来てー、あーちゃんが見せたいものがあるって!」
なんだろう?と駆けつけると、さっきまで泣いていた顔がウソのようなニンマリした顔で、あーちゃんが、
「見ててね!」
と、湯船の水面にお顔をガバっとつけるではないですか!!
「おぉぉ!!」
ちょーびっくりしました。驚愕!感嘆!
あれだけ、水面に顔をつけることを拒んでいたあーちゃん。
とうとう、水面につけることができたのです。
「あ、そういうことか。」
さっきまで「こわいよー」と泣きじゃくっていたあーちゃん。
実は、水面にお顔をつける練習をしていたようなんですね。
でも、怖くて付けられない。
おそらくつけることができないことがどうやら悔しかったのでしょう。
実は、このように悔しがることが今回が初めてではありません。
雲梯にぶら下がるのが大好きだけれども、雲梯の高さが本人が思ったよりも高いと怖くてジャンプすることができません。
でも、はたから見ると、以前ジャンプできていたような高さなので、
「この高さなら、飛べると思うよ」と勇気付けると、
飛ぼうとチャレンジするのですが、怖がってしまい、飛べないのです。
このときも、「こわいよー」と泣きじゃくっていたのですが、やめようとしないのです。何度も何度もチャレンジしては「怖いよー」の繰り返し。
「もうやめる?」と聞いても、首を横にブンブン降って、またチャレンジします。
そう、怖いけど、チャレンジするのです。なぜなら、
悔しいから。
きっとそうなんです。本人がそういう感情を抱いているとは気づいていないかもしれませんが。
この前の自転車もそうでした。
悔しい気持ちがあるから、またやってみようって怖くてもチャレンジするんでしょうね。
そして、とうとうできる日がやってくる。
今回、お風呂場での練習がそうでした。
できるようになったあーちゃん、嬉しそうに何度も何度もやってみせます。
それを見て、私も嬉しくて、ついウルッとなってしまいました。
子供を通じて、この悔しいという感情は、人が成長する上で必要なんだな、大切なんだなぁと、すごくすごく、感じた貴重な時間でした。
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