今更ながら、”オッドタクシー”は人情物語だった。
アニメ『オッドタクシー』を観た。
動物世界のゆるい物語かと思っていたら、とても深くて、人間味の溢れる内容だった。
アイドルや動画クリエイター、看護師に警察官、公務員に学生も。
そして、タクシードライバー。
それぞれ抱えいるものは違うし、正義とか関係なくやり遂げないといけないことがある。
でもそれは、自分の中での思い込みだったり、過去に影響されたことが、今の行動に現れることが大きいと思った。
この物語の中で、自分に言われているような、そんな場面があった。
「不特定多数の人から注目を浴びたい、他人に認められたいのは、自己肯定感低かったり、自信がないから。
自分で自分を認めてあげることができないけれど、そのくせ自己愛が強い。
自分に対する、極端な否定と嫌悪。
普通の人は、そこまで自分に興味ないんだ。」
自分が信じられる人だけに認めてもらえれば、それでいい。
現代社会に生きる人間の、心の闇が描かれていて、少し悲しくなった。
でも、最後まで見てこそ、全ての意味が分かったし、このアニメの温かさが詰まっている。
読んでくださり、ありがとうございました^^