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地方の中小零細3代目はつらいよ。その5 帝王学を学ぶ

こんにちは。地方の中小零細企業の3代目社長(予定)のまめです。

前回の内容は地元への期間前の準備でした。家業に結構な額の借金(借入と書くとビジネスっぽくて悲壮感が薄まりますね)があることがわかり、その削減をゴールにしました。

さて今回はその目標に向かっていくために学んだことです。私は勝手に自分で「帝王学」とエラそうに呼んでいます。会社の経営というものは、書籍や理論などが無数にあることが示す通り、正解があるようでないものだと思っています。では経営とは何かというと、目の前にある問題を一つ一つ解決すること、そして将来どうしていくかを考える、この2つが大事なんじゃないかとこの10年で感じました。結局のところ問題解決の判断も、将来のためにどうするかを基準に考えるので、もしかすると大きなゴールをどうするか決めることが一番大事なのかもしれません。

私は6年くらいあまり責任のない立場でのサラリーマンをやってきて経営者になったので、「何かを判断する」経験が圧倒的に不足していました。そこで地元に戻ってまず最初に3人の方に先生になってもらいました。

1人目は経営者の先生。義理の父です。(実父ではなく。)実は結婚と地元への帰還をほぼ同じタイミングでしました。私の奥さんのお父さんも経営者で、企業の整理や倒産の処理といったイレギュラーな会社経営の経験が豊富な人で、主に経営判断の仕方、考え方を教えてもらい、迷った時のアドバイザーとして頼りました。

2人目は税理士の先生。私の会社には経理担当がいましたが、銀行から出向してきた人だったので、知りたいことは聞けば何でも教えてくれましたが、出向してきている銀行員なので経営者視点やグレーなことを教えてくれることはほとんどなかったです。なので、こうした方がよい、ああした方がよい、実はこんな方法もある(主に節税)というような教科書にないことを学ぶために税理士の先生に教えを請いました。(義父の紹介ですね。)

3人目です。ここがポイントです。地元の名士でもある大ベテランの弁護士の先生です。法律を学ぶとおもいきや、この先生からはまさに帝王を学びました。

前のnoteでなくなった先代社長の弟の話をしました。会社を乗っ取ろうとする大叔父(本編における悪役)です。実はこの弁護士の先生、過去に大叔父と色々仕事をしており、祖父がなくなってすぐにも、この先生を使って会社の資産をよこせと訴えてきました。その時はこちら側に争う意思がなく、なすすべなく資産を取られてしまいました。

やられたままでは癪だし、今後戦うことは明らかだったので、私はこの先生を味方につけてしまうことにしました。この先生はなんと義父とかなり深い繋がりを持つ人だったので、会社と顧問契約を結んでもらいました。そしてこのことをきっかけに、お家騒動が過激化していくことになります・・・

長くなったので続きます!!

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