モロッコ生まれだけれど、シンガポールの人気お土産 -Bacha Coffe-
こんにちは。シンガポール暮らしのわん吉です。
さて、シンガポールで人気のお土産と言えば、なんでしょう?
オーチャード通りを歩く観光客のみなさんが持ってい紙袋から推察すると、それは「Bacha Coffee(バシャ・コーヒー)」です。
インド系のおじさんも熱く語る、シンガポール土産No. 1
ある日、街中でインド系のおじさんが熱く語っている場面に遭遇しました。
「Bacha is the best souvenir in Singapore!(シンガポールのお土産なら”Bacha"だよ!」
インド系のおじさんの力強い声は、ただすれ違っただけのわん吉をもうならせるほどの熱量。「やっぱり人気はバシャコーヒーだよね」と確信した瞬間でした。
じつはモロッコ生まれの高級コーヒー「バシャコーヒー」
そんなバシャコーヒーはなんとモロッコ生まれ。35カ国以上の産地から取り寄せた世界最高品質のアラビカ豆を扱う、アラビカ100%のコーヒー専門店です。
始まりは、さかのぼること1910年。モロッコのマラケシュに建てられた美しいダール・エル・バシャ宮殿に、バシャコーヒーは誕生しました。
当時、宮殿には、映画監督のチャップリンや作曲家のラヴェル、ルーズベルト米大統領やチャーチル英首相といった政治家や文化人たちが集い、キラキラ輝くアラビカコーヒーのポットを囲んでいたそうです。
その後長い間バシャ宮殿は閉ざされていましたが、2017年、以前の繊細な装飾をよみがえらせて博物館として復活。その中庭に登場したのがバシャコーヒールーム&ブティックです。
バシャコーヒーの海外一号店がシンガポールに
ところで、なぜモロッコのアラビカコーヒーがシンガポール土産に?
それはどうやら2019年、シンガポール随一の高級ショッピングモール、ION Orchard(アイオン・オーチャード)に、バシャコーヒーのコーヒールーム&ブティックがオープンしたことのよう。海外進出一号店でした。
バシャ宮殿を思わせる輝くようなゴージャスな店舗。豪華な空間で味わう洗練されたアラビカコーヒーが、きっとたくさんの人の心をつかんだのでしょうね。
シンガポールのバシャコーヒーは、高級紅茶ブランドのTWGを有するV3 Gourmetが手がけていて、現在では高島屋、マリーナベイサンズ、チャンギ空港など9店舗の展開。
世界ではフランスやカタール、マレーシアなどにも出店していますが、ダントツに店舗数が多いのがシンガポールなのです。
本場のモロッコは行きたいけれど遠し。シンガポールこそバシャコーヒーに会える一番の近道ということで、シンガポールの人気お土産になっているのでしょう。
20種類のラインナップ。コーヒー好きなら、シングルオリジンがおすすめ
ショップに行くと、整然と陳列されたキラキラの箱たちに圧倒されます。
並んでいるのは、シングルオリジン、ブレンド、フレーバーのアラビカコーヒー20種類。たくさんありすぎて迷うので、スタッフの方におすすめを聞いてみました。
「コーヒー好きならシングルオリジンをぜひ!新しい味覚を試してみたいならフレーバーコーヒーをぜひ!」とのアドバイスをいただきました。
お土産でもらったらテンションも上がるキラキラパッケージ
以前、台湾に暮らしていた時、「シンガポール土産だよ」といただいたバシャコーヒーのキラキラ度合いに、度肝を抜かれたことを思い出します。
フレーバーコーヒーの「Singapore Morning」でした。耳掛け式のドリップ12袋入り。
その時の感動はこちら↓↓
別のフレーバーコーヒー「I Love Paris」は、今までに味わったことのない新しい味覚と印象。今度はぜひシングルオリジン系も試したいです。
日本には未上陸ですから、シンガポール土産としての価値は十分。とはいえ一箱30シンガポールドル(3200円ほど)なので、ホイホイとは買えませんけど。。。
↑
このような感じのアジアの食べ物系記事を、おいしいベトナム料理屋さん「ピーフォー」さんのサイトに連載しています。よかったらぜひぜひご覧ください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?