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無国籍映画【詩】

日本製無国籍映画のような世界が眼前に広がっているのを見るにつけこれは夢ではないと二度呟いた。藤子不二雄のどちらかが好きだったようにわたしも西部劇が好きなのだ。だがわたしは本物のアメリカ製西部劇は好きくない。やはり日本の、日活の無国籍映画でないと心に響かない。
ジョーなのだジョーがいないといけないのだ。ジョー! カムバック!! と叫びたい。否、実際に叫んだのだがここは日本。誰も振り返ってくれない。寂しいではないかいつから薄情になったのだわがニッポンは、と言うのはイケない。何せここは無国籍なのだから。どこにでもありそうでどこでもない世界である。
そんな世界でわたしは詩を書いている。
 
ジョー! カムバック!! 


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