見出し画像

日本のシリコンバレー礼賛主義に関して

こんにちは、mamekaです。今回は、「日本のシリコンバレー礼賛主義に関して」について考えていきたいと思います。

「日系企業とシリコンバレーの企業の組織風土は驚くほど違う。日系企業は終わっている」

という記事を見ることが、少なくないです。これはどういう意図で書かれているのでしょうか?

確かに、Google, Apple, Facebook等、シリコンバレーを本拠地としている企業で、今や、デジタル経済圏で多大な影響力をもっています。

私も、新規事業創出の仕組み・プロセスを学びたくて、シリコンバレーの企業に訪問して、米国の大学のプログラムで、起業家精(entrepreneurship)に関する論文を書きました。


そこで、シリコンバレーの企業とは、圧倒的なヒト・仕組み・組織(風土)の差を感じました。これらの点は、素直に学び取るべきだと思います。

しかし、今回のコロナ禍でお分かりの通り、日系企業は、従業員を簡単にリストラしたりはしません。(規制や法律の問題でしょう?という声もあるかと思います)

なぜ、そのようなことができているかというと、

『日系企業の経営者は、(グローバルでみて相対的に)その企業に対して、当事者意識をもって、経営に取り組んでいるから』


だと思います。

それが企業の存続を脅かすほどの大きな意思決定になればなるほど、
意思決定は遅れると思います。従業員も、周りの従業員に気を配り、配慮して、意思決定のスピード感も遅くなります。

周りの意見に流されて、シリコンバレー礼賛主義になっている人が多いと個人的には思います。
「もうダメだ」と諦めるのではなく、1人1人が前を向いて、論点を正しくセットしましょう。

個人的には、「仕事に私生活の人間関係の感情を持ち込んでいる」「ムラ社会の感覚でいる」ということが論点かと思います。
グローバルの感覚からすれば、「ムラ社会の感覚でいる」ことは、到底ありえません。

周りにいる方々の個性とその人の価値観を尊重しましょう。
そうすれば、仕事の人間関係で悩む心配はないと思います。「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と分けることで、
組織風土がよくなっていくのではないでしょうか?そのためには、しっかりとした倫理観も必要だと思います。

シリコンバレーでは、連続起業家(シリアルアントレプレナー)の『いくつ会社を潰した』が礼賛されますが、
その背景にいる、従業員にはあまりフォーカスされていません。あなたが、従業員の立場だったらどう思いますか?


http://braindump.jp/にブレインダンプの記事をまとめております。 ユーザーの皆様の目標達成に役に立つアプリであることを目指して誠心誠意取り組ませていただきます!!