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企業経営 ゴーイングコンサーン

「企業は誰のものか?」という問いに対して、皆様は考えたことがありますか?


2020/5/3日経新聞に興味深い記事があったので紹介します。

・新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した独アディダスは、2020/4/1から政府支援(賃金の一部補填)の元、従業員1200人の雇用を維持する
・この逆風下で、独アディダスは、約1200億円の自社株買いを発表するも、撤回する
・一方、株主の要望通り、株主配当は、増額を検討する
・政府系金融機関から株主への無配当を条件に融資を受ける

欧州は、米国ほど、株主至上主義の経済ではありません。
しかし、コロナ影響下でのこの一連の流れは、
ステークホルダー経営への歩みの一歩だと捉えることもできます。


世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)では、
行き過ぎた株主至上主義経営からステークホルダー資本主義に
移行すべきだという議論に多くの企業が賛同しました。

米エデルマンによる世界12カ国の消費者を対象にした調査では、
「公共より自社の利益を優先する企業は永遠に信頼しない」という
問いに対して、「そう思う」の回答は71%にのぼりました。


リーマンショック後、このような言葉が囁かれました。

『リーマンショックを引き起こしたのにも関わらず、その本人達だけが利を得ている』


改めて問います。
企業とは誰のものなのでしょうか?
コロナショックでは、私たちは過去の反省を活かせるのでしょうか?

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