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アフターコロナに向けた スタートアップ起業の思考法

今回は、アフターコロナに向けてスタートアップを立ち上げようとする方向けに参考になる情報と私なりの考えを共有したいと思います。

私たちは、学校で景気循環は、以下の通り、繰り返し行われるということを学びました。

キチンの波、ジュグラーの波、クズネッツの波、コンドラチェフの波

不景気がこないことはあり得ません。その中でも、景気が底を打った状態から、新たなイノベーションを生み出す企業が創出されているいうのも事実です。

Uber、AirBnB、Slack

以前、リーマンショックを経験したこともある、上場している投資会社の創業社長と話す機会がありました。その内容を共有したいと思います。

「私の社長仲間が経営する会社は、次々と倒産していった。私の会社が倒産しなかったのは、もしかしたら、“運”の要素もあるかも知れないが、その都度『判断』をして『決断』した結果だと思う」

生き残る企業の条件は、まずは、置かれている業界といった環境に大きく左右されることは間違いないと思います。
しかし、その中でも、冷静に自分の置かれている状況を分析し、諦めずに次の対策を打つことが必要ということを改めて考えさせてくれるコメントを発見しました。

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[WealthNavi CEO & Founder 2020年05月04日 NewsPicksへのコメント]

"私の周りを見渡してみると、スタートアップは、事業領域によって3つのタイプに分かれ、それぞれ全く状況が違います。
第1のグループは、今回のロックダウンによって事業領域そのものが停止しているケース。
東京オリンピックによるインバウンド需要を取り込むべくアクセルを踏んでいたスタートアップでは、
1月と比べて4月は売上が95%以上落ち込んでいる例もあります。
このような需要消滅は、スタートアップだけでなく、
連日報道されている飲食店や航空会社も同じです。これは不可抗力であり、
経営陣が優れていても避けられるものではありません。
政府の緊急融資などで、とにかく事業と雇用を守ることが優先です。
第2のグループは、ロックダウンによって、むしろ売上が増加しているケース。
こうしたスタートアップは、産業のデジタル化(DX)の推進役であり、
ロックダウンによって産業の変革がむしろ加速する波に乗っています。
これもスタートアップだけでなく大企業でも同様です。
AmazonなどのEC、Uber Eatsなどのデリバリー、
Zoomなどのビデオ会議の急成長は連日報道されていますし、
日本ではこれからオンライン診療も伸びてくるはずです。
第3のグループは、上記以外のケース、つまり幸運にも需要消滅は免れているが、といって成長が加速しているわけでもないケースです。
スタートアップは赤字覚悟で急成長を目指す存在ですので、
この場合には相当の経営手腕が問われます。
急成長を目指せる別の事業領域にピボットするのか、それとも今の領域に留まり、
再び急成長が目指せるタイミングまでコスト削減と資金調達で耐えるのか、
取りうる戦略は大きく分かれ、後になってみないと正解はわかりません。
このようなとき、シリコンバレーの有力VCであるYコンビネーターから、
Airbnbが出資を受けた時のエピソードを思い出します。
Yコンビネーターは、Airbnbのビジネスモデルに懐疑的だったのですが、
創業者たちが「コーンフレークを販売して生き延びた」という話を聞いて、
「ゴキブリみたいだな!」と感心して出資を決めた
そうです。
このエピソードは、起業家はどれほどの困難に直面しても
とにかく生き残ることが大切だということ、
投資家はどれほど優位な立場でも新しいビジネスモデルに
謙虚であり続けることが大切だということを、私たちに教えてくれます。"

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アフターコロナに向けて、起業をするにしてもしないにしても

自分の中の状況とそれに対する方向性を見つめ直すときなのではないでしょうか?そして、AirBnBの実例でもあるように、

創業者たちが「コーンフレークを販売して生き延びた」という話を聞いて、
「ゴキブリみたいだな!」と感心して出資を決めた

とあるように、ハングリーさも必要ですね。

そして、アフターコロナの状況でも、意識することは変わらないと考えています。

何か行動を起こしたいという場合には、上記も参考にしてみてください。


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