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整理収納って、社会学かも?

社会学が好きです。
素人の発言なので何の裏付けもないし
大体こんな感じ~とライト考え方しかできませんが

社会学の「否定しない」というスタンスが好きです。

なんで急にこんなこと書きだしたかというと、昨年末、風邪をこじらせて喘息になり​、強制的に家でのんびり過ごす時間があったので、NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』をkindleで読みました。番組も拝見したのですが、もう少し詳しく知りたいなーと思って。
実は大学でもひっそりと社会学を専攻はしていたのですが、時を経て私自身の経験値も上がってる(と思う)し、もっと俯瞰で物事を見れる年齢になると受ける印象が違ってみえて。
とても面白く読むことができました。
と、内容については私が言うまでもないので、ここでは社会学について私がちょこっと思ったことを書きます。

社会学のことを説明するときに、よく
「常識を疑ってみる学問」と紹介されたりするのですが、私はちょっと違うと思うんですよね。

社会学って「ある現象をあると認める」ところがスタートで。
現象はあるんだから、じゃぁその現象はどうして起きるのか、だったらそのバックボーンを探ってみよう、という知識の連鎖こそが社会学だと思ってて。常識を疑うというよりは、常識と言われていることに隠れている事象を掘り起こして探求していく学問だと思うんです。

だからなんだよーって言われればそれまでなんですけど(笑)

でも「あることをあると否定しない」って、実際はなかなか難しいじゃないですか?
人と会話していてもそう。否定せずに相手の話を聞くって、結構難しいし。
仕事でもそう。私は整理収納アドバイザーとしてお客さまのお家のお片付けのお手伝いをしていますが、否定しないって基本中の基本だからすごく重要で難しくて。もちろんプロとして意見を言わないと仕事にならないところもあるので、そこは要点を抑えてしっかりと言う。でもそれがお客様の意見や生活を否定することになってはいけない。


常識を疑うのではなく、常識にとらわれない。

常識がそもそも自分に合うとも限らないんだから、だったら実際に目の前に存在するお客様の「生活」の方にフォーカスを当てて、分析してアドバイスする。お客さまも生活も、否定しない。

今の仕事にストンと落とし込めた気がして、とても参考になりました。
ディスタンクシオンは他にも考え方の面で整理収納に通じるものを感じたので、それもおいおい書いていけたらいいなと思います。

あとは、実践だな~。
これが、わかっていても難しいんですけど、ね。


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