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繊細なひと用

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2021年1月の記事一覧

美容室

三か月ぶりに髪を染めに、美容室に行った。綺麗な明るい茶色に染めてもらった。美容室というところは、とても気を使ってしまう。寝起きの髪はボサボサだけどヘアオイルはつけないほうがいいだろうか、眉毛をきれいにしなければ、襟のない服を着よう、美容室についたときに汗をかいていないように余裕を持って家を出よう、でも早く着きすぎるとお店に迷惑ではないだろうか、しかし予約時間ぴったりなのもいかがなものか・・・と、行

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こころをころす

幼稚園時代は、授業をさぼって園長先生と散歩をしていた。

小学校時代は、だれとも仲良くなりたくなくて、図書室でからすのぱんやさんを読んでいた。

中学時代は、まあまあだった。

高校時代は、思い出したくないことが半分、素敵な出会いが半分だ。

そんなかんじだったけど、家に帰れば大好きな両親がいて、安心で、守られていた。おかあさんは私にとって親友だった。

でも両親は、「こんな場所、はやく出ていくべ

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アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは、親の期待に応える生き方に縛られ、自分自身の感情が分からなくなり、現在の生活に支障をきたすひとも含まれるそう。

私は完全にこれである。暴力を振るわれたこともなければ、親がアルコール依存症だったわけでもない。私が繊細であるがゆえに勝手にアダルトチルドレンになった。調べれば調べるほど当てはまってしまう。親が悪いなど、一ミリも思わないことが、さらに拍車をかけるのだそう。

親のた

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繊細をやめる

頭の中にはしっかりとした自分の意見がある。それを家族や友人に話すと、「間違っているよ」「ずれた考えを持っているね」「変な人」と、ずっと言われ続けてきた。大学時代の友人の恋愛相談を受けていても、「つぐみちゃんの意見は間違っているよ、人にアドバイスしない方がいい」と、散々言われてきた。いつしか、思っていることを誰にも言わなくなった。というか話せなくなって、何にも興味のないふりをした。だれの人生を生きて

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