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何から話そうかな4

2022年、中3の娘の進学希望先は神山まるごと高専。

北海道旭川市在住の娘が徳島県の神山町に開校予定の学校を目指したいと言った。

娘は小さい時から感受性が高く、2歳の時にはドキュメンタリー見ては、かわいそうって泣いたり、小学校の絵には、暗黒の気持ちだったのか黒とか紫とか赤とかで芸術的に表現されていたことがあった。一方で、生まれた時からずっと一緒に住んでいるじーちゃんとあーたん(おばあちゃん)に可愛がられ、町内会のアイドルに。夏祭りでは、カラオケ大会に出場したり、屯田祭りでは太鼓を叩いて、踊って跳ねて、町内会では有名だった。中学校は附属中の受験をしたいというので、応援したが、動機が面白い。中学受験=合格したらかわいい制服っていう勝手な妄想が動機。よくよく調べると私服。ちょっぴりショックだったけど、頑張って合格。そんなキュートな子だ。

次女が、神山まるごと高専を受験したいと言ったことに母はあまり驚かなかった。それより、遠い、学費、全寮制、家計、と現実的なことが頭をよぎった。どちらかというと、「行けるなら行ったらいいよ」の気持ち。

とっても魅力的な学校だったから。

それからと言うもの、イベントにはオンラインで必ず参加して、開校前の情報を集めた毎日。
家族でキャンパスツアーにも行った。
この目で確かめてきた。
神山町は本当にすてきな町だった。
神山まるごと高専はやっぱり魅力的な学校だった。
行ってよかった。
娘の気持ちも高まった。

こうして娘は、サマースクールにも行って、本気で神山まるごと高専を受験することに決めた。

そんな娘を応援しながら、自分の仕事をしていると、公教育の限界にいつも直面する。将来社会に出ていく子たちに本当の意味で夢を持たせることができているのか。これから必要なことって、神山まるごと高専みたいなことなんじゃないかなって、本当に自分のマインドが揺れる、揺れ続ける毎日だった。

だからこそ、転職を考えた。
このままで自分が楽しいか、満たされているか考えた。

自分の中で色々なことが動いている実感があった。

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