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世の中は(ほぼ)エロでできている

最近気が付いたことをそのままタイトルにしてみました。
世の中、エロがなければこんなに発展していないのではないか、と。
そこから話を広げて、ヨガ的なエロスのことにも触れてみたいと思います。あくまでおふざけ話題としてお読みください~。

エロで発展した世の中


VR(Virtual Reality)がここまで発展したのは間違いなくエロのおかげだろうと思っている。
私が言いたいのは”エロいことをするためにVRを開発した”のではなく、“VRの技術でエロいことをしたら絶対儲かるからこの分野で予算が取れる”という面でそっちばかりのコンテンツが発展したんだろうな、ということだ。

家庭用ビデオデッキやインターネットの普及もエロ画像を過程で見たいという欲求から広まったと言われているし(参考サイト:https://fujob.net/magazine/archives/3044
すべてはエロい欲求に男性が素直にお金を落としてきた結果だろう。

さらに最近関心した(?)のがTikTokの広告。
男性向けのダイエット商材だが、冒頭の2~4秒はミニスカの女性の太もものアップだったり、胸の谷間の映像が流れた後に本題の商品が出てくるのだ。
まずはエロで目線を引き付けて、それから本来の目的を見せる。
こうやってまとめると男性軽視っぽいのだが、やはり男性相手に商売をするにはエロをネタにするのが一番手っ取り早いんだろう。
うちの夫もほぼ性欲はないが、おっぱいは無意識でみてしまうと供述している。
では、今まであまりスポットライトを浴びていなかった女性目線のエロはどんは発展をしてきたのだろうか?

セクシャルウェルネスとセルフプレジャー


フェムテックという言葉が急速に広まったのは確か2年位前だろうか。
ユニクロのフェムテック下着のおかげで認知度が上がったが、逆にフェムテック=生理に関すること、と思っている人も多いのでは。

フェムテックとは生理だけでなく、セクシャルウェルネス、妊活、産後のケア、不妊や妊娠期のQOLなど女性の健康に関するすべてが対象になる。
フェムテックのおかげで今まで我慢すべきだと思っていた不快なことや、タブー視されていたことを声に出しやすくなって、いい時代になったなぁなんて思う。
これらの背景にはやはり女性が自分で稼いで自分にお金を使えるようになった、という背景もあるだろうなと思う。
女性の声が通常のボリュームに近づくのはいいことだ。
(ちなみに、日本のフェムテックは女性=「消費者」という視点しかない、という懸念もあるがそれはまた今度ゆっくり・・・)

セルフプレジャーとは

自身の喜び、ということで簡単に言うと自慰行為のことを女性の間ではこう表現している。だって言いやすいじゃん、セルフプレジャー。
ちなみに江戸時代から大奥などで張形を使用していたという文献が残っているらしい。当時の奥様方はなんて呼んでいたのだろう。

ちなみにセルフプレジャーという言葉が市民権を得た理由に、セクシャルウェルネスが大いに関係する。
セクシャルウェルネスとは「セクシュアリティに対して身体的、感情的、精神的、社会的にも健康な状態であること」(WHOより)を指し、健康を維持するためには性の喜びも重要な項目だよねって世界のお偉いさんたちが表記してくれたのだ。
セクシャルウェルネスは性の喜びは他人に任せてちゃだめ、自ら積極的に性の喜びにかかわっていくことが大事、というメッセージも込められている。
これにより、多くの女性起業家たちがスモールビジネスを立ち上げ、「女性の、女性による、女性のための」スタイリッシュなセルフプレジャートイや、ローション、膣トレグッズなどの多くの商品が生み出されるようになったのだ。

残念ながらほんの10年前までは女性の性欲は男性の好奇心に晒され、健全とは程遠い存在だった。
過去の歴史で医学的に女性には性欲がない、とまでされていた時代もあったらしい。(詳しくはコテンラジオの性の回を聞いてほしい)
やっと最近になって性欲は恥ずかしいものではないと声に出して言える土壌が育ってきている。
もちろんまだまだ一般化されていないし、こう書きつつ私もセルフプレジャートイを持っているわけではない。(ほしい!)
でも、男性目線で開発されていないトイはネットで見ていても不快な気持ちにならないから不思議だ。
「他人に任せない」つまり男性に使ってもらうこととを第一にしていないことが安心感を与えるのだろう。
だって今まで女性は身を任せるという選択肢しかなかった。
これからはどんどん女性のためのエロコンテンツが発展してほしいと願っている。

ヨガ的視点のエロ、エロス


ヨガでエロといえばタントラとかクンダリーニヨガという単語を思い浮かべる人が多いのではないかと思うんで先に言っておくと
タントラとかクンダリーニはエロいヨガではない

なぜなら、を説明する前にチャクラの話をしたい。
第2チャクラ、スワディシュターナチャクラはあらゆる喜びとつながっていると考えられている。そこには性だけでなく、音楽や文学、芸術、踊り、味覚なども含まれている。
確かにこれらは全部、生きる喜びだ。
んで、この第2チャクラを活性化させる目的でアーサナや瞑想をするのがクンダリーニヨガなのだ。

しかし、性は喜びだけでなく恐怖の感情も孕んでいると感じる。
爆発的なエネルギーだし、制御できないと感じる人もいるだろう。
タントラ哲学には、その恐怖を瞑想や身体訓練で取り除き、正しい性の喜びを知る術なんかが記載されている。
いつのまにかそれが独り歩きし、性のヨガなんてイメージがついちゃったのだろう。

というわけでこのタントラ哲学がベースにあるヨガでは、エロは悪いものではなく、むしろ崇高なものとして扱っている。

だけど、個人の欲にとらわれたセックスは性エネルギーを正しく使えていないという理由で推奨していないそうだ。

この判断って難しいけど、なんとなくわかるような気がする。

ただの性欲でのセックスやエロい行動はなんかむなしいというか、消費した(もしくは消費された)って気分だけど、
いいセックスは自分の中のバランスが整うような、そんな気分になると思うんですけど、皆さんどうでしょうね。ぶっちゃけて書きすぎですか?

ここで豆知識です。
セックスで男性は射精しないのがプロのヨギーだ。
そのエネルギーを第2チャクラから第7チャクラまで押し上げることが訓練の一つになるからだ。
強いエネルギーを脳に回し、チャクラを活性化。
専門用語でいうとクンダリーニをシャクティするということで、スーパーブレインになれるという考えだ。
医学的には×なので、現代ではむやみやたらな射精はNGとしているそうだ。

そういえばリシケシで、やたらとインドの寺院は男性器と女性器の結合した像ばかりおいていあるなぁと思っていたら
男性性と女性性の融合は陰陽のバランスが完全にとれたものとして信仰の対象らしい。
伝統式ハタヨガも陰と陽のバランスを整えることを目的としている。

二極化した概念が均衡している状態が神に近いものとされてきたんだろうなぁと感じた。

最後に

なんかエロの話ってタブー視されているけど、だからこそ向き合うものではないかなぁと思っています。
正しいエロは世界を救う、はず!

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