「どうして学校に行くの?」と子どもに聞かれたら…①
ゴールデンウィークも明け、仕事や学校も始まりましたね。長期休みを挟むと、なんだか休みぼけしてしまって、なかなか頭が働かない…なんてことはありませんか?
休み明けは「学校に行きたくない」という子もいるかもしれませんし、その逆で、「早く学校に行きたい!」という子もいます。
わが娘は家にいるのが大好きで、華の金曜日にはテンションが上がり、日曜日の夜には「ああ、お休みが終わる〜。なんでお休みは土日月(どにげつ)じゃないんだ〜」とぶつぶつ文句を言っています。
「どうして学校に行くの?」
そんな娘に、以前「どうして学校に行かなきゃいけないの?」と聞かれたことがあります。さらに、「習い事とかみたいに通うのじゃだめなの?」「授業をチケット制にして、好きな時に通うのでいいじゃん!」「勉強なら一人でもできるよ」と、持論を展開する始末…。
「どうして学校に行くのか」この問いは、実は大人でも納得がいくようにいくように説明するのは難しいのではないでしょうか。
私は自分があまり真面目な生徒ではなかったため、娘に胸を張って「学校に行く理由」を答えることは正直できません。
義務教育であることはもちろん、多くの人と関わることで社会性を身につけたり、集団行動を覚えたり、学校に通うことで人間関係を通して世界や視野も広がります。
人と人とが関わり合っていくことで、自分や他人の個性を知り、人間性が育っていく…。それに、勉強だって一人でやる以上に、深い知識や教養が身につく機会にも恵まれます。
おすすめする理由はたくさんあります。
でも、こうした大人が用意した模範解答は、娘の「どうして学校に行くの」という問いに対する答えとしては、満足いくものではないのでしょう。
もちろん、さまざまな理由から、学校へ行けなくなってしまうこともあります。頭ごなしに「学校は行かなきゃいけない」とか、「学校は楽しいよ」「学校はいいところだよ」と言うことが、子どもを追い詰めてしまうことだってあります。
単純な理由として学校へ行くのが「面倒くさい」と思うこともあるし、「もっと寝たい」「家でごろごろしたい」、「ゲームしたい」などと、いうこともあるでしょう。
問題は、この「どうして学校へ行くの?」という問いが、どんなフェーズにあるのか…ということなのではないでしょうか。
そこで、私は娘の問いにもっと向き合ってみることにしました。
▶︎▶︎「どうして学校に行くの?」と子どもに聞かれたら…②に続きます
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