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相談(15)負けず嫌いな子どもへの効果的な声かけは?

「オンラインみんなの子育て相談室」は、
皆様からいただいたお悩みや質問をもとに、
心がちょっと軽くなる考え方のヒントを一緒に考えていく
子育て世代のための相談室です。
解説:かわてみか(み) インタビュアー:高田ともみ(と)

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子どもが失敗したり、負けたりするのを見るのは辛い。
でも、失敗しないように促すことが、
子どもの成長を奪うことになっていないかどうか、点検が必要かも。

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:こちらは、相談13とも関連する質問ですね。

Q. 子どもが勉強やスポーツで失敗したり、間違ったりすると、本人がすごくイライラしてしまうんです。「大丈夫だよ」って言ってるんですけど、それではダメでしょうか。

:ダメじゃないです(笑)。 ただ、「大丈夫だよ」、は本人にとって否定になる可能性がありますよね。

:そっか、本人はすごく悔しいわけだから、大丈夫じゃないんですよね。

:「大丈夫だよ」よりは、「悔しいね」、「失敗したくないんだね」、のほうがいいかもしれないですね。共感してあげるというか。実は、そここそがコーチングポイントだったりもするんです。

:コーチングポイント???

まずは寄り添うってことなんです。そして、”じゃあ、それを達成するためにどうしたらいいかな?”っていう方向に、その悔しい気持ちを持っていってあげるんです。

: これは……! そのときの子どもの気持ちをどっちに向けてあげるかって、親の責任すごく重大ですね!!

:そうなんです。そこで子どもをどちらに伸ばすかは、親の寄り添い方次第なんですね。

:子どもってたいがい負けず嫌いですよね。悔しがってる子どもを見ていると、親のほうが胸がギュッてなっちゃって、いろいろ心配してしまいがちです。

:負けず嫌いなのは、子どもなら誰でも持ってる気質だから、放っておいていいんですよ。忘れてはいけないのは、”頑張ってもできない”っていうのは、子どもにとっても大事な経験のひとつだということです。

:「できない」ことも経験の一つ!!

:このままでは子どもが挫折するんじゃないか……って、お母さんが心配になるのはわかります。でも、大丈夫。大丈夫なんだ、っていうのがわかってくると、だんだんね、子どもが「できない」に直面しているのを見た時、「ヨシヨシ」ってなると思いますよ(笑)。学んでる学んでる(ニヤニヤ)って。

:なるほど〜。ものすごく納得です。

:みんな自分一人で生きるわけじゃなくて、誰かと生きていくわけですよね。だから、自分の気持ちでも行動でも、自分と相手とのココを中間点にする、とか、本当はこうしたいけどここまではOKかな、とか、自分で折り合いをつけていくことを学んでいくんです。

:はい。

:親からすると、放っておくことで、”失敗させてる”っていう罪悪感が生まれることもあるかもしれない。失敗するってわかってて、見てるのは辛いですよね。

でも、その子にとっては重要な学びだったりもするんです。だからそこは、大人が邪魔をしない。”失敗からも学べる”って、子どもを信じてあげることです。

:最後にものすごくずしんときました。みかさん、ありがとうございます!

この オンライン子育て相談室は、
市民団体「ママと暮らしのデザイン社」
との共催で開催した
インスタライブをもとに再構成したものです。

解説: かわてみか(おやこコーチングmamanoria) 
HP  https://coaching-ehime.com/
取材: 高田ともみ(編集者/作文教室の先生)
Note  https://note.com/tomomitakada
協力: 視聴者の皆さん

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