大学編入学について

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私は高校卒業後、通信制短期大学に進学後、3年次編入にて大学の人文系学部に入学しました。

ここでは、編入学について概要をだだだ!っとお話します。
(あくまで私の体験ですので、編入を検討されている方は参考の1つ程度にしてください。また、私は人文系の学部に編入したので、理系編入とはまた雰囲気が違うと思います。なんにせよ、複数の情報を参考にしてください)

出願までには、なるべく早い段階で下記2点を確認する必要があります。
・いつ出願と試験があるか
・何を勉強する必要があるか

一般の受験にも共通していえることですが、情報をしっかり把握していないと、受験料振り込み忘れた!この教科、対策不要だった!みたいな後悔がつきまといます。

編入学の特徴:
・情報獲得が難しい(=準備・計画、試験対策にひと手間かかる)
・大学、というよりは学部(学科・研究室)が主体で入試を行う
・国公立も含めて、各大学によって試験時期が違う=併願ができる
・自分が何を勉強したいか明確にする必要がある
 (=卒論テーマの方向性をある程度確定している必要がある)

まず、編入学は特に、情報が一般的に広く公開されていません。
そもそも、一般入試のように大学全体で入試を行っていません。各学部(各研究室)による募集が主流なのが編入学の特徴です。
なので、大学の公式受験サイトに載っていないことも多く、学部ホームページの端にちょろりと試験案内が書いているか、最悪その学部のリアル掲示板にて掲示しているか…というほどに情報が少ないです。
一般受験の時は各高校、塾・予備校に情報が出回るので少し調べればわかることが多いのですが、
わからない場合は各学部の入試センターなどに問い合わせてみましょう。

募集要項:3年次からの編入(たまに2年次から可能なところもあります)
募集人数:若干名(何十人も入れることは稀です)
※毎年必ず募集を行っているわけではないので、受けたい大学が募集しているか、必ず確認しましょう!
出願:夏〜秋の初め頃
試験:秋〜冬
※理系編入はこのスケジュールより早めです。

試験時期は大学によってさまざまです。日数もバラバラ。
一般試験と違い、国公立大学が一斉に試験を行うわけでもないので、国公立大学同士でも併願が可能です。

そしてもうひとつチェックする必要があるのが、単位。
募集条件に取得単位数の制限がある場合が多いです。必要な科目がきちんととれているか、科目数は問題ないかなど確認しましょう。
編入試験対策中も、本業の手は抜かないように、バランスよく、計画立てて準備・対策に取り組んでください。

そして、実際の試験対策として何をすればいいか、です。
まず、教科。面接、小論文、各学部の専門科目、英語の中のどれかが課されます。
科目数が少ない分、より深い理解が求められます。
また、英語は民間で行うもの(TOEICやTOFELなど)での代用が可能、もしくは受験必須の場合があるのでご注意ください。

そして!試験の前に大きく立ちはだかるのが志望理由書・研究計画書です。
これは、自分が今までどのような勉強をしてきて、さらに入学後、どのような勉強をしたいかを書きます。
3年次編入の場合は特に、どんなゼミに入って、どんな卒論を書きたいのか、が中心です。
ここで自分が学びたいことについてはっきり示し、それが志望の大学でしかかなえられないことを述べます。
研究内容についてある程度の見識が必要なので、志望理由書を書く時点に達するまでに、既にある程度勉強しておく必要があります。


次に実際の試験対策です!
独学での勉強、もしくは通信・通学による予備校での対策になってきます。

試験は基本的に長文問題です。
専門科目はそれに加えて用語説明が必要になることが多いです。

また、詳しい試験内容や傾向は大学によって異なります。(国公立の2次試験が雰囲気として近いですね!)
ですので、まず過去問を手に入れてください!
そしてここでも、情報が解禁されていないので過去問を手にするのが難しい…という問題が発生します。
各大学に直接問い合わせて取り寄せるか、直接閲覧しに行くことが多いです。(最悪、見せてもらえないことも…)なんにせよ要確認です!

下記では、私の対策方法をお伝えします。

私の受験項目:小論文、専門:社会学、英語(独自)

【独学】
~英語~

長文読解が中心となる試験で単語を覚えるなら、「速単」シリーズがおすすめです。私は「速熟」大好きマンでした。

あとは、受験大学の一般試験の過去問をひたすらやったりして、長文慣れをしました。

~専門科目~

現在いる学部と異なる学問で受験する方はよりハードルが高くなるかともいます。
私ももともと社会学が全く分からない状態で社会学志望をしたので、まずアエラムックの「わかる」シリーズを読みました。

これも社会学の基礎として良いときいて読みました。
(というかこんな感じのものをたくさん読みました)
今いる大学の先生にお勧めの本を聞くのも良いかもしれません。

辞典は重宝しました。ずっとむさぼり読んでいました。
専門科目の単語集・辞典は入学後も役立つので特におすすめです!

あとは、自分の研究テーマに関する本をひたすら読み漁りました。

【予備校】
少ないながら、編入学専門の予備校もいくつかあります。
私はECC編入学院でお世話になっていました。

他には、日本編入学院、中央ゼミナール、四谷ゼミナールなどが挙げられます。
院試専門の予備校で一部対応している場合もあります!
ただ、都市部にあることが多いので、場所的に通いづらい方も多いかと思います。通信コースのあるところも多いのでチェックしてみてくださいね。

予備校は費用がかかりますが、その分得にくい情報が得られたり、スタッフさんにいろんな相談をしたり、志望理由書などの添削をしてもらえたりすることが可能ですので、おすすめです。

(私は高校の時の国語の先生にもこっそり協力してもらっていました…卒業生にも先生でいてくれてありがとう、先生…)


わざわざ、標準とは違う道を選ぶことは大きな勇気も労力も必要です。
けれど、その分自分への自信や成長につながります。

大学編入を志す皆さんが少しでも納得できる人生を選べること、そのためにこのnoteが1ミリでも役に立つことを願います。


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