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私のウニヒピリ

ホオポノポノを実践するようになったのは、ほんの数週間前のこと。

きっかけはすごく単純で、ある夜ふと目が覚めてしまった時に
「あ、今からホオポノポノの本を読んでみよう」となぜか思い立ったのだ。

そのままkindleでよさそうな本を買い、すぐに読み始めた。

真夜中に一人で読んでいたら心がすぐに掃除されるようで
あ、正解だったなって思った。

ホオポノポノについてはそれまでも、ざっくりとは知っていた。
自分なりにやってみたこともあった。
旦那さんが出て行ってしまって絶望の淵にいた頃、
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」
という言葉を、それこそ何千回と唱えたり、
YouTubeで音声を探して聞いたりしていた。
ホオポノポノの意味も、それらの言葉を唱える本当の意味も知らなかったけど、とにかく藁をもつかむような気持ちで念仏のように唱えていた。

だけど、旦那さんも平安も戻って来た今、
どうして急にふと読みたいと思ったのか分からない。
きっと私の魂が導いてくれたのだと思う。

その夜、ヒューレン博士の本でその理論を知り、
それから実践者である幾人かの人の本を読んだ。
数冊のホオポノポノ本をむさぼるように読んで
その後はひたすら、実践。クリーニング。
いつもウニヒピリになんでも話しかけて相談して、
一緒にクリーニングしてもらってる。

始めたばかりのころは、好転反応なのか
こんなに私って自分のこと大嫌いだったの?と思うほどに
ドサドサといろんなものが自分の中から出てきた。
自己嫌悪、自分への罵倒、自信のなさからくる恐れ、周囲の目への恐怖。

とても苦しくて、もうクリーニングなんてやめようかと思ったりもしたけど、ヒューレン博士の言葉は真実だと私のどこかが知っていたから
とにもかくにもクリーニングし続けた。
いつもウニヒピリに語りかけ、抱きしめ続けた。
見せてくれてありがとう。大好きだよ、と。

そうしたら、なんということでしょう。
二週間も経たないうちに、ウニヒピリの膿だしは終わったようで
私の中から不安も恐れも消えてしまった。

すーんと静かな、凪の心。
外では、相変わらずいろんなことが起きているというのに。
仕事であれやこれや、家族や子どもたちのあれやこれや、
ドタバタと忙しいのには変わりない。
だけど、どんな事が起きても、私はクリーニングをするだけ。
そうしたら、人々は驚くほど私に優しくて。
全てのことがタイミングよく起きて
ちょうどよく私のもとへ運ばれてくる。

ああ、これまで私のフィルターが曇っていただけなんだな、と思った。
クリーニングしたら曇りが晴れて
本来の私の人生が見えてきたような気がした。
私は最初から、とても愛に包まれていたんだな、と
気づけたような気がした。


ホオポノポノでは、
自分の目の前で起きる出来事は全て、記憶の再生だと言う。

それも、自分の記憶ではなくて。
この地球が生まれてからの、人類の、動植物や鉱物、ありとあらゆる物が持つ記憶。

地球上の全ての物が持つ、長い長い年月の中で培われたたくさんの記憶が
私の現実を通して、映し出されているのだそう。

つまり、私の現実に起きることは、
必ずしも私の記憶が見せてるわけじゃないかもしれなくて。
それっていうのはつまり、私の現実は私のせいではなく
地球上のいつかの誰かが持った記憶のせいでしかなくて。
そこが、とても気楽で心地よいの。

それらの記憶を見せてくれたウニヒピリは
私にその誰かのいつかの記憶をクリーニングしてほしいんだって。
だからね、
「地球にあったこういう記憶、見せてくれたんだね。ありがとう」
「これまで、全然気づかなくてごめんね」
「許してね」
「あいしてるよ。大好きよ」
そう声をかけて、ぎゅっと抱きしめると
それらの記憶が昇華するように思えて。
記憶がクリーニングされたら、もう同じような出来事は起きないから
すごい楽だよね。
なんか地球のためにいいことしてる気分にもなるし。

私の目の前で起きることは、全て私の責任、なのだけど
私のせいではない。
これってすごい楽な気持ちだなって思う。

しかも、クリーニングしていけば
こんなにも静かで平和な心でいられるのだから。
もう本当にありがたいばっかり。

心が静かで平和だと、こんなにも幸せ度が高いんだなと
最近改めて思っていて。

しゅーしゅーという加湿器の音や
窓から入る日差しの暖かさや
子どもたちの声や
空に流れる雲や
そうした些細なことに、本当に満たされて
感謝があふれるんだ。

私がずっと憧れていた静かで平和な境地に
今、ようやくたどり着けた。

私のウニヒピリはとても協力的で
家を出る直前に「これ持って行った方がいいよ」と
忘れ物を思い出させてくれたり、
行き慣れているはずの場所へいくときにも
「こっちに行くと無駄がないよ」と
知らなかった近道を教えてくれたりする。

心からウニヒピリを信頼しているから、
どんな時も怖くないし不安にもならずに
とても心強い気持ち。

私なら大丈夫。
どんな大波に襲われた時も、
ウニヒピリと一緒なら渡っていける。

私がそんな確かな信頼感を持てるようになったのは
本当にここ数週間に起きた大きな変化。

私をある夜、起こしてくれて
ヒューレン博士の本に導いてくれてありがとう。
私のかわいいウニヒピリに出会わせてくれてありがとう。